パックエックス通信

vol107 三恵観光株式会社 杉本潤明社長 後編

バナー三恵観光さま後

今週のパック・エックス通信は、前回に引き続き、三恵観光株式会社の杉本潤明社長です。
後編では、経営者になった時の想いや夢、社員への想いについてお伺いしています。

―会社全体を見ていくことになったということですが、その時の経営体制はどのようなものだったのでしょうか。

昭和で止まってしまっているような経営体制でした。
カリスマ社長が一人で会社を動かしているような状態で、役職者に関しては、肩書だけはあるものの、スキル面でいうと他の平社員と同じでした。

仕事への取り組む姿勢というのも、社長に怒られないようにしなければいけないという考え方の社員が多く、率先して利益を生み出していこうという考えの社員はほぼいませんでした。

経営の管理体制も昭和感漂うものでした。
まず、帳簿が手書きなんですよ。
パソコンも1台だけあるにはありましたが、外部接続をされておらず、ワープロとしてしか機能していませんでした。
そのような状態で、先代の社長は経営をしていたわけですから、凄いことですよね。
私にはとてもマネできませんね。

―社長になられた時の想いをお聞かせ下さい。

社長になる前は、スーパーナンバー2にならなければいけないと考えていました。
先代社長の下は、私でなければならないという気持ちですね。
社長がしたいことをヒアリングし、それを具現化する。
それも、かなりのスピード感を持ってですね。

先代社長のもとで働いていた時間は、あっという間に過ぎて行きました。
ちょうど4年前、62歳で亡くなり、それを機に私が代表取締役に就任しました。

ですが、四十九日の期間は本当に悩みましたよ。
父が亡くなる前は、自分一人でもやっていけると思っていました。
なんでもできるっていう変な自信があったんですよね。
でも、父が亡くなって改めて、父の存在の大きさに気づかされました。
父がいたからこの会社の経営を続けられていたんだ、と思いました。

自分一人ではやっていけない、会社を全て売り、そこで得たお金で暮らして行こうかとも思いました。
私たち家族が生活していくだけならそれでもかまわないかもしれません。
ですが、そこで気がついたんです。
私は、杉本家だけでなく、三恵観光という会社も、後世に遺していくために産まれてきたんだと。

その時、真剣に悩み、答えを見い出すことができて良かったと思っています。
今では夢もありますからね。

―夢についてお伺いしてもよろしいですか。

夢は2つあります。

1つはビジネスにおける夢です。
この三恵観光株式会社から10人の経営者を生み出すこと。
そして、年商3,000億円の会社を育て上げることです。

中小企業に就職をして課長や部長で一生を終えることも素敵な人生かもしれません。
しかし、経営者にならなければ見えない素敵な景色もあります。
その景色を同じ場所から眺めることができるような仲間を作りたいんです。

そして、年商3,000億円にまで会社を育て上げ、58歳で引退をしたいんです。
父親が62歳で亡くなったということもありますが、60歳になってしまうと、気持ちに対してなかなか体がついて行かなくなってしまうのではないかと思うんです。
だから、それまでにしっかりとした事業の軸を4本作り、1本が上手くいかなくなってしまっても立派に立っていられるような会社に育て上げていきたいと考えています。

―もう1つの夢は何ですか。

もう1つの夢はプライベートに関することです。
子供が3人いるのですが、将来的にそのうちの何人かは海外に住んでいて、嫁さんと一緒に2人でしょっちゅう遊びに行くんです。
嫁と海外旅行を楽しみたいんですね(笑)

この2つの夢が叶ったとき、私の人生のミッションは達成されると思っています。
私の人生のミッションが達成されるとき、多くの人が巻き込まれて、巻き添えと言う形で幸せを感じてもらえるのではないかと思うんです。
幸せの感じ方は人によって違いますが、自然と笑顔になるような幸せの形を生きている間に一つでも多く残していきたいですね。

―社員に対しての想いについて教えて下さい。

社員がいなければ、会社は成り立つことができません。
社員の存在はとても大切です。
だからこそ、この会社でよかったと思ってもらえるような組織を作っていきたいと思います。

ステップアップのために退職することは良いことだと思うのですが、撤退的な退職はさせたくないんです。
大事な仲間ですからね。
皆が仲間として働いていきたいと思えるような会社は素敵じゃないですか。

そのためにも、ひとりひとりに声をかけることもそうですが、従業員の誕生日には何かをプレゼントしたり、手書きのメッセージカードを渡したり、従業員の奥さんのお誕生日にはお花を送ったりしています。

新入社員として入社してくれた社員のご家族には、大事な息子さんや娘さんをわが社に預けてもらうわけですから、挨拶にも行っていますよ。
やはり、パチンコ業界に就職することを懸念する親御さんも多いと思うので、少しでも安心してもらえればと思い、この活動を続けています。

入社時に渡すカード。
三恵観光グループが目指すものが書かれています。

―新卒採用も杉本社長自ら積極的に行っているのですね。

はい。
会社説明会と1次選考は全て私が行っています。
一緒に現場で働きたいと思えるかという点を採用の基準にしているので、2次選考からは現場の社員に行ってもらっています。

パチンコ業界は、新卒採用が本当に厳しいですし、16卒採用からは、内定辞退も増え、さらに厳しくなってくると思います。
なので、来年からは合同説明会にも自分で行こうと思っているところです。

―杉本社長が共に働いていきたいと思う人はどんな人ですか。

元気をくれる人ですかね。
それと私の考えを理解してくれる人。

理解してくれている人は、それだけ想いが近いので、仕事のスピードがぐっと上がると思うんです。
同じ想いを持ってくれている人は、仕事だけでなく成長スピードも速いですからね。
それに、育ててあげたいとも強く思いますしね。

元気をくれる人は、一緒に仕事をしていて気持ちが良いので、そういった人と一緒に働きたいですね。

―最後に座右の銘を教えて下さい。

「反省はするけれども、後悔はせず」ですね。

この言葉が言えるのは、今までの人生があったからだと思います。
あと100年も生きないのだから、自分が生きた意味が何かしらの形で残ればいいなって思うんです。
子供だったり、仕事だったり、あるいは誰かの記憶の中だったり。
形はどうであれ、良い意味での生きた証を残すことができることって、とても素晴らしいことだと思うんです。
それをするためには、今を全力で生きることなんじゃないでしょうか。
過去ばかりを見て後悔をしていては、今を精一杯に生きることはできません。
未来という字は、未だ来ずと書きます。
未来を大事にしたいのなら、それよりももっと現在を大事にしないとですね。
そのためには、後悔ではなく、反省を活かしていくことが必要なんだと考えています。

―ありがとうございました!

 


 

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