こんにちはパック・エックス通信のとみおかです。
今週は㈱星和の金子統括本部長のトップインタビューです!
後編では、本社と離れた場所にある東京の店舗について、
大切にされている「気付きの力」を身に付ける方法、などのお話です!

それではどうぞ~!

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TOPから学ぶvol.62
株式会社星和 金子博昭統括本部長
「既存店単位3期連続増収増益は通過点。次の目標は1000億円企業。」 

金子博昭さん
1986年生まれ。高校卒業後飲食店で3年間勤務。その後某大手パチンコ店に入社。
入社約2年でマネージャーに昇格。
2009年に父親が経営をする㈱星和に入社。統括本部長として、会社の風土、営業面全てを統括する。

株式会社星和
1989年設立。「ミカド」の屋号で愛知県に4店舗、東京都に1店舗を展開。既存店単位で3期連続増収増益、売上高は2012年10月で200億円を突破。「今後10年間に10店舗出店」という目標を掲げ、着実な成長を遂げている。

―東京に1店舗出店されていますが、離れていることで難しいと感じる部分はありますか?

風土が見えない事ですね。数字はウソをつかないけど、風土は人の伝え方によって変わるので、遠隔地に行かせる店長は風土に絶対の自信がある人しか行かせません。他の店長よりワンランク上の人。さぼろうと思えばいくらでもさぼれますし、嘘もつけますから。
私も定期的に行ってはいますよ。最初の頃は毎週、東京に行っていました。オープンの直前に東日本大震災があって、新台発売が延期になるなどありましたが、オープンを優先させました。まぁ大コケですよ(笑)。業績が良くなるのに1年間かかりました。計画停電もありましたし、「こんな時期になんでオープンさせるんだ」という声もありました。

―オープンを優先されたのはなぜですか?

一番は経済を回すこと。お金を回すことを考えました。自粛する意味がわからなかったです。NYのテロのとき、NYの市長は「市民の皆さん、お金をどんどん使ってください」とスピーチしたんです。でも日本は真逆だったじゃないですか。自粛の意味がわからない。私ももちろん多くの命が奪われ哀しいですよ。でも哀しいからって何もやらないのは別です。ただオープンさせたときは、復興という意味も込めて景品はすべて東北の物にしましたし、東北に行きボランティアにも参加させて頂きました。

―その頃は自粛ムードでパチンコに行く人自体が少なかったですよね。スタッフのモチベーションが下がるということはなかったですか?

「良くするには良くなるまでやること」と言いますけど、まさにそれをやった店舗ですね。いろいろやりました。1年間でリニューアルも5回くらいやりました。

―本部長が大切にしていることはなんですか?

感謝の気持ちを忘れないこと、相手の立場に立って物事を考えることです。言葉にするとものすごく簡単ですが、なかなかできないこともあるので、永久の課題です。相手の立場に立って考えるというと、困っている人を助けるとか、慰めるとか、そういうイメージがありますよね。でも本当の意味で、出来るようになってくるとお客様の気持ちや、部下はもちろん上司の気持ちを考えられるようになります。そして対抗店の店長の気持ちにもなれるんですよ。リーダーには感性の高さが必要ですね、感性というのは気付きの力ですね。

―気付きの力というのはどのように身につくものですか?

清掃で訓練できます。私もM社時代に2ヶ月間毎日掃除だけをやらせてもらったことがあるんです。ホールに出ずにひとつに集中する期間を持てるんですが、私の場合は清掃。当時の上司に『得意なことは進んでやるけど、苦手なことはやらないよね。人が嫌がることをどんどんやってみろ』と言われて、つきっきりで毎日清掃をしてくれました。
続けていると些細な変化に気付くようになります。いつも汚れているところがキレイになっている。これは誰かがやってくれたのかな?誰かわかったらありがとうと声をかける。気付いてありがとうと言われたらこの人は気付いてくれる!!又やろう!!とか思いますよね。これを継続すると、次は人の変化に気づくようになるんですね。いつもと様子違うなと思って話を聞いてみたらもう爆発寸前だったとか。だから店内恋愛見抜くのも得意ですよ。弊社は原則禁止ですけど(笑)。

―では御社でも清掃は徹底されているんですか?

まだ徹底できるレベルではないです、今はトイレ清掃だけ。これは必ず店長がやる。チェックは私がします。今日の汚れか昨日の汚れかわかるので、さぼったのもすぐわかる。そのくらい大事にしています。継続性も大切だと思うんですよ。継続と感性(気付きの力)のバランスが取れてくると、すべてにおいてバランス感覚が身に付いてくる。投資や入金。攻めや守り。営業部や間接部門。パチンコ業界は、バランスが取れなくなって来ると致命的だと私自身考えてますね。

―本部長は迷ったり、悩んだりすることはありますか?

悩み事ばっかりですよ。常に時事や空気感などアンテナを張ってますよ。部下に相談する事もありますね。現場の店長と私と話し合って意見が違った場合の優先権は店長にと決めています。店長が納得した状態で仕事をしていないと絶対にいい結果は生まないので。納得感は大切にしています。

―では今後の会社の目標を教えてください。

10年間で10店舗。1000億円企業。1万台の店舗になる(現在は約2900台)。個人の目標は会社を潰さない。永久安定利益を上げられる会社にすること。
私が店長によく言っているのは、『私はこういう性格だから、至らぬところもあるかもしれない。聖人君子みたいにはなれないけど、命にかけて絶対に生活は確保する。それはもう決めている』ということです。聖人君子みたいな社長なんだけど、毎年給料が減っていくのは嫌ですよね。人はいい人だから付いて来るのでは無く。結果が出るからついてくると思うんです。正しい努力とは必ず結果が伴う事だと思ってますので。だから景気が悪くなっている方が私は嬉しいです。正しい努力を証明するチャンスですから。景気が悪いときに業績を上げた方が価値も上がるし、かっこいいし(笑)。だから結果がすべてです。

―最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

今後のパチンコ業界が娯楽産業として世間に必要とされる為には、変化に対応していかなければいけないと思います。自由競争なので戦うところは戦って、業界のイメージアップの為に協力する所はして行きましょう。

―ありがとうございました!!

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