
今週のパック・エックス通信は、株式会社ニラク・ジー・シー・ホールディングスの大石専務です。
株式会社ニラク・ジー・シー・ホールディングスは、2014年4月にパチンコホール企業としては2社目となる香港市場にて上場を果たしました。上場申請まで約半年、上場まで約10か月弱という短期間での上場でした。大石専務はこの香港上場準備の責任者でした。前編では、これまでのご経歴、株式会社ニラク入社のきっかけを伺いました。

大石明徳氏
株式会社ニラク・ジー・シー・ホールディングス 執行役専務
株式会社ニラク 取締役 財務担当 経営企画室 室長
大学卒業後、専門商社にて経理や財務等を経験。その後大手パチンコホール企業での勤務を経て、チェーンストア経営のコンサルタントなどを経験。2010年に株式会社ニラクに入社。
―本日はよろしくお願いいたします。まずはこれまでのご経歴から伺えますか?
大学卒業後は専門商社に入社し、約8年間勤務していました。
そのほとんどは管理部門に所属しており、総務、人事、経営管理などを幅広く経験しました。
30歳になる頃に今後の自分の人生を考え、転職を考えるようになりました。
ありがたいことに、転職先を紹介してくださる方や、声をかけてくださる方が何人かいて、その中で、株式会社ダイナムに出会いました。
当時パチンコ業界では、国内での上場を目指す6社会というのがあり、ダイナムさんもそのうちの1社でした。
その情報は知っていましたし、仲介の方から情報もある程度得ていましたので、しっかりとした会社なんだという事は事前に分かっていました。しかし、正直申しますと、面接を受けるまではパチンコ業界には全く興味はありませんでした。
ですが、知人に紹介して頂いたということもあって、とりあえず面接だけは受けてみようと、最初はそれくらいの気持ちでした。
―なぜ入社を決められたのでしょうか?
やはり、会社の考え方や事業の方向性、そして業界に対する熱意に魅力を感じたからです。
当時のダイナムさんは、今の店舗数からするととても小さく、まだ40店舗弱でした。
今後の店舗展開を考え、チェーンストア経営を取り入れて近代化していこうとしている最中でした。
その頃の店長というと、どちらかというといわゆる職人気質のある釘師といわれる人たちです。この方たちの技術はとても素晴らしいもので、彼らのノウハウを活用しながら多店舗化していく事が課題でした。いずれにせよ、その頃には高速出店する前段階に入っていましたので、人財も足らなく、新たに外部から人材を採用しなければならない状況だったのだと思います。私はその一環での採用だったんです。
最終的には、上場を目指しているという点はもちろん、会社の理念、熱意、そして大きな変化のタイミングに関われるということに興味を持ち、入社を決めました。
―入社後はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
所属としては経営企画室ですが、同時進行で様々なプロジェクトに関わっていました。
その中でその後の人生の大きな転機ともなる、ペガサスクラブと、チェーンストアという一つの経営手法に出会いました。
ペガサスクラブは、渥美俊一氏が設立したチェーンストア経営研究団体ですが、当時は会社から勉強しなさいと言われ、皆が最初に受けるセミナーに参加したのがきっかけでした。
最初はよくわからなかった、と申しますかいうか全く理解不能なものでしたが、勉強するうちにどんどんおもしろくなり、本を読むことや、にわかフィールドワークをやるなどして理解を深めていきました。
ダイナムさんで働いていた期間は3年弱と長くはありませんでしたが、様々なプロジェクトにかかわることができ、チェーンストアという一つの経営の在り方とも出会うことができました。また、業界を客観視する際に、何をどのような視点で見るべきかという基本的な考え方が形成されたのもこの時で、非常に多くの貴重な経験をさせてもらいました。
―現在の会社にはどのような経緯で入られたのでしょうか?
ダイナムさん退社後は先輩の会社を手伝いながら、チェーンストア経営の勉強とフィールドワークを続けていました。
その頃パチンコ業界では、ダイナムさんがチェーンストア経営を取り入れ非常に成長したことによって、チェーンストア経営への関心が高まっていました。
そのような時代の中で、知人から声をかけられたことをきっかけに、主にチェーンストア経営のコンサルタントとして仕事をするようになりました。それが1999年のことです。
実はニラクはこのときの最初のクライアントでした。
入社の直接的なきっかけは、あるとき現社長を含めたオーナーの方々に呼ばれ、うちに来ないかと誘われたことです。そして2010年に入社することになりました。
―なぜ入社を決められたのでしょうか?
途中直接的には離れてはいた時期もありますが、なんだかんだとパチンコ業界に長年かかわっていく中で、いつしかこの業界を真の産業にしたい、そしてもっともっと世の中に認められる産業にしていきたい、と思うようになっていました。
パチンコ業界は、私が携わってからこの20年で大きく変わってきました。しかし、未だに根本的なところは変わっていないのではないかと私は感じています。
ニラクという会社は、非常にまじめで、誠実な会社です。
オーナー家は、創業からずっと「この業界をよくしたい、従業員の社会的地位を高めたい」という強い信念を、純粋に持ち続け、今につなげています。
このように、オーナー家が本当にこの業界をよくしたいという想いを持っている企業であること、今後業界内での影響力を持ち得る可能性が十分にある企業であると確信したことから、何ら迷うことなく入社を決意しました。
―後編へ続く
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