こんにちは、パック・エックス通信のとみおかです。
今週は「新卒採用」についてです。
前編では、アルバイトからの正社員登用と、新卒入社の社員の違いについてです。

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新卒採用をしない方がいい企業とは? 前編

パチンコ業界で新卒採用を行っている会社は約250社と言われています。

パチンコ業界の社数はおよそ4,000社。よって、新卒採用を行っている企業は全体の約6%、約94%は新卒採用をしていないということになります。

企業が新卒採用を行わない理由は様々です。特にパチンコ業界でよくお聞きするのは、アルバイトからの正社員登用や、派遣社員で人員が足りているので必要ないというお話です。

「アルバイトからのたたき上げで正社員登用を行っているから」
「派遣社員さんが頑張ってくれているから」
「店舗数も少ないし、規模も大きくないから」

しかし、よく考えて欲しいことがあります。
それは、同じ正社員であったとしても、アルバイトからの正社員登用と、新卒採用で入社した社員は同じかどうかということです。

正社員採用時の年齢、給与など、異なる点は様々ですが、一番の違いは、「働く姿勢」です。

一般的にアルバイトや派遣社員は「会社に属して働きたくない」「他にやりたいことがある」「そもそも、他社で正社員になりたくてもなれない」という理由で働いていることが多いです。
一方、新卒採用で入社した社員はどうでしょう。
就職活動では、業界、企業研究を行うことで社会を知り、自分自身を見つめなおすことで、自分が本当にやりたいことを探します。そして何社も選考を受けては落ちるといった挫折を乗り越え、採用を勝ち取った人材です。

アルバイトが悪いとか、派遣社員が劣るとか、ということではありません。アルバイト・派遣社員から正社員として登用された社員の中にも、仕事にやりがいを見出し、活躍している人材もたくさんいます。
しかし、新卒で入社した社員とは、入社時の「仕事に対する姿勢」がまったく異なるのです。
「アルバイト・派遣社員で人員が充足している」を理由に新卒採用は必要ないという考えでは企業は強くなりません。

パチンコ業界の企業が新卒採用で優秀な人材を採用することは、他の業界に比べて難しいのは言うまでもありません。内定辞退、早期退職も他業界に比べ多いです。
でもだからと言って、初めから諦めてなるべくお金をかけずに定員補充するという考えでいるのであれば、その企業の将来は、今後業界がまだまだ厳しくなっていく中で、さらに拍車をかけて厳しいものになります。

ただ、誤解をされないようにお伝えすると、すべての会社に新卒採用を勧めるわけではありません。むしろ新卒採用ではなく、アルバイトを正社員登用したほうがよい企業もあります。

「新卒採用をしない方がよい企業」

1.出店戦略と関連して、今後人員増大が見込めない
2.アルバイトや派遣社員のほうが求める人物像に合う
3.新卒採用を行う準備が整っていない

これらの企業は、新卒採用を行う必要はありません。新卒採用というものは1年がかりの大イベントです。新卒採用を通じて企業が得られるメリットは、単に「優秀な人材を採用できる」というだけではなく、既存社員の成長や組織の変革まで期待することも可能です。
だからこそ、中途半端に行うことはお勧めしません。新卒採用の目的、その意味を十分に理解して、真正面から取り組んでこそ、成果につながるのです。

―続きは後編で!

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