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株式会社八号線、澤野裕次郎専務 TOPから学ぶ後編

新潟県にDELZE!BIGSITE(デルゼ!ビッグサイト)の屋号で6店舗運営している株式会社八号線の澤野裕次郎専務のインタビュー。後編では今後の戦略や社員への思い、採用活動についてお伺いしました。
前編はこちら(株式会社八号線、澤野裕次郎専務 TOPから学ぶ前編)

今後の営業戦略についてどんな舵取りを?

パチンコ事業はまだまだ工夫できる余地があると思っているので、新しいことも含めて積極的に挑戦していきたいです。

また、パチンコ以外の事業にも着手して行こうかと。事業の柱を増やせれば企業としての安定感が増します。具体的に何をするという事は決まっていませんが、事業や地域にはこだわらず、こちらもチャレンジです。

お客様にとってどんなパチンコ店でありたいですか。

お客様にも仕事や生活があり、良いこともあれば嫌なこともあります。そんな長い人生の道のりの中でたまに休める宿、止まり木、休憩所でありたいと考えています。一休みをして、また新たな気持ちで明日を迎えることができる、そんな存在になりたいと思っています。そのために、私たちが提供している商品は居心地の良い空間と時間。遊技機と玉・メダルだけでなく、接客やサービスなどを含む空間と、そこで過ごす時間だと考えています。

今、一番取り組むべきと課題は。

社員教育です。社長は、会社を辞めた社員が他の会社で活躍できる、そんな人を育てたいという思いがありましたが、現実的にはなかなか難しい。これは私たちの教育カリキュラムにも問題があると思っています。

どんなに良い店舗を作っても、運営する社員がしっかりと運営出来なければ優良店にはなりません。戦術理解に長け、自発的な行動ができる人を育てたいと思います。

今の御社で活躍している社員はどういう人ですか。

相手の立場に立って考え行動できる人ですね。相手がどうやったら理解できるか、どうやったらわかりやすいのか、自分がいいと思えるものはどういったものなのかをしっかりと考え、伝えられることは大切かなと。これは対お客様、対部下、対上司すべてに言えます。

後は、状況に応じた的確な提案ができる人でしょうか。当社の支店長の中でも出来る人は一部ですが、そういう社員を増やして行ければ、当社の組織力も増して行くと思っています。

なるほど。

以前はそれができていないシーンが多々ありました。例えば、遊技機の導入理由が自店にとって必要かではなく、競合店の導入台数しか見ておらず、お客様のことを考えていなかったり。視点が狭くなっているんですよね。

極論、同じ遊技機を導入しているからどのパチンコ店でも遊技機自体に大きな差はないわけで、競合店との遊技機の比較ばかりしていたら、大きな資本の総台数が多いパチンコ店が出来たらそれでおしまいです。お客様がいてこその商売ですので、もっともっとお客様を第一に考えなければなりません。だからこそ、深く思考してほしいと思っています。

澤野裕次郎/株式会社八号線 代表取締役専務、統括本部長。大学卒業後に銀行へ就職。2011年に起きた東日本大震災を機に父が運営する同社に入社。2017年、代表取締役専務に就任。

支店長の話がありましたが、社員へ伝えて行きたいことはありますか。

お客様はなぜパチンコが好きなのか。なぜわざわざ自店に来店していただけるのか。そういう、お客様心理を考えてほしいです。遊技台においても、なぜこの遊技台が人気なのか、なんで楽しいと思えるのかを感じてほしい。そのために、もっとパチンコを遊技してほしいと思っています。

社員でも遊技しない人が増えていますか?

一昔前と比べたら、当社の中でも遊技する人は減ったと思います。毎日とは言いませんが、パチンコ台やパチスロ台は当社の商品ですので、知っている、理解しているに越したことは無いと思いますし、キャリアアップを目指すのであれば、商品知識は必須になると思います。

なるほど。

パチンコやパチスロのことを知るのは、楽しさを知ることと一緒です。自分たちが楽しいと思えないものは、お客様も楽しくありません。だから、まずは自分達が楽しめるようになってほしいですね。

最後に澤野専務の夢を教えてください。

お客様がもっともっと楽しめる空間をつくっていきたいと考えています。

また、社員や家族など、なるべく多くの人を幸せにしたいです。社員を幸せにするのも、不幸にするのも経営者の腕次第です。

この会社にいてよかった、ためになったと、心から思えるような企業にしていきたいですね。

個人的には、自分の子供がお父さんみたいになりたい、会社の手伝いがしたいと言ってもらえたらいいなと。そのためには家族に応援してもらえるようにより一層頑張らなくてはいけないなと思っています。これは社内の上司部下も言えるし、社員の家族にもそのように思ってもらえる会社にできたらなと考えてます。道はまだまだ長そうですけどね。

ありがとうございました。

-インタビューを終えて
八号線に入社してから、休暇制度の見直し、理念制定、採用の本格化など、従来の八号線に囚われず、今までの良さを活かして、さらに良くする方法を模索してきた澤野専務。社員と笑顔で談笑されている姿を見ていると、とても慕われている経営者だと感じました。
また、「自分に関わる人をなるべく多く幸せにしたい」という言葉には、澤野専務らしさがすごく出ていてるように思いました。(インタビュアー阿部)