パックエックス通信

TOPから学ぶSPvol.3株式会社セントラルカンパニー力武一郎社長後編

後編

株式会社セントラルカンパニー(以下セントラルカンパニー)は、大分県にてパチンコ店セントラルパークを4店舗、ボウリング場、保育所を運営する企業である。
熱心な社員教育、地域社会への貢献などの功績により、大分県の学生の就職先人気ランキング12位に入るなど、地域社会から支持される企業となっている。
そんなセントラルカンパニーを率いる力武氏に、社員教育についてインタビューを行った。

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プロフィール
力武 一郎氏
株式会社セントラルカンパニー 代表取締役
大学卒業後、父が経営する株式会社大分セントラル(現株式会社セントラルカンパニー)に入社。
その後新卒採用の開始、360度人事評価の導入、社内研修など、様々な改革を行い、家業から企業へと発展させてきた。
現在では大分県にてパチンコホール、ボウリング場、保育所の経営をする。
ぱちんこ依存問題に取り組むリカバリー・サポート・ネットワークの発起メンバーでもある。
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任せることは会社の発展につながる

強いリーダーシップで組織をひっぱってきた力武氏。
全社員との毎月1時間程度の個人面談や、グランドオープン時の理念研修では自ら講師を務めるなど、社員教育においても自ら動くということを続けてきた。

だが、ここ数年は少しずつ部下に任せるようにしているという。

「私一人で100できることがあるとします。それを部下に任せたら50しかできなかった。でも同じように50できる部下が他にたくさんいれば、私一人で100やっていたことよりも、もっと多くのことができる。
これはマネジメントの本質だと思います。
そしてやはり任せるということが、会社の発展につながっていくのだと思います。

以前は私が全社員と面談していました。でもそれだと何か問題があったとき、上長ではなく私に言ってくるようになります。その方が是正のスピードが早いからです。
でもそれだと管理職のモチベーションが下がる。
だからここ最近は、部長・店長は私が面談をして、それ以外は任せています。

でもやっぱり任せるというのはじれますね。自分でやりたい気持ちはあります。
でも私もいい具合にじじいになってきたから(笑)。完璧主義だったけれど少し余裕がでてきました」

いろいろあっていい

完璧さを求めすぎなくなったというのは、力武氏にとって大きな変化だった。

「当社に入社してくれた社員との出会いは大切な縁ですから、一人ひとりの成長を見守っていきたいという想いは変わりません。
自己成長を応援したいという気持ちも持っています。だから成長意欲の高い人と働きたい。

ですが、人間ってそんなに完璧なものじゃありません。
同じ方向を向いてほしいから、社員には共通の価値観を持っていてほしいけれど、それ以外は多様性があっていいのだと思います。
お互いのいいところを認め合って、それぞれの得意なことを活かして、組織として成長していけばいい。

採用に関する考えも変わってきました。
以前は入社したら辞めてほしくないから、迷ったら採用していませんでした。
でも今は迷ったら採用するようにしています。
他にやりたいことを見つけて辞める人がいてもいいのではないかと思うようになったからです。
それがいいのか悪いのか、答えが出るのは何年後かになると思います。」

人材教育も経営も“おもしろい”

教育に力を入れてきた力武氏に、改めて教育について今感じていることを聞いてみると、その答えは“おもしろい”だった。

「人材教育は奥が深いです。答えはないし、人によって何に反応するかは異なります。
だからおもしろいです。

それは経営も同じです。
1円ぱちんこの登場によって、パチンコは大衆娯楽へと回帰してきました。
私はこれが本来の姿だと思います。
企業としては利益を出すのは難しいです。でもそこがおもしろい。

まだまだやれることはたくさんあります。
だから今は本当に楽しいですよ」

いい組織には愛がある

これまで社員の自己成長をサポートすることでモチベーションを高め、より強い組織へと成長させてきたセントラルカンパニー。
しかし、自己成長が必ずしも全員のモチベーションにはならないことを感じ始め、顧客満足の追求を目指すことへとシフトしてきた。

そこには、ただ会社を大きくしたいという想いだけではない。
社員がセントラルカンパニーで働くことを誇りに感じ、やりがいを持って働くことで、会社を発展させていきたいという力武氏の想いがある。

「いい組織には愛がある」と力武氏は語る。
地域社会、顧客、社員に対し、深い愛情を持って向き合う力武氏だからこそ、時に厳しくもお互いを励まし合える愛のある組織を築き上げてこられたのだろう。

生き残っていくためにはある程度の規模が必要との考えから、今後もさらなる発展を目指す同社。
そのためにも、力武氏の目指す方向に共感し、共に動いていける仲間を増やしていきたいという。

 

恒例になっている地元大分の児童養護施設への支援活動。
力武氏もサンタクロースに扮して訪問する。
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―おわり―


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