パックエックス通信

株式会社E・クライス、竹内秀樹社長・青栁裕士専務 TOPから学ぶ

竹内秀樹/株式会社E・クライス 代表取締役社長。大学卒業後に大手電機メーカーに就職。その後飯島前会長のご令嬢とご結婚し、入社。 青栁裕士/株式会社E・クライス 専務取締役。大学卒業後に金融業界に就職。その後飯島前会長のご令嬢とご結婚し、入社。お二人とも1年間の修行期間を経て、2007年に株式会社E・クライスに入社。

今週のパック・エックス通信は、株式会社E・クライスの竹内社長と青栁専務のお二人です。お二人とも、異業種出身。E・クライスに加わる前の1年間は他社のパチンコホールでアルバイトをして修行をしたそうです。

本日はよろしくお願いいたします。 まずはお二人の入社に至るまでの経緯を伺ってもよろしいでしょうか。

竹内社長:
大学、大学院では物理学を専攻していて、卒業後の2000年に電機メーカーにエンジニアとして就職しました。その後2003年に結婚したのですが、妻の父が今のE・クライスの創業者であり当時は社長だった会長でした。会長から経営に誘われたのは、2006年頃のことでした。その後1年間の修行期間を経て、2007年6月に私が専務、青柳が常務として入社しました。

青栁専務:
前職は金融系の企業で融資や営業を担当していました。私も会長から一緒に経営をしないかと誘われました。<b私は前職で、経営者の方とかかわることも多かったので、様々なタイプの経営者をみてきました。会長はこれまでお会いした方々とはまったくタイプが違い、私の父とも違う方でした。一緒に仕事をすることで、教わることは多いだろうと思いました。

しかし、経営者の背負うものの大きさを考えると、不安は大きく、すぐには決断できませんでした。ですが、義兄と一緒にということになり、それなら助け合ってやっていけるだろうということで決断しました。会長も二人であれば任せられると思ってくださったようです。

修業期間はどのようなことをされていたのでしょうか。

竹内社長:
会長からの提案で、パチンコ店でアルバイトをしていました。働く先も自分自身で探したのですが、当時30歳を過ぎており、パチンコ業界も未経験ということでなかなかアルバイト先が決まらなかったという思い出もあります(笑)。

青栁専務:
私も半年ずつ2社でアルバイトをしました。ホール巡回も設備も初めての経験でしたが、現場はやはり大変です。一から学べた事は今にも生きています。教えて頂いた2社には感謝しております。

御社に入社後はどんなお仕事をされていましたか。

竹内社長:
まずは会長(当時は社長)の側で、社長はどのような仕事をするのかを見て学ぶことから始まりました。当時は店舗のリニューアルの話が進んでいたので、業者さんとの打ち合わせに出席するなどしていました。そうやって関わっていく中で、自分がすべきことを見つけていきました。

青栁専務:
私も最初は会社で行われていることを覚えることから始めました。同席した打ち合わせの内容をまとめて議事録を作成したり、見積りを比較してどちらが良いのか検討しやすくするための資料も作成しておりました。アルバイトをしたとはいえ、現場経験は1年足らずだったので、現場に確認するなどしながら進めていました。

竹内社長が社長になられたのはいつ頃のことなのでしょうか?

竹内社長:
2010年の1月に会長から話がありました。会長は私たちにもっと経験を積ませてからバトンタッチをしたいと考えていたようですが、体調を崩されたこともあり、予定よりも早く代替わりすることになりました。正式に社長に就任したのは、その年の7月のことでした。それから3か月後の9月に会長が亡くなられたので、一緒に仕事ができたのは3年3か月でした。短い期間でしたが、とても濃密な時間でした。

青柳専務:
会長からは報告の仕方などの基本的なことから、経営者としての考え方など様々なことを教わりました。報告の際に、回りくどい言い方になってしまうと、「言いたいことがわからない」と言われてその後のことは聞いてもらえないということもありました。私たちのことを想ってくださるからこそ、厳しく教えてくださったのだと思います。

