こんにちは、パック・エックス通信のとみおかです。
今週はウインググループ李社長のトップインタビューです!
現在プロジェクトチームを組んで「キャッチフレーズ」作りをすすめられていますが、そのきっかけのひとつとなったのが店長とスタッフとの個人面談だったそうです。

それではどうぞ~!

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TOPから学ぶvol.64
ウインググループ李浩宰社長 前編

李浩宰さん
ウインググループ代表取締役社長
創業30年以上の実績を持ち、現在では岡山県を中心に広島と九州地方に13店舗を展開している。地域一番店を目指すべく、「快適な空間造り」と「地域密着型店舗」を追求するポリシーを持ち経営を行っている。

―本日はよろしくお願いします。まずは入社の経緯から教えていただけますか?

大学卒業後、1年間は広島で在日同胞活動をしており、その後に入社しましたから15年くらいになります。

―最初はやはり現場からですか?

私はずっと現場に入ったことがなかったんです。会長が早く私に任せたかったのでしょう。
会長は毎日営業後に事務所でデータをみながら、現場の店長に雷を落としていました。私にそれを聞かせて、「今、私が言ったことを繰り返し喋ってみろ」と言われ、ちょっとでも言葉が足りない場合は、もう1度言わされていました。4~5年はそういう帝王学を学んでいました。
会長が自分の父親ということもありましたし、矛盾を感じる面もあり、反発したこともありました。最初は創業者に対して未熟者が言っても仕方ないと思い、黙っていたのですが、徐々に思った事を言うようになりましたね。もちろん言ったから正しいわけではなく、それもダメ出しされ全却下なんですが、最後の方は言い合いになるくらいになっていました。

―2年前に代表に就任されたとのことですが、何かきっかけがあったのでしょうか?

会長自身が構築してきた体制が整った事が大きなきっかけだったと思います。
我々としては、とてもやりやすい環境で引き継がせてもらいました。

―代表に就任される以前はどのような立場だったのでしょうか?

営業本部長でした。営業全般と経営理念に加え、経理部長と一緒に資金繰りの勉強もやっていました。
営業本部長をやっていた最後の2年程はエリア長体制を作る作業を行っていたので、営業面はほとんど弟に任せていました。

―企業としてのキャッチフレーズを作っているとお伺いしたのですが、それについてお話いただけますか?

キャッチフレーズとしては「挑戦を楽しもう」を掲げていこうと思っています。
創業31周年目になるのですが、今まで会長が「地域1番店」、「自己成長」、「プラスアルファの発想」「チャレンジ」といった言葉をずっと訴えていました。その中で見つけたキーワード「挑戦」と言う言葉です。
私も業界のパイオニアになりたいと思い、挑戦は続けていますが、例えば昨日入ったばかりの社員に「挑戦」を訴えてもピンとはこないと思います。
会社のためにここで働いていて楽しい、挑戦していきたいと感じてもらえるよう、キャッチフレーズに選んだのですが、この「挑戦」と言う言葉は難しいですよね。辞書で調べたのですが、「難題を乗り越える」と書いています。そんな難しいことをやろうと意気込んでも良いとは思わないので、「楽しむ」という言葉を入れて「挑戦を楽しもう」となりました。
まだ大きなキーワードはそれしかないのですが、それを1つ1つ噛み砕いてやっている最中です。それをアウトソージングではなく、自分たち自身でやっていこうと思っています。

―キャッチフレーズを作ろうと思われたきっかけはありますか?

特に無いのですが、知り合いの社長に、社員たちと作り上げたノートを見せてもらって感銘を受けたのはきっかけの1つです。社員たちにも共感してもらえるなとは思いました。

各店長がスタッフと個人面談で、会社の企業理念を聞かれて答えられなかったということが何回かあったというのもきっかけの1つですかね。
その報告を聞いた時に、確かにその通りだなと。もちろん店舗がある各地域に「ウィングがあって良かった」と思われる店にしたいという理念はあります。でもそれは、私は言えるにしても、社員達に言わせる事が出来ていない。それを明文化していないせいでもあると思います。もちろんこの考えは社員たちも持っていると思いますが、それを言葉に出来ていないと思います。
正直私に対して「企業理念は何ですか?」と聞ける雰囲気ではないんですね。それは各店長もそういう雰囲気ではないと思います。
特にパチンコ店の社員は、他業種の一流企業の社員のように、会社のために働いている、自身の成長のために働いているという方が少ないと感じています。これは業界全体で少ないと思います。

その中でも経営者の考えを理解して、成長出来そうな社員を作り上げていると感じる会社はあります。しかし、恥ずかしながら弊社ではまだそこまで到達していない。そのためにも企業理念やキャッチフレーズが必要なのではないかと考えています。
「企業理念を作るのに終わりはない」という言葉があります。でも始めなくては始まらない。トップが動かないと共感もしてくれませんしね。エリア長や宣伝部長とプロジェクトチームを作ってやっている最中です。

―プロジェクトチームのメンバーの選抜のポイントはどのような部分でしょうか?

仕事がしっかりしているのはもちろんですが、一番はメンバーのバランスです。
エリア長のうち2人は理論派で頭も非常に良いタイプです。もう1人は情熱派で気合い系の人間ですね。色んな性格を持った人間がいることは良いですね。
その中でも特に私は宣伝部長のことを、ひと味違った会社の宝だと思っているんですよ。周りと少しタイプが違うというか、違う視点が持てるんです。私は社員によく“人在”と“人財”の違いを語ります。 前者はただそこにいるだけの人材、後者は会社の財産になりうる人材。彼は間違いなく後者の人材です。

―どのような場面でひと味違うな、と感じられますか?

まず、何も言わないでも自分でどんどん仕事をやっていく。事後報告になるのですが、例えば九州電力が最近高くなったから、この機械に変えた方が良いといって、かなり細かい電気量データを調べて、メールですごく濃い内容を送ってくれるんですね。あまりにも莫大なデータなので実はそのデータをほとんど見てませんけど…(笑)
ほんとに会社の利益のためと思ったら惜しみなく動いてくれる。
私のモチベーションが低く、現場に出ていなかった時もあるのですが、その時でも「現場に顔を出して下さい」と言ってくるのは彼だけです。良い意味で距離が無いんですね。それが好きなんです。

―常に会社のために何をすれば良いのかを考えているんですね?

そうですね。ですので、彼ほどトントン拍子に昇給した社員はめずらしいです。それほど価値がある人材ですから。その代わり、役職としては店長より下に設定しています。しかし、良い意味で空気を読めないので、店長にもどんどん進言しますし、店長もそれを分かって対応しています。
経営陣が頑張って、彼が会社にもっと魅力を感じるようになれば、会社はもっと伸びていると思います。幸いにも頭の良い社員が多く働いてくれているので、後は私がどうやってコントロールしていくかだと思います。

―続きは後編で!

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