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株式会社ジュピター、鈴木靖裕社長 TOPから学ぶ後編

株式会社ジュピター、鈴木靖裕社長

ジュピター屋号で静岡県、茨城県、千葉県に5店舗のパチンコ店を運営している株式会社ジュピターの鈴木靖裕社長のインタビュー後編です。
背水の陣でオープンしたジュピター千代田店、リニューアルしたジュピター石下店、社内の取り組みについてをお聞きしました。
前半はこちらから(株式会社ジュピター、鈴木靖裕社長 TOPから学ぶ前編

平成27年12月25日にオープンしたジュピター千代田店について教えてください。

実は、オープンをグループ各社にすごく反対されて笑。10店舗から5店舗に整理した流れからだったし、新築物件で投資額も大きい。でも、この場所には勝算がありました。だからこそ、本丸の自分が店長役として赴任することで話をまとめました。背水の陣です。

久々の店長就任はいかがでしたか。

住民説明会を開催した時に、地域住民の方に「何で店舗名変えないの?」と言われました。意味が分からず話を聞いてみると、「常総のお店(ジュピター石下店)の評判悪いから、同じ店舗名じゃない方がいいんじゃない?」と言われたんです。

これにはびっくりでした。いつも報告を受けている数字を見る限りは悪い店舗という認識は無かったので。やっぱり、数字を見れば現場が分かるってことは無いな、と改めて思いました。

ジュピター千代田店のオープンした結果は。

過去に経験のないくらい成功しました。正直、マルハンさんやMGMさんに負けていないので、自分たちでもこんなパチンコ店出来るんだ、と自信になりましたね。

この実績を活かして、常総のジュピター石下店のリニューアルを進めれば絶対に上手くと思い、20日間くらい店休して全台各台計数機へ設備変更しました。これも売上2.5倍になる成果を上げています。このノウハウを活かして、既存店のリニューアルを進めていく予定です。

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鈴木靖裕/株式会社ジュピター 代表取締役。1970年生まれ。平成6年にグループの母体であるアサヒハウス工業株式会社に入社。5年間営業を中心に経験したのちに株式会社ジュピターの立ち上げに参画。2016年に代表取締役就任。

素晴らしいですね。話は変わりますが、期待している社員はいますか。

たくさんいますけど、1人挙げるならエリア長の森下くんですかね。新卒1期生でまだ26歳。これからが楽しみです。ジュピター千代田店の立ち上げでは、私が店長役で、森下くんが副店長。1年間みっちり営業のイロハを教えてきました。

26歳とは若いですね。店長の方が年上ですか。

そうですね、しかもかなり。でも仕事って年齢ではないので。年上の部下をマネジメントするために、営業だけではなくて人間性も磨いてほしいです。

最近嬉しかったエピソードはありますか。

ジュピター石下店の鈴木店長ですかね。不採算店の閉店や新卒が入社することでの組織変革など、会社が若返り、変わりゆく中で、自分も変わりたいと熱い気持ちを伝えてくれました。すでに40代半ばですから、変わるにはとても勇気がいることだと思うんですよね。

実は、ジュピター石下店をリニューアルする時に店舗責任者クラスにメールを送ったのですが、鈴木店長からすぐにメールと電話をもらって。この瞬間に任せようと即決しました。ジュピター石下店のリニューアル成功は鈴木店長による功績も大きいと思います。

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現在行っている取り組みを教えてもらえますか。

私が営業課長時代から続けているので、もう10年になりますが。社員は出勤したら私に電話する、という習慣ですかね。これは、新卒も含め全員です。

自分のポジションが上がれば上がるほど、店長やエリア長からの報告が中心になって。それは良い面もありますが、私は現場から店長への報告で止まっているような、もっと現場感のあることが聞きたいので始めたことです。

電話では何を話しますか。

そんなに長く話しませんけど、これから出勤します、という話から始まって、あとはお店の状況とか「最近どう?」みたいな感じですよね。

どんな話が返ってきますか。

それ今言うか?ってことも多いですけど笑。でも、顔を見てないからこそ言えることもありますよね。自分が思っている以上に、現場と本社の壁ってありますから。内容よりも気持ちを見ています。

他にどのような取り組みがありますか。

AAYプロジェクトです。これは、「当たり前のことを当たり前にやろう」を略したもの。メンバーは役職や社歴を問わず若い社員で構成されていて活動期間は1年です。考え方としては、PDCAのCって結構抜けちゃうよね、と。

考えました、やったけど上手く行きませんでした、また頑張ります、ではダメですよ。チェックの癖を付けましょうというものです。座学というよりも、色んなものを見たり、聞いたり、時には流行りのお店で食べて、インプットしたことに対して深くチェックすることを繰り返しています。

ありがとうございます。それでは最後に今後の目標を教えてください。

各店舗に役職者を増やしたいですね。現在はエリア長が店長を兼任していたり、本社ポストは結構空いているので。誰構わず昇格させれば良いということではないので、そのポジションに見合う社員を育てて、慎重かつ大胆な配置を意識して行きます。

本日はありがとうございました!

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インタビューを終えて―――
社員さんの話をしている時の嬉しそうな笑顔が印象的です。エレベーター内での鈴木社長と社員さんの会話がとても和気藹々していて、社内雰囲気の良さが伝わってきました。(インタビュアー今井)