パックエックス通信

ベラジオコーポレーション株式会社、倉川義正次長 採用の現場から

ベラジオ_採用

倉川義正/ベラジオコーポレーション株式会社 人事部課長。人事・教育のコンサルティング会社を経てベラジオコーポレーション株式会社へ入社。1年間のホール勤務後、人事部へ異動。新卒採用活動の開始のタイミングで人事部課長に昇進。2016年4月には人事部次長に。

2016年度卒より新卒1期生採用をスタートして25名採用目標の達成が見えているベラジオコーポレーション。パックエックスが新卒採用支援のパートナーとしてお手伝いしています。今回は新卒採用責任者の倉川さんに新卒採用を始めるきっかけから、採用コンセプト、求める人物像の決め方をお聞きしました。

以前から新卒採用をしたいと考えていたものの未着手でした。

実施のきっかけとなったのは、パックエックスさんと垣内社長のお打ち合わせで、「新卒採用をしたいけれどうちはまだ早いと思っている」という話からです。その相談に「経営者が本気なら採用はできる。」と背中を押されてから、本格始動しました。

その後、2014年9月の決起集会にて採用プロジェクトが発表されます。

採用チームメンバーの募集も同時に発表され、選考を経て新たに3名のメンバーが加わりました。メンバーは社長、専務、人事次長、私、既存の人事部3名、とパックエックスの担当さんの8名。毎月2回の採用ミーティングを行いながら進めています。

これまでアルバイトからの正社員登用も多かったので、新卒として就職活動をしたことがある人材は全体の2割程。採用チームでも私以外はほとんど就職活動未経験。新卒採用が何かという前に就職活動とは?学生の気持ちとは?などをチーム全員で勉強しながら進めていきました。

採用コンセプトはどうのように決めましたか。

パックエックスの担当さんにファシリテーターになってもらって、採用チームメンバーを2つに分け、ベラジオの魅力を出し合い、出てきた魅力を文章にみる、それを他社と比較してブラッシュアップするという、グループワークを続けました。他社との比較は、リクナビやマイナビの同業他社ページを見て、どういった言葉が使われているか?それについてどう感じたか?などを発表しました。

また、学生の気持ちを知るために毎年マイナビが発表している「就活テーマ曲ランキング」に入っている曲を聞き、どんな歌詞が使われているかを調べることも行いましたね。

そんな中で表現は違うものの、メンバーが出てきたキーワードが「ナンバーワン」。NO.1という意味が込められ、さらに言葉に力のあるワードを選定して行った結果、「史上最強のチーム」という採用コンセプトに決まりました。

コンセプトが決まってから、求める人物像を決めるまではどのように進めましたか。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 1. メンバーそれぞれが思う欲しい人材の要素を自由に出し合う(ブレインストーミング)
  • 2. 1で出た言葉を、似ているものごとに分け、整理する
  • 3. で整理した言葉を「これまで(現在活躍している人材の要素)」と「未来(将来のために欲しい人材の要素)」の2つに分ける
  • 4. 求める人物像の中の、「これまで」と「未来」の割合を決める
  • 5. 学生に伝わる表現にし、まとめる

パックエックスさんに言われて気づきましたが、社長をはじめとする経営者層は「未来」の要素を多くあげるのに対し、現場寄りの社員からは「これまで」の要素が多く出されました。

未来とこれまでのどちらの要素を中心に考えるかは企業の考えによりますが、当社は新卒1期生ということもあり、受け入れやすさと将来性とを加味して、求める人物像には、「これまで」を7割、「未来」を3割の割合にしました。

また、ミーティングで出てきた「利他の精神」「汗をかく」「愛」といった言葉を学生に伝わりやすい表現に変え、「求める人物像」がまとめました。

  • ・負けず嫌いである
  • ・どんどん上を目指したい
  • ・責任感が強い
  • ・仲間を大切にしたい
  • ・探究心がある
  • ・なんでも挑戦したい
  • ・思いやりを大事にしたい

