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vol111 株式会社日進観光 宮本敏憲社長 後編

日進観光様後編 今週のパック・エックス通信「TOPから学ぶ」は、株式会社日進観光の宮本敏憲社長です。 21歳の時に、父であり創業者でもある宮本泳俊氏とパチンコ業界に参入し、現在は株式会社日進観光の社長を務められています。 「共に働く仲間が働いていて楽しいと思う会社にしていきたい」と話す宮本社長。 後編では、代表取締役社長としての想いなどについてお伺いしています。 ―当時の支配人とどちらが利益を出せるか勝負されたということでしたが、結果はどうだったのですか。 支配人が見ることになった店舗と比べて、私が見ることになった店舗の経営はぎりぎりの状態でした。 それでもなんとかしなければと、毎日のように朝早くから深夜まで仕事をしていました。 それからしばらくして徐々に常連のお客様が増え始め、半年後には支配人が見ていた店舗よりも圧倒的に稼働が良くなりました。 支配人から、「専務、負けました」と言われ、彼は「約束通り辞めさせて頂きます」ということで退職し、それからは私が全て見るようになり、更に業績が伸びていきました。 それからしばらくして、ある日突然、父親から命じられて代表取締役社長に就任をしました。 ―当時、それだけ業績が伸びていく中で、新規出店はお考えにはならなかったのですか。 新規出店することは可能でしたが、父が借金をすることが嫌いだったので、出店は1店舗のみでそれ以外は行いませんでした。 また、当時私には子供は1人だけでしたので、家族を養っていくのに十分な収入であったことも理由になっていましたね。 その後、子供が4人生まれたこともあり、平成17年に新規出店を行いました。 しかし、この新店舗が苦戦を強いられました。 ―新店舗での苦戦とはどのようなものだったのですか。 880台の店舗を新規出店したのですが、この店舗を建てるにあたって多額の投資をしました。 ところが、平成17年5月にオープンしたものの、早々に大きくコケてしまい、6月末に経理の方からお金が足りないと言われたんです。 定期預金を崩してその場はなんとかおさまったのですが、それ以降も毎月、火だるまのように赤字が続いて行きました。 そうして1年も経たないうちにお店を売らなければならないくらい追い込まれていました。 ―再び訪れた経営危機をどのようにして乗り越えられたのですか。 その年の11月の半ば頃に営業部長や店長の役職者が同時に3名退職をするという出来事がありました。 その出来事を機に主任だった2人を副店長に引き上げ、新たに店長を1名採用しました。 すると翌月の12月から急に業績が上がり、計画以上の収益が得られるようになりました。 12月以降、業績は伸びる一方で、新店舗を売らなければならない状態から一転して、何とか生き延びることができるまでに一気に経営状況が回復をしました。 ―経営危機を経験された宮本社長ですが、どのようなお気持ちでこれまでパチンコ業を営んで来られたのですか。 中学生の頃から親に医者になるよう言われ続けてきましたが、結果的に医学部には行かず、21歳のときにパチンコという商売を与えられました。創業から2年間の苦しい時代を乗り越えた時、自分にはこの道しかないと思い、これが自分に与えられた天命だと感じたんですね。 やるだけやったら、あとはもう天命を待つしかない。そういった気持でこれまでやってきています。 今があるのは、結果的にここまで乗り越えてこられたというだけのことです。 ―6年前から新卒採用を行われているそうですが、なぜ新卒採用を始められたのですか。 30年前はどこもそうだったとは思いますが、弊社も創業当初は、社員がお客様の前で平然と煙草を吸っていたり、店内で社員とお客様が大ゲンカするなんてことが日常的に起こっていました。 それゆえ、パチンコ業という商売はなかなか社会から認めて貰いにくかったと思います。 ですが、私はやはり働いている人たちが誇りを持って楽しく働けるような、社会にきちんと認められる会社にしたいと考えました。そのためには、新卒採用は必要だと思ったんです。 それに、新卒者はまだどの企業のカラーにも染まっていませんから、弊社の想いを理解し、実現に向けて動いてくれるのではと考えました。 ―では今後はどのような会社にしていきたいと考えていらっしゃいますか。 チャンスのある会社にしたいと考えています。 これまで、社員の定着率を上げようと、待遇面の見直しなどさまざまな取り組みを行ってきました。ですがなかなか難しいですよね。 そんな中でも、20年以上ずっと共に働いてくれている社員が何名かいるんです。うちのような会社で20年以上も働いてくれているなんて大変有難いことです。 だからこそ、彼らにもっと早い段階でいろいろな仕事をするチャンスをあげればよかったと思う時もあります。 この業界は、経営管理は身内しか行わないというのが昔は当たり前でした。 ですが、今の時代は身内だけでなく、多くの社員に活躍の場を与えていかなければいけないと思っています。 ですから、株式会社日進観光に入社をしてよかったと思って貰えるようなチャンスがある環境を創造し続け、社員に夢を与えられるような会社にしていきたいと思います。 ―将来の展望についてお聞かせ下さい。 私は現在子供が7人いますが、孫の代まで続くような会社の基盤を築き上げていきたいと思います。 パチンコ業界がこれからも立派な産業として生き残っていけるよう、私自身もやれることをやり続けたいですし、子供たちにも頑張って欲しいですね。 ―ありがとうございました!  

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パック・エックス通信がリニューアルし、新しく2つの企画がスタートしました! ■TOPから学ぶspecial TOPから学ぶに登場頂き、反響が大きかった方に再登場頂き、さらに深くお話を聞くシリーズ。 第1回目はベラジオコーポレーションの垣内社長です。 ベラジオさまトップ画像 ■店長から学ぶ パチンコホールの店長さんインタビュー! 店長さんのお話からヒントを得たシュールな4コマ漫画も同時掲載。 気軽に楽しく読める記事です。 福田店長title  
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