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有限会社パーラー企画、西原孝徳常務 TOPから学ぶ

西原孝徳/有限会社パーラー企画 常務取締役。ランドマークの屋号で広島と岡山で2店舗を展開。飲食店経営やモデルという異色の経歴を持ち、現在は独自の社員教育を基に経営を行っている。

今週は有限会社パーラー企画 西原常務へのトップインタビューです。子どもの頃から、「男にも女にも好かれる格好いい男」になりたかったという常務。パーラー企画入社前から、入社から役員就任までのお話などをお伺いしました。

本日はよろしくお願いします。まずは入社の経緯から教えていただけますか?

大学在学中の18歳の時に親がこの会社を設立して、私は大学に通いながら、週末だけアルバイトとして働いていました。しかし20歳の時に、どっちみちこのまま大学に通っていてもこの会社に就職するので、それならば卒業するまでの2年間で色々な経験をしたいと思って、大学を中退して東京に行きました。25歳の頃に広島で店舗を出す事になり、親に呼び戻されたのがきっかけです。

最初の1年間は岡山の店舗で修行して、その後副主任という肩書きで広島の店舗に配属され、約2年前に役員に就任しました。岡山の店舗での修行当時は、アルバイトと同じ制服を着て、一般からの入社と言う事で働いていました。もちろん中にはオーナーの身内だと知っている人もいたんですが、言わないでもらっていました。

東京にいる間は、何をされていたんですか?

友達や先輩達とお金を出し合って、飲食店をやっていました。人脈や資格もなかったので、すぐに自分達で出来る仕事といえば、飲食店やバーといった仕事が手っ取り早いかなと考えたんですね。5店舗経営していましたが、私が実家に戻るタイミングで会社を売却して解散をしました。

元々、いずれはパチンコ業界に入るという事を感じていたので、モデルやバンド活動をしたり、飲食業をしたり、出来る時にやれる事をやりたいという一環ですね。その期間でしか出来ない事を大事にしたかったんです。

パチンコ業界に入ることに対して迷いや嫌悪感のようなものはありませんでしたか?

全然ありませんでした。もちろん私自身がパチンコ好きでしたし、周りの友達もパチスロ好きが多く、むしろ周りからはパチンコ屋で働く事に対して羨ましいと思われていた節もありましたね。

弊社はパチンコ屋というよりも、アミューズメント会社だと思っています。意識的には、パチンコ店を経営しているというよりは、部門の1つという考えですね。もし仮に法律が変わってパチンコが禁止になったとしても、パチンコに変わるアミューズメントを考えていくというスタンスです。

いつ頃から、西原常務が考えるホール作りを実現し始めたのですか?

入社当初から、こういう会社にしたい!というビジョンはありました。

東京で飲食店経営をしていた時は、休みもあり、スタッフも楽しく働いていて、福利厚生も充実させていました。そういう居心地の良い会社だからこそ、自分達でこの会社をもっと良くしていこう!とアイディアを出していく、というスタンスだったのですが、岡山に戻ってきたら、労働環境の過酷さに驚いたんです。スタッフから話を聞くと、まさにご飯を食べるためだけに働いているような状況で、先も見えず、夢を見せてあげられる人間もいない。体が動く限り働き詰めるだけの仕事、という感じでした。

それではアイディアも出ないし面白くない。人生で仕事の時間が1番長いわけですし、家族よりも職場の人間の方が長い時間を過ごすのですから、それなら楽しくしたいと思いました。しかし、まだ入ったばかりで実績もなかったので、発言権を得るためにまず頑張ろうと思ったんです。広島に来てからは役職にも就いたので、自分の考えを出せるようになり、今あるものに満足するのではなく、今は無いものをみんなで作っていこう!というスタンスを出せるようになりました。

役員までステップアップする上で、どのようなことを意識していましたか?

任された仕事+αを常に意識していました。

主任であれば、主任の仕事は真っ当しつつ、では次のステップで店長になるためにはどうしたら良いのか?日本で1番優秀な店長とはどんな人だろう?と考えた時に、まだまだ足りないと感じ、このままでは主任としては通用しても、店長としては最低ランクだと思ったんです。最高の店長になるためにはどうすれば良いか、何が必要か、というのを思いつく限りノートに書き出して、それを1つずつ潰していきましたね。その姿勢をアピールする事でチャンスが巡ってくるのだと思います。

明日からでもすぐに店長が出来る状態の主任を目指してやっていましたね。店長になったから店長の仕事をするのではなくて、主任の頃から店長の仕事をする。そして店長の時は役員ならば何をするかを考え、財務や人脈や理念など、プロデュースする側の立場になって考えて、自分には何が足りないのかを書き出していました。

「書き出してつぶしていく」という方法は、ご自身であみだしたのですか?

受験が大きな影響だと思います。志望校が求めている点数と自分の現状を鑑みると、足りない部分が山程あって、その差を自分で探して自分で埋めないといけない。

企業が大卒を求める理由はこれなのではないかと思っています。大学受験の場合は特に、自分で行きたい学校を選んで、自分で勉強方法を考えて、分からない事があれば自分で調べて処理をする。そういった能力があると言う前提が大卒だと思っています。指導しやすいですよね。いちから全部説明しなくても良い。高卒も大卒も

基本的な能力はあまり変わらないと思いますが、分からない事があればすぐに人に聞くとか、分からないからやらない、ということがないのが大卒だと思います。

その考えやスタンスはいつからお持ちなのですか?

