■■■■■

TOPから学ぶvol.65
株式会社大分セントラル 力武一郎社長 前編

力武一郎さん
株式会社大分セントラル 代表取締役社長
http://www.cp-centralpark.com/
パチンコホール3店舗、カラオケ、ボーリング場のほかに保育所の経営も行っている。
ぱちんこ依存問題にも精力的に取り組み、リカバリーサポート・ネットワークの発起メンバーでもある。

—本日はよろしくお願いいたします。まずは力武社長が会社を継がれてからのお話を聞かせて頂きたいと思うのですが、そもそも継ぐこと対して抵抗はありませんでしたか?

パチンコは学生の頃からやっていて、娯楽としては楽しかったと感じていました。ただ、自分が働くということになった際には、物凄く抵抗がありましたよ。パチンコでご飯を食べさせてもらい、大学まで行かせてもらいましたが、パチンコホールそのものに関しては嫌悪していました。学生時代に帰省した時は手伝っていましたが、当時は客層も含めて酷かったので、とてもじゃないけどパチンコ屋で働きたいとは思わなかったです。

でも会社に入ってみて、学生時代と比べると良くなってきたと感じましたし、それは今も継続しています。業界は驚異的に良くなっているという実感はあります。今では大卒も入社するようになりましたしね。
ただ、弊社も新卒採用をしていますが、パチンコ業界に入ることに対して、たまに親御さんに反対されますね。そういうのはすごく悔しいです。どうにかしたいという気持ちがあります。

—新卒を採用するようになったきっかけはあるのですか?

それまでは、アルバイトスタッフに声をかけて、社員として引き上げるという形をとっていたのですが、それだけでは限界を感じるようになりました。真っ白なキャンパスに絵を描きたくなったと言うとぞんざいな言い方かもしれませんが、染まっていない人材を一から教育したいと思ったんです。

—新卒採用に踏み切れない、決断出来ない企業様も多くありますが、力武社長は、新卒採用に踏み切る時に抵抗はありましたか?

私の場合はありませんでした。性格的にも、やった後に考えるタイプなので(笑)

—その当時の社内の反応はどうでしたか?

社内の反応は良かったですよ。当時は私がすべての物事を決めていた時期だったということもありますが、新卒採用をするという事に対して、反対は無かったですね。
でも今は、方向転換をして社内を変えていこうと思っているんです。今までのようにトップダウンですべて私が判断していては、これ以上会社の成長が見込めないと感じています。

—なぜ、社内改革を考えるようになったのですか?

やはり限界が見えたからですね。今のままでは3~5店舗で限界だと思います。1人の人間がトップダウンでやっていくには、今の規模くらいまでだと思います。

—その試みをスタートされたのはいつ頃なのでしょうか?

ここ2年~3年くらいですかね。豊後高田店を出した頃です。

グランドオープンまでの道のりを撮影したドキュメンタリーDVDを出してらっしゃいますよね?

そうなんです。新店舗を展開する中で、理念に沿って良い店作りをしていこうというものです。パチンコ店経営に対して情熱が無くなってきているホールさんが、うちのDVDを見て、「よし、やってやるぞ!」という気持ちになっていただければ有難いです。

―改革を進めていく上で意識していることは何ですか?

理念経営を行っていこうと思い、それを明確化するための作業をここ2~3年でやってきているのですが、その時になって価値観が合っていない人間は辞めるんですね。それも仕方ないという思いもあるのですが…。
以前はマネジメントに対して情を入れてしまっていたんです。その人に改めるべき点があったとしても、彼なりに頑張っている、彼なりに成長しているという見方で社員を評価していました。しかし今意識していることは、的確に誉めて的確に叱るという事です。当たり前の事ではありますが、良いところは誉めれば伸びますし、悪いところは叱って直さなくてはなりません。それをやろうとすると上司がしっかりしていないと機能しないんです。つまり上司が部下に認められていないと、誉められても大して嬉しくはありませんし、叱られても腹の中で反発するだけですからね。ですので、これを明確にするためにも出来ていない人間は降格するという事を人事で明確に意思表示するようになりました。

—理念などは基本的に社長が決めてらっしゃるのですか?

私がすべて決めています。ただ、弊害もあります。何でも社長がお膳立てをするという意識が社員の中には
あると思います。それでは良くないので、基本的にはまず私の考えをしっかり理解してもらって、その後自分達で作り上げるという事を今後やっていきたいと思っています。

―続きは後編で!

関連記事