この中で印象的なのは「探究心」という言葉。これは「未来」に属する言葉として挙がった、「計画性」「視野の広さ」「考動力」といった言葉を集約したものです。未来のベラジオコーポレーションには、広い視野を持ち、長期的な目線で考えて行動できる人が必要である。「探究心」にはそういった意味が込められています。

倉川さんはこの採用活動でプレイヤーになることを意識していましたね。

そうですね。初めての取り組みだからこそ、できることは全部やる。その姿を部下に見せ、部下の育成にもつなげていこうと考えました。この人楽しい、この人が働いている会社ってどんな会社だろう?と興味を持ってもらえるようなことは何だろう、と分からないなりにもいっぱい仕込みはしていましたね。

合同企業説明会では色んな取り組みをしていました。

学生をブースに動員するために他社との差別化が必要不可欠だと言われていたので、他社にはマネできないことをやりました。

具体的にはベラジオのイメージキャラクターを務めていたお笑いコンビのコスプレをしたり、合同企業説明会中にブースの前を通った印象がよかった学生に声をかけてハイタッチしたり。

ものまね・コスプレ・漫才など、合同企業説明会をエンターテイメントにすることを重視しています。ただし、おもしろいだけで終わっちゃうと次に繋がらないので、自社の魅力を伝えるときは真面目に、メリハリのある説明会にしています。

内定承諾をした学生になぜベラジオを選んだのかを聞くと、多くが合同企業説明会での雰囲気がよかったと答えてくれました。

自社らしさを追求して尖ったことを行うことで、その時点で求める人物像に近く、自社の社風に合った学生を惹きつけられるという面もあり、ある意味で効率的な採用手法だったと思っています。

内定者フォローも工夫しましたね。

そうですね。内定者と定期的に連絡を取りフォローをしていくために、採用チームで担当の学生を割り振りました。また、学生によって連絡手段を変えると連絡漏れが起こる可能性があるため、基本的にLINEを使いました。

さらに、週に一度の採用ミーティングで、それぞれの学生の状況を報告し合いました。学生との食事会を開催することも多く、内定承諾をした学生は、一人3回以上は食事に行きました。このように、接触を重ねることで人間関係を構築し、入社意欲を高めていきました。

親への手紙にはどのようなことを書いたんですか。

手紙には3つのことを書きました。まずは私のことです。ベラジオに入社して良かったと思うところを書きました。2つ目がベラジオのこと。経営理念のこと、成長しようとする人を応援する会社と伝えています。

最後が内定者のことです。必ず大事にするという決意を伝えています。それでもやはり内定を辞退してしまう学生もいましたが、手紙があったから入社を決めたという学生もいたので、やって良かったなと思っています。

他にはどんな企画を行いましたか

役員も参加するBBQ大会に内定者を招待しました。採用に関わったリクルーターだけでなく、店長、本部の社員、中途入社して日の浅い社員など、全社を巻き込んで、総勢65名で行いました。仕事ではないオフの場で役員や社員と触れ合ってもらい、これまでとは違った角度からベラジオを見てもらうことを狙いとし、ベラジオの社風を感じてもらうイベントにしました。

役員自ら肉を焼いて、内定者にふるまい、新卒一期生採用に会社全体で取り組んでいること、新しいメンバーを歓迎していることが伝わるよう工夫しました。

このプロジェクトで一貫していたのが、ベラジオさしさでした。

そうですね。母集団形成から入社まで、「ベラジオらしさ」で学生を惹きつけることで、社風に合う学生と出会う確率も高まるので、不安はありましたが自信を持って取り組んできました。

結果として20名採用に繋がっているので、良かった部分も多かった1年目だったと思います。新卒採用は今後も続けていく予定ですので、トライアンドエラーを繰り返しながら、ベラジオ流新卒採用を形にしていきたいです。

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