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株式会社シティコミュニケーションズ、三田大明社長 TOPから学ぶ

三田大明/株式会社シティコミュニケーションズ 代表取締役社長。1995年株式会社セガ・エンタープライゼス入社。1998年有限会社ザ・シティ入社。2000年には漫画喫茶のチェーン展開のため有限会社ディスクシティエンタテインメントを設立、代表取締役に就任。2002年株式会社シティコミュニケーションズ代表取締役就任。現在はパーラー事業部・ネットカフェ事業部・おもてなし事業部(飲食事業、スパ事業、ウェディング事業)・デザイン事業部・スマ-トフォンアプリ開発事業部・ネットオークション事業部・不動産事業部と幅広い事業内容を関東中心に展開する。

今回は株式会社シティコミュニケーションズの三田 大明社長に登場いただきました。新規事業の立ち上げでのお話、社是に込められた想い、「社内イベント日本一」を掲げるきっかけとなったビールかけのお話や、今後のビジョンについて伺いました。

三田社長、本日はよろしくお願いいたします。まずはこれまでのご経歴から伺いたいと思います。

1995年に新卒で株式会社セガ・エンタープライゼスに入社しました。昔から幅広い意味でのエンタテインメントに興味があったのですが、セガに入社しようと思った一番の決め手は、セガの発想力に惹かれたことでした。

当時のセガは、「全国約300箇所に日本初のゲームのテーマパークをつくる」という目標を掲げていました。それが現在のジョイポリスなんですが、その頃は今でいう「テーマパーク」というものはまだ一般的ではなく、時代に先駆けた発想にとても魅力を感じました。

株式会社セガ・エンタープライゼス様ではどのくらい働かれていたのでしょうか?

約3年間勤務し、最終的にはゲームセンターの店長をさせていただきました。その後、自分でゲームセンターを立ち上げるために、仲間を募り、独立しました。

ですが、その頃世の中ではゲームセンターの売上が低迷していました。ゲームセンターのユーザーはどこに流れているのか調べていくうち、名古屋で漫画喫茶が流行っているという話を聞いたんです。

そこでさっそく名古屋に視察に行きました。一晩かけてお客様の流れや店舗の様子を視察したところ、夜中でも客足は途絶えず、しかもスタッフはアルバイト1人。店舗内をみたところ、初期投資もさほどかからない。客数から大体の売上と経費を計算してみると、その利益率の高さに驚きました。

まだ全国的にはメジャーではないこの事業形態を、今取り掛かれば大きな収益を生むのではと考え、漫画喫茶を始めることにしました。

漫画喫茶立ち上げの際に、一番苦労されたことはなんですか?

やはり一番は資金調達です。初期投資の額面としてはそれ程多くはありませんでしたが、当時は漫画喫茶というビジネスモデルはまだメジャーではありませんでした。そのため事業計画書を銀行に出してもなかなか貸してはもらえません。

事業計画書自体作成するのは初めてで、何度も書き直し、最終的には3回目でようやく貸してもらえることになりました。しかし、それは父に保証人になってもらったということが大きかったです。

お父様は漫画喫茶を始めることに対しては賛成されていたのでしょうか?

いえ、必死に頼んでようやく保証人になってもらったくらいなので、賛成というよりはあきらめたんだと思います。私がやりたいと言ってきかなかったので。銀行側もこれまでの父との付き合いもあったので、渋々ではありますが判子を押してくれました。

経営を始めてみていかがでしたか?

立ち上げから1年で黒字化させることができました。右も左もわからず息をつく間もない日々でしたが、みんなで頑張ったことが形になったということはなんて気持ちいいんだろうと感じました。私についてきてくれた仲間たちにとても感謝しましたし、仲間を守るためにも夢を叶えるためにも、絶対に成功させなければという想いがありました。

その当時のことは私たちの「物語」として、新卒採用の時もお話ししています。現在では、漫画喫茶からネットカフェに進化を遂げ、チェーン展開を行い、池袋には世界最大級の店舗を構えるまでになりました。ですが、それは最初の一店舗の努力があったからこその物語です。苦労して歯をくいしばって、小さな成功を重ね、最後に花開く快感。うちの社員には自分で人生を切り開き、全身で生きていることを実感するその瞬間を感じて欲しい。自分の物語は自分が盛り上げる、自分で完結する、自分で叶えるということを常に話しています。

では次に御社の社是についてお伺いしたいのですが、なぜ「KEEP CHALLENGING」という言葉を選ばれたのでしょうか?

社是が経営者の想いや魂であるなら、この言葉しかないと思いました。この言葉が生まれた背景には、バブル期の父の姿を見ていた経験が大きいと思います。

バブルが崩壊した頃、私はまだ高校生でした。その頃父が経営していた会社は、土地と株で繁栄した会社でした。ですから、バブルという時代の影響をもろに受け、多くの方々から手のひらを返されたような対応をされました。

苦しみながらも耐える父の姿をずっと見てきて、私も幼いなりに、自分がいつか経営者になるとしたらどういった経営者であるべきかを考えるようになりました。

そうして辿りついたひとつの答えが「KEEP CHALLENGING」だったんです。

世の中は振り子。良いときも悪いときもある。勝ち続けるために必要なことは、運ではなく、努力をし続けること。良いときは驕らず、悪いときは絶対にあきらめない。それが大切なんだと思いました。

苦しむ父の姿を私は一生忘れてはいけないと思っています。自身が経営者となった今も、なぜこの社是にしたのかをいつでも思い出せるよう、常に目に見える場所に社是を掲げるようにしています。

現在三田社長が最も力を入れいらっしゃるのはどういった部分でしょうか?

