パチンコ業界の休日数と、
従業員満足度の関連性 前編

パチンコ業界は休日数が少ない、休日があっても休めない、ということが一般的に言われています。休日数の少なさが従業員の不満や、人材が集まりにくい要因にもなっており、この問題を改善したいという相談が弊社にも多く寄せられます。

そこで、この度改めて休日日数を調査をし、数値化することにより、労働環境整備に役立てることにしました。

「休日数」は会社選びにおいて重要なポイント
「会社選びのポイント」として「休日数」を挙げる就活中の学生は49.0%(22項目中4位)、転職経験者は17.3%(22項目中5位)という調査結果が株式会社マーシュより発表されました。

この傾向はパチンコ業界にも当てはまります。
弊社が行ったパチンコホールで働く人を対象にした調査でも、「休日数」を重要視すると答えた人は35.8%(11項目中3位)と比較的高く、逆に「休日数」を重要視しないと答えた人は5.7%(11項目中最下位)と最も低いことがわかりました。「休日数」は求職者にとって重要度の高い項目なのです。

パチンコ業界の平均公休日数

①は公休日(規定上与えられている休日日数)を調査した結果です。

月間の平均日数は6.6日という結果になり、年間で換算すると79.2日になります。
また、店舗数が多い企業ほど公休日が多いこともわかりました。

(1)

他業界の休日数

②は厚生労働省が調査した、全業界を対象にした企業規模別の労働者1人あたりの年間公休日平均日数です。

この結果から、企業規模が大きくなれば休日数も多くなること、年間休日数は100日以上が一般的であることがわかります。

休日数が少ないといわれるスーパーやコンビニの等の生活関連サービス業界・ホテル等の宿泊業界・外食点等の飲食サービス業界でも98.3日という結果が出ていることから、パチンコ業界の年間休日数79.2日がいかに少ないかがわかります。

③は年間の休日数を算出したものです。パチンコ業界で一般的になりつつある月8日休みの場合でも、年間では96日となり、全業界の平均を下回っています。

公休日と実際の休日数

では次に、公休日に対し、実際にどれだけ休めているかの結果をみていきましょう。
④は実際に休めている日数と、その割合です。

取得率が100%以下であることから、公休日に対し、実際に休めている日数はどの企業でも平均的に少ないことがわかります。

特に1店舗経営の企業では取得率が低くなっています。
⑤は役職別にみた、公休日に対して実際に休めている日数と取得率です。

役職が上がるにつれ、実際に休めている日数が少なくなることがわかります。
これには人員不足や、他に仕事を任せられる人を育てられていない、ノルマがあって休める状況にないなど、様々なことが原因として挙げられます。

また、公休日とは別に、付与される有給休暇についてアンケートを取った結果、「利用しやすい」と回答した人は11.9%に対し、「利用しづらい」と回答した人は73.2%もいることがわかりました。
公休日に休めていない現状から、有給休暇も取得しづらい状況であることが想像できます。

後編では事例を踏まえ、公休日を増やす過程で注意することについてお伝えします。

―続きは後編で!

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