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TOPから学ぶvol.66
有限会社パーラー企画 西原孝徳常務 後編

西原孝徳さん
有限会社パーラー企画 常務取締役
ランドマークの屋号で広島と岡山で2店舗を展開。飲食店経営やモデルという異色の経歴を持ち、現在は独自の社員教育を基に経営を行っている。

―現在の社員教育のための取り組みを教えてください。

会社で「5つの心」というのを定義しています。「向上心・忠誠心・自尊心・自制心・心配り」の5つのうちどれかに引っかかろう、と。その中でこれなら誰にも負けない!というものを持っている人間じゃないと成長は見込めないと思っています。
まず、どの分野が得意か聞くとします。向上心だとしたら、その向上心は将来何を見据えているのか、今日そのために何をするのか、それを考えてもらいます。5本も道があれば、そのうちのどれかにきっと自分の得意の道があると思いますから。現場のスタッフと会っても、常に男とはどうあるべきか、将来をどう見据えるかの話をしていますね。

—常にそういった話ができるなんて素敵ですね。

役職者はもちろんですが、アルバイトスタッフでも、パチンコ屋で働いているからにはどこに行っても通用すると思っています。力仕事もあり、礼節もきちんとしている。将来どんな仕事に就いたとしても、これは財産になると思うんです。逆を言えば、パチンコ屋で通用しない人間はどこにいっても駄目だ、と言う話はしていますね。アルバイトは学生が多いので、将来は自分のしたい仕事もあると思います。それまでの修行と思ってやって欲しいですね。
実際に、以前の従業員が別のホールに面接に行った際に、「ランドマークで働いていたのなら間違いないので採用する」と言ってもらっているようです。ランドマークのアルバイトは、社員並に働けるという評価を貰っているらしくて、それはやっぱりすごく嬉しいですね。逆を言えばそれだけ厳しいのかも知れません(笑)。

—スタッフと接する中で1番心がけている事は何ですか?

うまく表現できないのですが、、、会話しながら相手の心を探ろうと意識しています。例えば会話を重ねていく中で、スタッフ達がこの店で働いていて良かった、と思ってくれているだろうか、と。つまらなそうな表情をしているスタッフがいたとして、それがプライベートのせいだとしても、店に来たらそれを忘れて楽しい気持ちになれていないのは、うちの環境が良くないからなのかな、とか。仕事が終わっても、楽し過ぎて帰りたくないと思われるのが理想ですね。プライベートで悲しい事があったからこそ、早く仕事に来たいと思ってもらえるように、そうなっているか探っています。
僕自身、冷たい会社よりも、決められたルールの中で最大限自由にするというスタンスなので、働いているスタッフにもそう思って欲しいんです。
自分の子供はパチンコ屋以外で働かせたい、と言う話を聞いたりしますが、私は今のスタッフに、自分の子供を働かせたい!と思われる会社にしたいですね。

—役員になった事で、スタッフの方々との距離感に変化はありましたか?

距離は縮んだと思います。役員になる前までは、パチンコの中だけのつながりだったのですが、役員になったことで外の世界とも接する事が多くなり、他業種の良い所を吸収するためにスタッフを連れて行って勉強したり、そういう意味ではパチンコ以外のアンテナが立ったかなと思います。
映画の本編前の次回上映作品の告知がありますよね? あれって2時間近い上映時間の中で15~30秒で美味しいところを観せて、この映画を観たいと思わせるテクニックが詰まっている。うちで言えばチラシやメルマガでどれだれお客様の心を掴めるかと言うことにつながります。それを勉強するためにスタッフを誘って映画に行くことも多いです。

—今後どのようなビジョンをお持ちですか?

私が社長になったら、役職に就いている人間は全員、経営者の扱いをしたいと考えています。全員経営という意識を持ってもらいたいんです。もしくは各々を、清掃担当の社長、接客担当の社長と考え、それで飯を食っているんだという意識を持って欲しいです。

―座右の銘はありますか?

シンプルな言葉ですが、プラス思考。ポジティブ。それに尽きますね。

—それは昔からですか?

そうですね。辛いことがあってもどうにかなるって考えていますね。しんどいのは今だけって。恋愛でもそうですよ。失恋しても、今はヘコんでいるけど来月辺りには良い出会いがあるんじゃないかなぁって(笑)。前向きが1番良いです。

—では最後に、このブログを読んでいる読者の方々にメッセージをお願いします。

これは職業や立場に関係なく誰にでも言える事ですが、今やっている事が必ず100%の方法では無いので、怠慢にならずに必ず振り返って自分を見つめ直し、改善して成長していきましょう。本来なら振り返りたくないと思います。面倒くさいですからね。問題が無ければそれで良し、となりがちですが、絶対に必要なことだと思っています。

―ありがとうございました!

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