パックエックス通信

vol104 株式会社イチバン・コーポレーション 赤嶺英光社長 後編

バナー後

今週のパック・エックス通信は、株式会社イチバン・コーポレーションの赤嶺英光社長です。
創業者の方とは血縁関係はない赤嶺社長。
後編では役員に抜擢されたときの心境や、現在の取り組みについてついてお聞きしました。

 

―赤嶺さんが取締役になられたのは入社6年目の時ということですが、任命されたときはどのようなお気持ちでしたか。

私が取締役になったのは34歳の時なのですが、正直なところ驚きました。
この業界は世襲が非常に多いので、まさか私が取締役になるとは想像もしていませんでした。
任命されたときには、入社する際にこの会社は他とは違うなと感じたことを思い出しました。ファーストインプレッションに間違いはなかったな、と。

社長になった今でも変わらないのですが、創業者の考えを実行するのが私の仕事だと思っています。ですので、創業者が何を考えているのかを理解することがまずは重要です。
簡単なことではありませんが、創業者の想いの実現に少しでも近づけることで、ここまで育ててもらった恩返しをしていきたいと思っています。

―社内で、赤嶺さんを「社長」と呼ぶのを禁止にしているとお伺いしました。
※社内で役職名で呼ぶことを禁止している

はい。私は社長ではありますが、ビジネスにおいては役職に関係なく、意見を出し合いながら組織をつくっていきたいんですね。それもあって社長と呼ぶのは禁止しています。

―現在は採用などは全て現場の方に任されていらっしゃるのでしょうか?

そうですね、現場のことは全般的に任せています。やはりそれぞれの分野で長けている人、適任と思われる人がその業務を行うべきだと思うからです。
たとえば新卒採用で、私が女性の活用の話をするよりも、実際に産休を取って復帰した女性社員が実体験を話す方が伝わると思うのです。

それからうちは決裁のスピードも早くしています。
例え話ですが、コインを投げて裏表を当てるゲームをするとします。表か裏かを即答するか、明日まで考えるか、1週間考えるか。いくら考えたところで確率は50%で変わりませんよね。考えることはその瞬間で考えて、明日まで考えても一緒だと思ったらその場で判断すべきなのです。
決裁にしてもいつまでも判断を渋ると、その間現場は待っています。
ノーならノーで早く言われればその分早く次の方法を考えることができます。

―では新しく採用する方にはどんなことを求めますか。

私は素晴らしい個人能力を持つ人よりも、チームを盛り立てられる人が欲しいと思っています。1人でがんばって200%の力を出せたとしても、部下が30人いてその人たちを10%伸ばすことができれば、そっちの方が会社としての利益は大きいですよね。

新卒で入ってくる人はみな、がんばって上に上がりたいと言います。
私はよく彼らに、がんばれば1階級2階級は上がれる。でもそこから上は自分一人でがんばっていてもあがっていけないよと言っています。

私もそうなのですが、誰かの想いの神輿に乗せてもらって、上へと上げてもらってきました。関わる人にそんな想いを持ってもらえるような信頼感を与える人格がないとだれにも担いでもらえません。
周囲の人を巻き込んで10%とパワーをあげられるような人間が欲しいのです。

それからお客様のことを考えられる人。パチンコの知識は後から身に付きますが、お客様本位という姿勢は、人間性の部分が大きいです。
そういう人を採用するためには、採用する側の人間力も重要です。だからうちの人事課はあえて「人間関係課」としています。

―これから力を入れて取り組まれたいことはどのようなことですか。

やはり人の部分です。
数年前から弊社の社員は常識的ではあるけれど、いい意味でかき乱してくれるような存在が少ないと感じていました。
パック・エックスさんからの紹介でも何名か入社していますが、そうやって外の血を入れるということも必要だと思っています。同じような環境では似たような考えしか生まれず、それ以上の成長は見込めないからです。
たとえば新規出店をするときに、店長をできる人がいなくて悩むのではなく、誰を店長にすべきかで悩む組織でありたいと考えています。

そのためにも、全員が同じ方向を向いていることは重要です。
現在は経営計画書を自ら手を挙げた社員が中心となって考え、出来上がったものを社員全員に配布しています。
定期的に“社長塾”を開催し、考え方や理念など想いを共有する場もあります。

また、メンター制度を取り入れ、新入社員には上司の他に、何でも相談できる先輩社員をつけています。月に1回は新入社員とメンターの面談を行い、何でも気軽に話せる環境を用意しています。

様々な取り組みを通して、今後はより一層、強い組織をつくっていきたいと思っています。

―ありがとうございました!


 

アミサミバナー

 

関連記事