こんにちはPX通信編集部のとみおかです!

本日はTOPから学ぶの番外編です。
前回TOPインタビューにご登場頂いた富國物産株式会社の薛常務に
ホール5団体会議小委員会環境実務者会議の座長としてお話を伺いました。

それではどうぞ~!

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TOPから学ぶ~番外編~
ホール5団体会議小委員会環境実務者会議 薛 博夫座長

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プロフィール
薛 博夫さん
富國物産株式会社 常務取締役 ( http://www.fukokubussan.com/index.html )

一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会 副代表理事( http://www.e-pachinko.com/index.html )

自動車メーカーへの営業を経て富國物産株式会社へ入社。現場を経験し、その後、常務取締役へ就任。同友会の副代表理事や日遊協の社会貢献・環境対策委員長として、ホール5団体会議小委員会環境実務者会議の座長も兼務され、昨夏の東北・東京電力管内での電力不足対策の際は、業界の節電対策に貢献されました。

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-薛常務、よろしくお願い致します。
まず、「環境実務者会議(ホール5団体会議小委員会環境実務者会議)」とは、どのような集まりなのですか?

環境実務者会議は、ホール5団体(全日遊連、日遊協、同友会、余暇進、PCSA)の環境対策に詳しい実務者が集まった会議です。
目的は、全日遊連(全日本遊技事業協同組合連合会)が2007年に策定した「環境自主行動計画」(2012年度までに2007年度基準でにCO2排出量を15%削減)の推進を図ることです。

これまでに、4コマ漫画による節電ノウハウ集の作成や、マリンちゃんでお馴染みの「エコホール宣言」ポスターの配布などを行い、節電のノウハウをホールに啓蒙する方法を検討してきました。

-昨夏の節電対策では業界が一丸となって取り組んだことで、目標値を上回る成果を上げることができたと思うのですが、その経緯を教えてください。

東北・東京電力管内は計画停電に入る中、パチンコホールのネオンが煌々と点いていることが社会的批判を浴びましたよね。

その後、石原都知事が自販機とパチンコ業界の電力使用量(kWh)と電力(kW)を取り違え、実際の5倍以上の電力を使用していると発言されたことにより、パチンコ業界は社会から謂れのないバッシングを受けました。
しかし境実務者会議では、震災の1年前からホールの電力使用量の削減を検討してきたため、幸いにもホールの電力使用量(kWh)や最大使用電力(kW)について把握していました。
ですので、すぐに都知事の発言が誤っていることや、その後の対応について、適確な情報を提供することができました。
他業界に遅れることなく、輪番休業、節電数値目標の決断に繋がりました。

東京電力管内32.7%、東北電力管内27.4%という電力(kW)削減という目標値を大幅に上回る結果を出すことができました。

-今年の夏の電力需給はどのような状況でしょうか?

今夏も西日本、特に関西電力管内を中心に大幅な電力不足が予想されます。
現在のところ、関西電力管内で15%、九州電力管内で10%、それ以外の中部以西で5%程度の数値目標の設定が予想されております。
一昨年と同様の猛暑となれば15%のピーク電力カットは大変難しいことです。しかしながら我々には昨年培った節電のノウハウがあります。環境実務者会議では、実効性のある対策と効果をまとめており、政府からの目標値に対して、それに基づいた情報を提供する準備を進めています。

-昨夏の節電では輪番休業を行いましたが、今夏についてはどのようにお考えですか?

昨夏の東北・東京電力管内では、節電の数値結果だけでなく、遊技しない人にも伝わる、目に見える節電を全店舗がしなければならないということがあり、都県組合が中心となり輪番休業に踏み切りました。
輪番休業は節電結果が図り難いため、否定的な意見もありましたが、結果的には社会に対して大変なPR効果がありました。
今夏は未だ政府目標が発表されていないので対策を決定できる状況ではありませんが、特に関西電力管内では輪番
休業もひとつの対策になるのではないかと考えております。

-6/1に行われる「環境フォーラム+パチンコ&パチスロフェスタ2012」はどのようなイベントなのでしょうか?

今回のイベントは、「環境フォーラム」で主に節電に関するイベントを行い、「パチンコ&パチスロフェスタ」で「ファンの満足度向上」「新しいファンの創造」をコンセプトにしたイベントを行います。

「パチンコ&パチスロフェスタ」の見所は、メーカーの協力を得て試作した遊技機の展示です。
これは業界関係者だけでなく、一般ファンの方にも試打していただいて意見を頂き、今後の遊技機開発の提案に繋げるという目的のイベントです。

さまざまなメーカーが一堂に会して業界関係者や一般ファンと交流するというのは日遊協ならではの企画です。
試作機とは、現在の規則では作れない遊技機で、委員会内で「ファンの満足度向上」「新しいファンの創造」をコンセプトにこんな機能があれば、もっと楽しく、もっと遊べるのではと考案されたものです。
委員会に所属する遊技機メーカーを中心に協力を得て製作いただきました。現行機は、新内規基準の遊技機など、店頭に並ぶ前の遊技台を出展する予定のメーカーもあります。

「環境フォーラム」の主な見所は、節電ノウハウを紹介する特別セミナー、JT分煙コンサルティングブース、節電・省エネ商材を展示するブースです。

セミナーではステップ1~3(下記参照)に分けて、それぞれの企業にあった無理なく、賢く、スマートな節電対策を紹介します。

ステップ1「節電に取り組んだことのない企業向けの簡単な取組み」
ステップ2「小規模な設備投資で効果のある節電」
ステップ3「大規模な投資が必要であるが効果の高い節電」に分けて、

昨夏の東京電力管内での電力不足対策では、震災直後の計画停電や業界へのバッシングの影響もあり、お客様にも従業員にも無理な節電を強いる結果となりました。
結果として、大きな成果を得ることができましたが、今年は電力需給の状況が地域によって違うこともあり同様のことはできません。
今夏は、お客様や従業員に無理のないスマートな節電対策を行い、電気料金が上昇していく中でも、経費を抑えるノウハウを身につけていることが重要です。

―後編は、縮小するパチンコ市場において、パチンコファンを増やすためのパチンコ業界の取り組みについてお伺いします。

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