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vol105 第一興産株式会社 伊藤光宏社長 後編

  第一興産さまバナー後編 今週のパック・エックス通信は、前回に引き続き、第一興産株式会社の伊藤光宏代表取締役にご登場して頂きます。 後編では、代表になってからのお話や、社員への想いについてお伺いしています。 ―代表になって変わったことなどはありましたか? 特にないですね。店長をしていた時からオーナーの分身だと思い、常にオーナー目線で仕事をしてきました。 大切なことは、これからどうやって実績を出すかです。今後どうすればさらに会社を発展させられるかを考え実践し、実績を残すことが私の使命です。 ―社員のみなさんに伝えたいことはありますか? お客様と株主満足が一番大事だということです。 自分の私利私欲を殺して、お客様と株主のことを一番に考えることができる人ほど、自分の給料や幸せとして返ってくると思うんです。短期的ではなく、長期的にその気持ちを持ち続けて欲しいと思っています。 それと、社員には何より幸せになって欲しいと思っています。何かしらの縁があって、共にお仕事をしているわけですから。 仕事もお給料もそこそこでいいから、私生活を充実させたいという人もいる。ガツガツ働きたいという人もいる。結婚して、家を建てたいという人もいる。人それぞれいろいろです。そう考えたときに、何が大切になってくるかというと安心感、特にゆとりだと思うんです。 でも、そのゆとりを得るためには、やっぱり頑張らなければなりません。そういった意味で、会社は各々が幸せを追求するための場だと考えます。それが利益で評価されるのであれば、そこを目指して頑張って欲しいですね。 ―社員さんのモチベーションを上げるために取り組んでいることはありますか? とにかく褒めることですね。組織が小さいので1店舗1人でも良いことをすれば、私は従業員全員に伝わるくらい大々的に褒めるようにしています。そうすると自然と周りもそれをやるようになるんですね。 他には、11年前から接客・遊技環境向上プロジェクトというものを店長の下の役職であるマネージャー向けに導入しています。 マネージャークラスの中から選抜のメンバーに、設備接客責任者という役割を与え、お互いの店を視察に行かせ、接客や設備などの遊技環境を評価し合うというものです。 お互いに評価しあうので、周りに負けないように努力します。 競争しあうということはとても大事です。負けたくなければどうすればいいかを考えますよね。これまで通りのことを続けていても発展はしません。 世の中は絶えず変化していますから、自分たちも変化に対応すべきです。 会社のルールや規制概念に縛られて何かができないというのはよくないので、私も「今やっている仕事を疑え」といつも言っています。 また、このプロジェクトでの結果は、人事評価にも反映させています。どれだけがんばったかが給料やボーナスにも反映されるので、モチベーションにつながっていますね。 ―今後のビジョンを教えて下さい。 自分自身のことで言うと、TOPセールスマンになって、この会社を出ていきたいと考えています。もちろん、この会社の業績も上げますよ。でも、その姿を社員に見せて、社員にもそこを目指して貰いたいと考えているんです。 私は、社員が辞めることを悪いことだとは思いません。むしろ、辞めて、自社よりも良い待遇だと聞くのは嬉しいことなんです。稼げる人間になって欲しいと思っているんですよ。 会社全体としては、パチンコ以外の事業も展開させたいと考えています。事業内容としては、飲食や介護、フランチャイズでもいいと思っています。 今後業界は縮小傾向になっていくと思うんです。そうなると従業員は、だんだんと煮詰まってきてしまいます。その時のことを考えて従業員の受け皿をたくさん作っておきたいんですね。もちろん、パチンコはパチンコでやっていきますよ。 ―座右の銘や心がけていることを教えて下さい。 座右の銘はありません。そんなに立派なものはありませんよ。ただ、心がけていることはあります。西村会長に学んだ言葉ですが、論語の「忠恕」、誠心誠意相手の立場で考え行動するということです。 西村会長からは、仕事に対する基本的な姿勢や、経営に関する哲学・価値観・判断・考え方など、本当に色々なことを学びました。10年間、本当によく勉強させてもらいました。 でも、当時は本当に厳しくて、本当に怖い方でしたね。人を叱ることは、大変なエネルギーが必要ですが、惜しむことなくそのエネルギーを注いでいただきました(笑)。 ―最後に業界の仲間にメッセージをお願いします。 店長職以上の役職者であるならば、株主を喜ばせてあげて下さい。そして、自分の下で働く従業員を喜ばせてあげて下さい。そして、自分の利益は一番最後に考えるようにして下さい。 株主の存在が無ければ、会社や組織・社員の存在はありません。もしそれが嫌なら、自分が株主になるしかありません。稼ぐっていうのは、そういうことです。 ―ありがとうございました!
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