私は子供の頃から、男にも好かれる男、女にも好かれる男格好良い男とはどういう人かと言うのを考えていました。

東京でモデルをやっていた当時は調子に乗っていて、若い頃特有の青臭い考えのようなものにドップリと浸かっていたんですね。23歳くらいの頃、当時の彼女に「姿形は親からの遺伝だし、お金があるのも親のお陰。貴方個人は中身がスカスカで魅力が無い」と言われたんです。確かにその武器を無くしたら、自分ってどんな男なんだろうと考えた時に、何も無かったんですよ。そこから中身を詰めていこうと考えが変わりました。

では、西原常務にとって人生のターニングポイントはそこですか?

そうですね。やはり当時は物凄く落ち込みましたが、後日振り返ると、これが本当の優しさだと分かりました。嫌われようとも、この人を何とかしたいという気持ちこそが、本当の優しさだと思います。ですので、今は私もスタッフに対してそうであるように心がけています。まぁ彼女の場合はむしろ捨て台詞みたい感じでしたけど(笑)

1番最初に何から取り組んだのですか?

自分に付加価値をつけようと思って、仕事の面でも必要とされたい、そのためにはまず実績を作らなくてはいけないと考えました。考え方から変えないといけないと思って、本をかなり読みましたね。どういった考え方をしないといけないかを理解しないと、選択そのものを間違ってしまう。成功した人間の考え方を知るために、本を読む事から始めました。

そして凄い先輩方に自分から会いに行って話しかけに行って、たくさん吸収させてもらいました。最短の距離で成長したかったので、先輩の失敗した話を聞いて、そこから成功するためにはどうしたら良いかを抽出して、その最短ルートを模索しました。

現在の社員教育のための取り組みを教えてください。

会社で「5つの心」というのを定義しています。「向上心・忠誠心・自尊心・自制心・心配り」の5つのうちどれかに引っかかろう、と。その中でこれなら誰にも負けない!というものを持っている人間じゃないと成長は見込めないと思っています。

まず、どの分野が得意か聞くとします。向上心だとしたら、その向上心は将来何を見据えているのか、今日そのために何をするのか、それを考えてもらいます。5本も道があれば、そのうちのどれかにきっと自分の得意の道があると思いますから。現場のスタッフと会っても、常に男とはどうあるべきか、将来をどう見据えるかの話をしていますね。

常にそういった話ができるなんて素敵ですね。

役職者はもちろんですが、アルバイトスタッフでも、パチンコ屋で働いているからにはどこに行っても通用すると思っています。力仕事もあり、礼節もきちんとしている。将来どんな仕事に就いたとしても、これは財産になると思うんです。逆を言えば、パチンコ屋で通用しない人間はどこにいっても駄目だ、と言う話はしていますね。アルバイトは学生が多いので、将来は自分のしたい仕事もあると思います。それまでの修行と思ってやって欲しいですね。

実際に、以前の従業員が別のホールに面接に行った際に、「ランドマークで働いていたのなら間違いないので採用する」と言ってもらっているようです。ランドマークのアルバイトは、社員並に働けるという評価を貰っているらしくて、それはやっぱりすごく嬉しいですね。逆を言えばそれだけ厳しいのかも知れません(笑)。

スタッフと接する中で1番心がけている事は何ですか?

うまく表現できないのですが、、、会話しながら相手の心を探ろうと意識しています。例えば会話を重ねていく中で、スタッフ達がこの店で働いていて良かった、と思ってくれているだろうか、と。つまらなそうな表情をしているスタッフがいたとして、それがプライベートのせいだとしても、店に来たらそれを忘れて楽しい気持ちになれていないのは、うちの環境が良くないからなのかな、とか。仕事が終わっても、楽し過ぎて帰りたくないと思われるのが理想ですね。プライベートで悲しい事があったからこそ、早く仕事に来たいと思ってもらえるように、そうなっているか探っています。

僕自身、冷たい会社よりも、決められたルールの中で最大限自由にするというスタンスなので、働いているスタッフにもそう思って欲しいんです。

自分の子供はパチンコ屋以外で働かせたい、と言う話を聞いたりしますが、私は今のスタッフに、自分の子供を働かせたい!と思われる会社にしたいですね。

役員になった事で、スタッフの方々との距離感に変化はありましたか?

距離は縮んだと思います。役員になる前までは、パチンコの中だけのつながりだったのですが、役員になったことで外の世界とも接する事が多くなり、他業種の良い所を吸収するためにスタッフを連れて行って勉強したり、そういう意味ではパチンコ以外のアンテナが立ったかなと思います。

映画の本編前の次回上映作品の告知がありますよね? あれって2時間近い上映時間の中で15~30秒で美味しいところを観せて、この映画を観たいと思わせるテクニックが詰まっている。うちで言えばチラシやメルマガでどれだれお客様の心を掴めるかと言うことにつながります。それを勉強するためにスタッフを誘って映画に行くことも多いです。

今後どのようなビジョンをお持ちですか?

私が社長になったら、役職に就いている人間は全員、経営の扱いをしたいと考えています。全員経営という意識を持ってもらいたいんです。もしくは各々を、清掃担当の社長、接客担当の社長と考え、それで飯を食っているんだという意識を持って欲しいです。

座右の銘はありますか?

シンプルな言葉ですが、プラス思考。ポジティブ。それに尽きますね。

それは昔からですか?

そうですね。辛いことがあってもどうにかなるって考えていますね。しんどいのは今だけって。恋愛でもそうですよ。失恋しても、今はヘコんでいるけど来月辺りには良い出会いがあるんじゃないかなぁって(笑)。前向きが1番良いです。

では最後に、このブログを読んでいる読者の方々にメッセージをお願いします。

これは職業や立場に関係なく誰にでも言える事ですが、今やっている事が必ず100%の方法では無いので、怠慢にならずに必ず振り返って自分を見つめ直し、改善して成長していきましょう。本来なら振り返りたくないと思います。面倒くさいですからね。問題が無ければそれで良し、となりがちですが、絶対に必要なことだと思っています。

ありがとうございました!

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