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ABC様後編写真今回は株式会社ABCの冨田 和宏常務に登場いただきました。
他社での現場経験を経て、自社に入社された冨田常務。
後編では常務が印象に残っている取り組みだというクレドについてと、今後のビジョンなどをお届けします。

―入社されてからの7年間で、一番印象に残っている取り組みはなんですか?

2011年にクレドを制定したことでしょうか。
合理化・効率化の弊害として、社員はどうしても指示待ちの傾向が強くなります。
与えられた仕事だけをこなすのではなく、自発的な行動を促すにはどうすればよいかを模索している中、ちょうど社長からクレドの提案がありました。
制定に関わりたいとお願いし、私を委員長として、十数名のメンバーで委員会組織を立ち上げました。その後定期的な会議を重ねて、1年程かけて完成させました。

―クレドの作成において、特にこだわられたことはありますか?

「社員みんなでつくる」ということにこだわりました。
会社のトップがつくったものを社員に浸透させるのではなく、社員の声を集めて、全員が参画意識を持てる形でつくるというプロセスを重視しました。
さらに、ステークホルダーの皆様の声も取り入れたいと考えました。

―クレドをつくるにあたり、まずはどんなことから始められましたか?

まず当社にとってのステークホルダーを、お客様、共に働く仲間とそのご家族、お取引先様、地域社会と定義し、それぞれへのアンケートを実施しました。
当社をどのように思っていらっしゃるのか、今後どうなってほしいのか、正直なお気持ちを聞かせてほしい、という内容でした。

―ステークホルダーに社員の方のご家族を設定する企業というのは珍しいのではないですか?

そうですね、ですがやはりこの業界の特徴かもしれませんが、ご家族のご理解をいただくことは非常に重要なことです。
ここ20年程で業界は大きく変わりましたが、それはあくまで私たち業界の人間だからこそわかることです。当社でも未だに内定者のご家族の反対から、内定辞退を受けることがあります。
少しでもご家族の方からのご理解をいただき、働くことを支援してもらえるような会社になっていかなければと考えてのことでした。
実際にご家族の方から「パチンコの悪いイメージを払拭して欲しい」「誇りを持って働ける会社になって欲しい」という期待のお言葉をいただきました。
会社の方針としても、私自身としても、業界のイメージアップは以前より取り組むべきテーマとして認識していました。そこで、基本指針には「業界のイメージアップへの貢献」という言葉を入れています。

―アンケートはどのくらい集められたのでしょうか?

約4,000人分が集まり、お褒めの言葉、厳しい言葉、様々な意見をいただきました。
それらの意見をもとに全店舗でミーティングを実施し、私たちが意識すべき、取り組んでいくべきことを考え、基本指針と行動指針を制定しました。
クレドは作るだけでなく、社内に浸透させなければ意味はありません。まだまだこれからやるべきことはありますが、それでもつくり上げたということには一定の達成感がありました。

―現在は社内に浸透させるためにどのようなことをされていますか?

カードにして、全社員が携帯しています。
もちろんただ持っているだけではなく、日々の業務の中での実践を心がけてもらえるような様々な仕組みを毎月の委員会で話し合っています。

クレド

例えば、クレドの実践によってお客様やお取引先から「ありがとう」を頂いた事例を、イントラネットを使い全社から集め、その中からピックアップして、事例を新聞として毎日配信しています。失敗やトラブル事例を共有して再発防止する仕組みは以前からありましたが、併せて感謝の事例、良かった事例を共有する仕組みを構築することで、接客の幅が広がり、マニュアルに縛られない臨機応変な対応が増えたような気がします。

デイリークレド

―現在、ご自身が力をいれられていることはなんですか?

現在は営業本部長という立場ですので、各店舗の稼働アップ、シェアアップを目指し、経営方針にもある「高品質なサービスと安価なパチンコ娯楽の提供」を実現するべく日々取り組んでいます。
遊技機や広告宣伝等の営業戦略ももちろん重要ですが、それに加えてクレドの実践等、長年培った人材力で他社との差別化を図っていきたいと考えています。
また新規出店に加え、ここ数年は既存店の改装にも力を入れていき、全体のサービスクオリティを高めることで競争優位性を高めていきたいと考えています。

―冨田常務ご自身の目標はなんですか?

遊技業としてだけでなく、一企業として社会に必要とされ続けるような会社にしていくことが目標です。そしていずれは、安心して会社を引き継いでいただけるように、日々勉強していきたいと思います。

―スタッフの方に向けてメッセージをお願いいたします。

目標を持ち、楽しんで仕事をしてもらいたいです。
当社で働くことによって、業務のスキルだけでなく、人間として成長できるような環境を用意したいと思っています。
特に現場の仕事は、最もお客様から直接「ありがとう」をいただくことができます。
非常に大変ですが、その分やりがいもたくさんあります。
たくさんの「ありがとう」をいただける仕事をしてもらえたらと思っています。

―最後に業界の方へのメッセージをお願いいたします。

お互いに切磋琢磨していい業界にしていければと思います。
私たちがするべきことは表面的なイメージアップではなく、それぞれが本業をしっかり全うして、遊技業としての社会的責任を果たすことだと思っています。
自分たちの存在意義はなにかを常に考え、遊技業に関わる方全てが業界を良くしていこうという気概を持って、やるべきことをひとつずつ積み上げていけば必ず業界はよくなると信じています。

―ありがとうございました。

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