パックエックス通信

株式会社アークシティ、洪大輔社長 TOPから学ぶ後編

北海道を中心に、高知県、山口県にて、アークシティ屋号で5店舗運営している株式会社アークシティの洪大輔社長にインタビューしました。後編では社員との信頼関係の作り方や会社のビジョン、社長の夢について教えてもらいました。
前編はこちら(株式会社アークシティ、洪大輔社長 TOPから学ぶ後編)

会社を良くするために社長に就任してから、変化を感じますか?

少しずつ社員の意識も変わり、理想に近づいているかなと思います。その証拠に、退職が増えました。決していいことではありませんが、変化の過程で、変わることを受け入れられないと居心地が悪くなりますから、働きづらくなってしまいます。

なるほど。

10年を超える、長年最前線で頑張ってくれた社員が辞めたりすると、本当は辛いし何とも言えない気持ちになります。

でも、大切なのは過去よりも未来。これを乗り越える事でもっと骨太で自力のある会社になると思うので、経営者として頑張り時ですね。

社員と心通わすために取り組んでいることを教えてください。

毎月各店舗を回って、おいしいお酒・ご飯を囲みながら話します。

私は社員と距離の近い社長であることを志していますので、社員の名前が呼べない、成長したこと、変化に気付けないのは失格です。逆に社員が社長の顔を知らない、というのも私の理想とは違います。要はコミュニケーションですけど、そういうのは一緒に食卓を囲んで気兼ねなく話せる関係性の延長線上にあると思っています。

社員のことで、最近嬉しかったことはありますか?

現在、人事や総務を任せている入社6年目の社員がいるんですけど。この社員が、つい最近まで全部他責にする思考が強かったんですね。

経験者の即戦力として入社したから当初から期待していましたが、結果を出さずに言い訳して、その割に自分の評価ばかり気にしてて。勤務店舗やポジションも変えたりしましたが、なかなかしっくりこなかった。

それでも、こちらとしては諦めずにあの手この手で取り組んでいたら、ようやくベクトルが自分に向いて、会社のことも自分事として考えるようになりました。彼にとっての収まり所が人事総務部だったんでしょうが、個人的には大きなニュースでした。

何が良かったのでしょうか。

色んな場所で、色んな経験をしてきたことが一番じゃないでしょうか。やっとか、6年かかってますから。諦めずに向き合って取り組んできて良かったです。

洪大輔/株式会社アークシティ 代表取締役。大学卒業後に調理師の専門学校へ進学。その後、株式会社松本日栄で3年間パチンコ店運営のイロハを学び、2008年に株式会社アークシティに入社。2017年7月に代表取締役就任。

アークシティは若い芽が出る中で、ベテランも奮起しています。

その通りです。会社として踏んばらなくちゃいけない時、目立たないけど一番縁の下で支えてくれているのは各店舗に勤務する社歴の長い社員たち。

会社に対して愛があるし、若手社員の行動指針になってくれている。とても助かっています。

話が変わりますが、営業について教えてください。

当社の行政もパチンコ業界の流れに沿う形で推移しています。規制などによって削れた分を、新規出店分で補っている。特段伸びていたり、大きく下降していたりということはないです。

会社を大きくして行きたいですけど、今は新規出店をしても難しさがあるので一旦踏んばって、次のタイミングで攻めて行きたいと思っています。

会社のビジョンは?

2年前から毎年公表しているのですが、中期ビジョンとして2022年までに10店舗、売上100億円の達成を目指します。

個人的には洪大輔という人間でどこまで会社を大きく出来るのか、従業員を育て生活を守ることが出来るのか、人を楽しませることが出来るのかということに挑戦して行きます。そのためにも、どんどん自分のキャパシティは広げていきたいですね。それに諦めたり、限界を感じた時が引退時。

アークシティが親族で経営を繋ぐのは私の代で終わりです。その後は、社員の中から選んでバトンタッチできると良いなと。理想は、店舗があるそれぞれの地域に所縁のある人たちであることですね。

毎年6月に行われるVision Meeting。昨年までは決起大会という名称だったが、社員や関係者の前で今後の方針や目標など話し、共有する場にしたいという想いから変更。

Vision Meeting内表彰時の1コマ。アークシティでは創業時から働いてくれている社員や、親子3世代で働く社員など、長く活躍している社員が多い。

大きなチャレンジになります。

言うのは自由だし、口に出さないと実現しませんから。社員との食事会でも、そうやってみんなのやりたいこと、実現したいことをたくさん聞いています。

例えば、あそこの飲み屋に行ってみたい、シャンパンを飲んでみたいとか笑。小さいことでも口に出せば、やりたい気持ちが高まって実現できると思うし、それを実現するためにサポートしてくれる仲間がいたりしますから。私自身、そういう社員の要望は出来るだけ実現してあげようと思って行動しています。

それは素敵ですね。

あと、全社員でラスベガスに行くこと。父には「全社員と社員旅行で海外に行きたい」という夢がありましたが、それは兄が社長の時に叶えました。その兄の夢が「全社員と社員旅行でエンターテイメントの最高峰ラスベガスに行きたい」らしいです。

ラスベガスに行くには10日くらい全店舗を店休させる必要があるので難しいんですけど、頭を使って何とか私が叶えたいです。それを叶えた後、次の社長には宇宙旅行を希望したいと思います笑。

今、社員に求めることはありますか?

一度きりの人生だから色んなことにチャレンジしてほしいです。アークシティには、アークシティ3訓というものがあります。

1つは食わず嫌い。食べたことのないのに嫌わないでほしい。仕事に置き換えるとやったことのない仕事にも手を付けて、まずはやってみること。

2つ目は良い所どり。何かを得るためには何か代償を払わなくてはいけないので、良い所だけ取ってはいけないということ。

3つ目は後出しじゃんけん。周りに合わせて行動したり、まずは様子見てなどという消極的な姿勢は取らず、どんどん手を上げてやってみよう、ということです。

分かりやすいし、面白い3訓ですね。

やってほしいことはもっとたくさんあってキリがないので、やらないで欲しいことだけをまとめました。これも参考に、男らしく、女らしく、自分らしく、社会人らしく行動してほしいですね。

最後に今後の意気込みをお願いします。

アークシティは3年後に創業40周年を迎えます。40周年に向けて会社の体制をより整えて、皆で笑ってその時を迎えたいです。楽しみなことも多くて、今からワクワクしています!

ありがとうございました!

-インタビューを終えて
アークシティに入社するも挫折を味わい、入社して半年で辞めようと思っていたというエピソードは初めて聞いたこともあってとても驚きました。インタビューの中で感じたのは、アークシティという会社の温かさ。親子3世代で働いている家族の話がありましたが、パチンコ業界ではかなり珍しいケースだと思います。インタビュー中何度も室内が笑いに溢れていて、とても楽しく勉強になるインタビューでした。(インタビュー米谷)

 

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