パックエックス通信

vol106 臼井産業株式会社 波山鍾範社長 後編

臼井産業さまバナー後編

今週のパック・エックス通信は、前回に引き続き、臼井産業株式会社の波山鍾範社長にご登場して頂きます。
後編では、代表取締役社長に就任後のお話や新規事業についてお伺いしています。

―代表取締役社長に就任後、最初に行ったことを教えて下さい。

まずは経費の使い方を見直しました。
最初は周りからの反感もありました。パチンコ業界を経験したことのない若者が、いきなり社長になったわけですから、当然です。それだけでなく、人件費の削減や、その他にも経費削減に取り組みだしたわけですから。

しかし、それまでと同じことを続けていたら、廃業を迫られることは確実でした。
誰も行動せずにこのまま進んでしまえば、全てのスタッフが職を失うことになってしまう。それだけは経営者として防がなければいけない。その信念のもと、嫌われることを覚悟して、決意を持って組織改革に取り組みました。

結果的に、徐々にではありますが、投資ができるまで資金を増やすことに成功しました。半年前には、屋号を「パーム」から「ガリレオ」に変更し、店舗の全面改装も行いました。

―店舗の全面改装や屋号の変更などは、どういった想いでされたのですか。

まず、外観に関してはお客様の記憶に残るようなものにしたいと考え、ピンク色を基調とし、大胆な改装を行いました。

次に、内装に関してはお客様に少しでも長く遊技してもらえるよう、快適な遊技環境作りにこだわりました。

屋号は、他になく覚えやすいもの、と考え「ガリレオ」に変更しました。

全てに共通しているのは、地域に密着し、来店して頂けるお客さま一人一人と丁寧に関係を構築していきたいという想いです。遊びの場とした集客を目指し、徐々に地域に浸透していければと考えています。

―今後のビジョンを教えて下さい。

今後はパチンコ業界だけではなく、他業種にもチャレンジしたいと考えています。
現在は、福祉事業の立ち上げを考えています。
来年、医療・介護に関する法律も変わりそうなので、一日でも早くスタートしたいと考えています。

今は、責任者に研修を受けさせているところです。まずは試験的な意味合いも含めて、1店舗、経営していこうと考えています。

―なぜ、福祉事業を行おうと思ったのですか。

昔から福祉系の仕事に興味はあったことと、初期投資が少なくて済むことです。
パチンコホールは改装をするだけでも、約1億円近くかかりますが、デイサービス等であれば、同額の投資金で10店舗も新規出店をすることができます。

―初めての経験であるパチンコホール企業の経営を行うにあたり、先代の社長であるお父様からアドバイスは受けましたか。

実は、父から仕事を教わったことは一度もないんです。もともと、家業を継ごうとは考えていなかったこともあり、社長に就任する以前も、一度もパチンコホール企業の経営に関する話は、父から聞いたことがありませんでした。

ですから最初はとても大変でしたが、今では父から仕事を教えてもらわなかったことが逆に良かったのかもしれないとも思っています。

父はパチンコ業界の景気が良い時にパチンコホール企業の経営を始めました。当時は台を置いていればお客様が入った時代です。ですが、今は違います。遊技人口も減ってきていますし、店舗数も企業数も減少傾向にあります。台の性質も変わりました。

私は現在38歳になるのですが、景気の良かったころのパチンコ業界というものを見たことはありません。
パチンコやスロットの遊技経験も学生の頃に少しあるだけです。景気がよかった頃のパチンコ業界を知らない分、先入観なく今の時代にあった経営について考えられることが、私の強みなのではないかと考えています。

―最後に座右の銘があれば、教えて下さい。

「意志あるところに道はある」という言葉ですね。

成功している人には色々なタイプの人がいると思います。例えば、スピーチやプレゼンが上手な人もいれば、下手な人もいる。豪快な人もいれば、そうでない人もいる。誰一人として、同じ人間はいないと思うのですが、彼らの共通点がひとつだけあると思っていて、それが、信念を持っていることだと思うんです。

だから、私も、この言葉をいつも胸に生きています。

―ありがとうございました!


 

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