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vol108 株式会社フェリックス 桜井正熙社長 後編

フェリックス様後 今週のパック・エックス通信は、前回に引き続き、株式会社フェリックスの桜井正熙社長です。 後編では、経営に対する想いや今後の展望についてお伺いしています。 ―経営をしていく上で心がけていることはありますか。 心がけていることと言いますか、大切だと思っているのは、「迷った時の判断基準は勘を基準にする」とですね。「悪者になっても必要な決断をする」ということですね。 それと、決断したときに悪者になれるかどうかでしょうか。 やはりずっといい人ではいられないんですよ。 よくあることだとは思うのですが、債務が大きくなり経営が苦しくなってしまって助けを求めてくる経営者っていると思うのですが、私はその時あえて手を差し伸べないようにしているんです。 言い方は悪いかもしれませんが、突き落としてしまうんですね。 理由は、会社が倒産しても命までは落とさないからです。 命さえあれば、再び会社を起こすことができますよね。 ダメなものにダメなまましがみついてしまうことが一番良くないと思うんです。 一番大事なのは、再起を図る気持ちがあるかどうかです。 私自身、倒産はしていませんが、危機的な状況に陥ったことが何度かあります。 これはその時の経験から言えることですね。 ―今後の展望について教えて頂けますか。 隙間をついていくといいますか、曲者といいますか、そんな経営方針をこれからも続けていきたいと考えています。 不意を突くような経営をしていきたいんですよね。 大型店を作ったら周りがアッと驚くのは当たり前だと思うんです。 そうではなくて、違った角度からせめていきたいんですね。 いずれ王道に向かう時が来ると思うので、それまでは自分で仕掛けて自分で利益を得るような、劇場型の経営をし続けようと考えています。 他には人材育成の強化でしょうか。 ―では、人材面でお伺いします。どのような人を採用したいとお考えですか。 ポジティブ思考の人がいいですね。 この業界のために働きたいという人がいれば、私も一生懸命、育成をしていきたいと思えますから。 それと、野心家な人がいいです。 将来の夢が店長という人は採用したいとは思いません。 そういう人はいくら期待して目をかけて育てても、店長以上になることはないと思うんです。 常に上昇志向を持っていて前に突き進んでいきたいという人を採用していきたいと考えています。 ―入社後はどのような人を評価していきたいとお考えですか。 北海道の地方なので人口も少ないですし、娯楽自体も多くはありません。 そのような中で、気持ちを腐らせることなく努力し続けている人を評価していきたいと考えています。 私はこれから入社する社員と入社前に必ず面談時を行い、その場で約束を取り交わしています。 内容は人によって異なりますが、例えば、1年以内に1ランク上がるような努力をするなどです。 その約束を守ろうと、言われたことを真摯に受け止め、日々努力しているかという点が、評価における重要なポイントになっています。 また、人によって成長のスピードは速い遅いがあると思います。 そこはやはり早い早い人を評価しています。 私の要望に応えるためには、やはりそれなりのスピードが必要ですからね。 ただ、遅い人がいても、努力する姿勢を忘れていない限りは見捨てたりはしません。 ―人を大事にしていきたいという想いをお持ちなのですね。 そうですね。 企業は人なりという言葉がありますが、ずっと人は大事にして行きたいです。 人を大事にしない企業は成長しないと思うんですよ。 ただ、こういったことを話すと、温くするということと大事にするということを勘違いする人がいるんですよね。 私が考える人を大事にすることとは、温くすることとは違います。 当たり前ですが、成長して欲しいので厳しいことは言いますよ。 それでも、この仕事が好きだから頑張りたいと思えるような人が働いている企業にしていきたいんです。 誇りを持って働いて欲しいんです。 だからこそ、思いやりの気持ちは常に持ち続けています。 そして、ここで働く人にも思いやりの気持ちを常に持っていて欲しいと思います。 ―最後に現在のご自身の目標についてお聞かせ下さい。 何でもできてしまうような経営者っているじゃないですか。 その人が見ている景色を見てみたいという気持ちがあります。 経験したことのないことを経験してみたいという気持ちが、恐らく人よりも強いんですよね。 そのためには、もっと会社を強くしていかなければならないと思いますし、タイミングを逃さず行動に起こせるように、常に準備はしています。 自分で言うのもあれですが、私は相当な野心家ですね(笑)。 それと、北海道内で同世代の経営者には負けたくないという気持ちがあります。 20年後、私が60歳になった時が一つのターニングポイントになるのではないかと考えていまして、その時に北海道のパチンコ店の経営者の中でTOPに立っていたいんですよ。 そして、パチンコ業界の活性化に貢献してければと思います。 ―ありがとうございました!
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