
今回のパック・エックス通信「TOPから学ぶ」は株式会社POWERSの横山社長です。
2011年に同社に入社し、その半年後には代表取締役に就任した横山社長。
前編ではパチンコホール企業に入社するきっかけなどをお話し頂きました。

プロフィール
横山裕展氏
WIN GROUP 代表
株式会社POWERS 代表取締役社長
米国滞在時大学卒業後、陶芸作家活動を行いながら予備校の講師として勤務。その後パチンコホール企業に入社。
2011年に株式会社POWERSに入社。入社から半年後に代表取締役に抜擢される。現在は東海地区にてパチンコホールを4店舗運営する。
―本日はよろしくお願いいたします。まずはご経歴からお伺いしてもよろしいでしょうか?
大学卒業後はパチンコホールでアルバイトしていて、それがこの業界との最初の接点です。
陶芸作家活動の資金の為、並行して予備校の講師もしていました。それで人前で話すことが少し上達したように思います。
予備校を退職後、半年ほど働いていない期間があったのですが、そろそろ働かないといけないと思い、インターネットで職を探し始めました。
すぐに働けて給料もまあまあいいところ…と探していてたどり着いたのがパチンコでした。
学生の時にパチンコをするようになり、こんなにおもしろいものが世の中にあるんだなと思っていました。
自分の好きなことを仕事にしたいという想いもありましたし、過去のアルバイト経験から、どんな仕事かが想像できたこともあって、自然な流れでパチンコホールで働くことになりました。
―入社してみて、いかがでしたか?
地元の神戸にあるパチンコホールに就職したのですが、次第にこのままでいいのかと考えるようになりました。
仕事に対しての不満というよりも、地元での就職だったので、このまま同じ地域に留まっていたら成長できないのではないか、という不安です。
全国いろいろな地域に店舗があって、転勤がある会社の方がいいのではないかと思うようになりました。
そこで、全国に店舗展開をしている会社に転職することにしました。
転職した会社では希望していた通り、いろいろな地域で働かせてもらいました。
最初は九州、次は四国、その後は愛知県、静岡県に配属とバタバタで大忙しでした。結局そこでは約5年間働きました。
―その会社はどのような会社でしたか?
営業面・労務面どちらもしっかりした、よい会社でした。
企業理念に会長の想いがあり、コンプライアンスを遵守した営業を行っていました。
福利厚生も整っていて、従業員が働きやすい環境が整備されていたと思います。
新卒採用を行っていたので大卒の社員も多かったです。
大卒だからといって必ずしも優秀というわけではありませんが、勉強の部分だけを考えると優秀であると思いました。
―なぜその会社を退職されることになったのでしょうか?
いい会社ではあったのですが、私のスタイルには合わないと思うようになったからです。
その会社にずっといたとしても社長になれるわけでもないし、自分の夢も叶いそうにないと思いました。
一度きりの人生だし、貧乏になってもいいからおもしろいことにチャレンジしたいと思ったのです。
―スタイルに合わないと思うようになったきっかけは何かあるのでしょうか?
私がいつも店舗(現場)にいることが問題になったのです。
きちんとしている会社だったので、就業ルールを守らないというのは、理由はどうであれ、やはり問題になるのですね。
私は、給料をもらっているのに目標を達成できない事や集客できない事は恥ずかしい、休んでいる暇があるなら仕事をしたいという考えでした。
ですから、自分の意志で仕事がしたくて、休日でも出社していました。
部下にも目標を達成することへの責任感を持ってほしくて同じように話をしていました。休日出勤や残業を強制していたわけではないのですが、タイムカードを押して退勤した後に働いている部下がいるということがわかりました。私の指示ではないのですが、それが問題になってしまいました。
従業員に優しい会社ではあるのですが、仕事がしたいときに仕事ができないという環境は私には理解できませんし、性に合いませんでした。
そういったことがきっかけになり、転職を考えるようになりました。
「今のままでは自分のやりたいことが実現できないのではないか」と考えていた頃に、知人の紹介で出会ったのが、今の会社でした。