こんにちは、パック・エックス通信のとみおかです。
今週は前回の「新卒採用をしない方がいい企業とは?」に引き続き、新卒採用について。
前編は即戦力にならない新卒採用をする意義についてです。

それではどうぞ!

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新卒採用で変化していく企業意識と体質 前編

前回、「新卒採用をしないほうが良い企業とは」について話してきましたが、今回は「新卒採用を行う意義は?」という部分について今一度振り返ってみたいと思います。

まず、パック・エックスの考える、『「即戦力にならない」新卒を採用する意義』とは?

①企業理念および帰属意識の向上
初めて社会に出る新卒は、入社した会社の常識=社会人としての常識となります。そのため経営理念や社員としてのあるべき考え方など、教えられたことを比較的素直に学び、素直に行動する傾向にあります。ですので、企業理念や帰属意識を高めるための大きな力となりえます。
さらに、新卒で入社した会社は、新卒社員にとっては「親」のような存在になりやすいですから、愛社精神も芽生えやすく、苦しいときでもモチベーション高く踏ん張ってくれることも期待できます。

②既存社員の成長・刺激
既存社員への刺激だけを考えると、中途採用でもそれは可能です。しかし、中途社員を既存社員が「ライバル」と捉えがちで、素直に刺激されるのではなく手の内を探るような部分もなくはありません。逆に新卒社員であれば、先輩社員も素直に新卒の元気さや成長意欲を受け止めることが出来、「背中を見せる」という立場として既存社員の成長意欲に刺激を与えることが可能です。

③運営機能の組織化スピード向上
これは間接的なメリットにもなりますが、新卒採用は一般的に一括採用となっています。そのため入社後の教育もまとめて行いやすく、効率的に運営することが可能です。また、多少強引な表現かもしれませんが、初めて新卒採用を行う企業にとっては、必ずといってよいほど、賃金体制の見直しや就業規則、ひいては人事制度全般の修正も視野に入れて取り組まなければなりません。新卒採用を成功させるための取り組みが、結果、会社の組織強化・活性化に繋がると考えます。

さらに言えば、新卒社員には強い「同期意識」が生まれます。そして、採用年が違っても、新卒組として強い先輩・後輩意識が生まれます。この横のつながりが組織間の壁を壊し、イノベーションを起こす原動力と成りえるのです。

他にも、前回も少しふれましたが、(アルバイト・派遣社員に比べて)自社の求める人物が採用しやすい、社会人として意識の高い人材を採用しやすい、また採用活動自体が企業広報に繋がるなどのメリットもあります。

これらのメリットに関しては、当社のサービスとして行っている従業員意識調査の結果からも見て取ることが出来ます。特に帰属意識や、成長意欲に関してはかなりの差が見られていることが分かります。下記に一部抜粋させていただきました(対象者は一般社員)。

図1 従業員意識調査(属性:一般社員)

図2 従業員意識調査結果(分析データ一部)

・動機づけ要因・・・満足度を強化する要因 (やりがい、評価、自己成長、人材育成、将来像)

・衛生要因・・・不満度を強化する要因 (給与、勤務時間、休暇、風土、上司・部下)

上記の図2は従業員意識調査結果の中のひとつで、働く中での満足度と重要度について比較したものですが、この図2からもわかるように、新卒の社員は仕事への重要度は、衛生要因よりも動機づけ要因のほうが高いということが分かります。

―続きは後編で!

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