社員満足を高めることです。教育や採用などもそうですが、一番は社員満足、そして「笑顔」です。

会社の経営を担っているのは、毎日お客様に接している現場の人間です。私たち本社の人間はあくまで彼らのサポート。ですから、彼らがより生き生きと働いていける会社にしていかなければいけないと思います。

社員満足を考えることとなったきっかけはなにかありますか?

社員から、「自分が働いていて楽しいと感じていなければ、お客様に対して笑顔は出せない」と言われたことです。確かにそうだと思いました。お客様はもちろん大切です。ですが、大切なお客様の笑顔を得るためには社員の笑顔がなければいけない。

ですから、株式会社シティコミュニケーションズにおいては、一番は社員、二番が支えてくれる業者の皆さん、三番目がお客様という位置づけにしています。

社員満足向上のために、どのようなことに取り組まれていらっしゃいますか?

具体的には「社内イベント日本一」を目指しています。新しくて楽しいイベントをたくさん行うことは社員満足につながると考えています。

これまでで最も印象深かったイベントというと何があげられますか?

やはり一番印象深かったのは、「社内イベント日本一」を目指すきっかけとなった、「ビールかけ」です。ビールかけは2006年7月に、シティコミュニケーションズとして売上500億円を達成したことを記念して行いました。

実は最初に発案したときは猛反対を受けたんです。というのも、それまで世の中では、「会社のお金はお客様のために使うものであるという」考えが根強かったからです。その考えは決して間違いではありません。ですが、私は社員のためにお金を使うことも必要だと考えていました。

反対する方はとても多かったのでとても迷いましたが、結果的にはやってよかったと思いました。

ビールかけのとき、社員たちが見たこともないほどの笑顔を見せてくれました。民間企業が大規模にビールかけをすることなんて前例がないと言われましたし、普段の生活で経験することはないですから、みんなうれしそうだったし、私も楽しかったです。

これを機に、会社の結束力が格段に強まりましたし、社外の方にも興味を持っていただき、新卒採用での応募数も増えました。やってみたらいいことばかりで、「これは正解だったんだな」と感じました。

シティー ビールかけ1 ビールかけの様子。写真からもみなさんが全力で楽しんでいる感じが伝わります^^!

シティー ビールかけ2 三田社長も社員のみなさんと一緒に楽しんだそうです^^

それ以降は社員から希望を聞いて、どんどん社内イベントを開催するようになりました。 最近では、東京ドームで忘年会をする、関連会社の皆さんと協力してディズニーランドの貸し切りなど、次の目標となる案もたくさん出てきています。

現在御社は様々な事業を展開されていますが、それぞれの事業はどのように生まれているのでしょうか?

シティコミュニケーションズの事業は、全て社員の声から生まれています。 同時に、全て私が好きなものでもあるんです。好きだからやってみたいし、そこで社員と私の意見が一致するとお互いに本気になって取り組めるんです。

弊社の場合、「やりたい」と手を挙げた社員に、事業計画書を作るところから全て任せています。その代わり責任を持ってやりきってもらいます。 もちろん仲間を集めることも自分でやってもらいます。

の夢についてきてくれる仲間を集め、一緒にやっていくとなれば、その人たちのことも考えなくてはいけません。 でもだからこそ、「KEEP CHALLENGING」できるんだと思います。

仕事とはいえ、会社から指示されたことをやっているだけでは、辛くなったときにはどうしてもやる気が出なくなることもあると思います。 ですが、自分のやりたいこと、夢を叶えるためなら諦めないですし、諦めたらどうなるかは自分が一番わかっているはずです。だから努力し続けられるんです。

弊社の広報室も今、同席している新卒1期生の社員が入社1年目で立ち上げたものですが、彼も諦めずにここまでやってきました。何をするのかも全て自分で決め、がむしゃらに取り組んでいました。 私はそんな風に自分のやりたいことを実現させるためにがんばる社員が、パフォーマンスを最大限に発揮できる環境づくりをサポートしていけるよう努めています。

御社では新卒採用も行われていますが、どんな方を求めていらっしゃいますか?

一番は人の心の痛みがわかる人です。 自分さえ良ければいいのではなく、周りの人間の気持ちもわかる人。 そして、自らの胸の内に、どうしてもやりたいことを秘めている人がいいです。

あとは時間を守る、挨拶をするなど基本的なことが意識できる人であれば、その他は入社後に教育をしていければと考えています。

今後のビジョンを伺いたいと思います。

M&Aを進めていきたいと思っています。 私たちとお店づくりの理念が合う企業さんと手を組み、一緒に「街」をつくっていきたいですね。 また、今後も新しい事業に対しては積極的に取り組んでいき、よりエンタテインメントに溢れた魅力ある「街」にしていきたいと考えています。

最後に、業界の皆様へのメッセージをお願いいたします。

パチンコ業界は衰退していると言われていますが、業界自体がなくなることはありえません。 エンタテインメントは太古の時代から形を変え続いてきた人間特有の文化です。 生きるために必須のものではないけれど、なくてはならないものです。

現在の日本でその中心となっているのはパチンコです。 私はパチンコ業界全体を皆さんと一緒に盛り上げ、世の中全体を明るくしていきたいと考えています。

ありがとうございました!

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