会長との思い出で、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

竹内社長:
2円パチンコ導入をご提案したときのことです。それ以前に1円パチンコを導入していたのですが、さらに業績を伸ばすために2円パチンコを導入したいと考えました。4円パチンコの集客のきっかけとして、2円パチンコを導入したいというご提案をしました。そのためにデータを集め、2円導入による4円への効果をシミュレーションし、青柳と二人で会長にプレゼンしました。

会長は、最初は厳しい表情だったので、これはまずいなと冷や汗が出ました。それでも、お話をしていくうちに私たちの熱意を感じていただけたのか、最終的には「やってみろ」と言って頂けたのはうれしかったです。導入後のお客様の反応もよく、思い出深いエピソードです。提案内容の数字の裏付けはもちろん大切ですが、それ以上に提案者の熱意や本気度を、会長は重視していたように思います。

経営者になられて、前職との違いはどんなところに感じられますか?

竹内社長:
守備範囲の広さでしょうか。前職は理系のエンジニアだったので、大きなプロジェクトの一員として、自分の専門的なことだけを行うという感じでした。一方で経営者となると、パチンコ店の営業だけでなく、人事や労務といった幅広い分野での決断が求められます。

ただ、どんな仕事でも基本は同じだと思います。前職では大人数でひとつの仕事を進めていたので、仕事の役割分担が明確でした。大人数で進めるための工程管理や情報共有など、仕事の基礎となる部分を学べたことは今でもとても役に立っています。

弊社で覆面調査を3年ほどさせてもらっていますが、お二人の考え方でしょうか?

青栁専務:
はいそうですね、お客様から支持されるホールになるためには、遊技台・遊技環境(清掃面)・接客の3つが整っている必要があると思います。覆面調査では、遊技環境(清掃面)、接客が客観的に見てどうかを確認するために行っています。常に初めて来店頂いた方がどのような印象を持たれるか。初頭効果を上げる為にも常にお客様目線を重要視しています。

また、私は「凡事徹底」を掲げて基本的なことをきちんと行うことを大切にしているのですが、今は特に清掃に力を入れています。これはお客様に快適に遊技頂きたいという想いからですが、スタッフの成長のためという面もあります。スタッフたちは、パチンコ店のスタッフである前に、社会人です。社会で役立つ人になってほしいので、パチンコ業界で必要なスキル以外にも、挨拶や清掃などの社会人としての基本的なスキルを身に付けてほしいと思っています。

ではこれから人材を採用される際の面接では、どういったところをみていらっしゃいますか?

青栁専務:
一番見ているのは人柄ですね。これまでやってきたことよりも、これからどう活躍できるかを重視しています。 これまでの経験に捉われすぎず、謙虚に学ぶ姿勢を持ち、社内で自分の価値を高めていける人です。それから、弊社の考え方に共感できるかどうかです。

当社では、2012年に組織編制を行いました。その際に、会社の価値観を統一させようという想いから「Passion」という企業理念を策定しました。面接時にも「Passion」に込めた想いを伝えるのですが、それに共感できるかどうかを大切にしています。

最後に今後の目標についてお聞かせください。

竹内社長:
まずは3店舗目となる新店舗で、「Passion」を実現することです。 「Passion」には、「来てよかった!」「働いてよかった!」「できてよかった!」という言葉があります。これは、お客様に、働く仲間に、地域社会にとって存在価値のある会社を目指すという想いが込められています。

新店舗は3店舗目ですが、私たちが経営陣となって初めての店舗です。会長が築き上げた2店舗を受け継いでのチャレンジとなる店舗なので、会社の未来を切り開く勝負の店舗になると認識しています。この店舗で「Passion」を実現することができれば、さらに次の出店のチャンスも巡ってくると考えています。そのチャンスが巡ってきたときに任せられる人材も、育てていきたいです。

青柳専務:
店舗は増やしていきたいですが、何店舗まで増やしたいといった目標よりも、「Passion」を実現できている店舗を増やしたいと考えています。数字だけを追っていくと、何の為の出店なのか目的を見失い「来てよかった!」「働いてよかった!」「できてよかった!」から遠ざかってしまう可能性もあるからです。

竹内社長:
「Passion」に沿った行動を続けていけば、数字はおのずとついてくるものだと思います。さらに、今後は会社としての発展を考え、パチンコ事業以外に他の事業にもチャレンジしていきたいと思います。

ありがとうございました!

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