パック・エックス通信を御覧の皆様、こんにちは!
編集長のまつしまでございます。
さて、本日の『TOPから学ぶ!』は、
株式会社TAコーポレーション(本社:大阪)星野代表にお話をお伺いしました。

星野代表のご経歴。
社会人のスタートは飲食店の店長
⇒未経験からいきなりパチンコ店店長に。
⇒同社で営業部長を経て、
⇒転職したベラジオコーポレーションで専務取締役に就任。
⇒独立を決意、約1年前に「たまむーちょ」をオープン。

これまで登場頂いた、家業を継ぐ形でTOPを勤めていらっしゃる方々とは
少し違ったご経歴をお持ちの星野代表。

「安定してくると、もっとやれる。とチャレンジしたくなるんです。」

とチャレンジし続けて、ついには夢だった独立を果たしてしまったのだそうです。
『今回のTOPから学ぶ!』は、星野代表が独立するまでのヒストリーに沿って、
働くうえで大切なことを教えていただきました。

独立をお考えの方、特に必見です。
ではどうぞ!

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星野 成鶴さん プロフィール

株式会社TAコーポレーション

代表取締役
大阪市平野区にて「たまむーちょ」を運営(http://www.p-world.co.jp/osaka/tamamucho.htm

飲食店の店長から、31歳の時にパチンコ店店長に。

その後、ベラジオコーポレーション㈱の専務取締役を務めた後、独立し㈱TAコーポレーションを設立。

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―星野代表、本日はよろしくお願いします!まずは、現在に至る経緯を教えてください。

この業界に入ったのは31歳の時です。元々はずっと親戚の会社で飲食店の店長をやっていました。

ある時、その会社が同時に経営していたパチンコ店で働いて欲しい、という話を頂いたのですが、今から18年程前でしたので、当時のパチンコ業界は後ろ指を指されるような業界でしたので初めはお断りしていました。

その時、本店をリニューアルして新しいことを仕掛けていこう、と考えていたようで、勉強のためにやってみないか?と、3年くらいかけて口説かれまして、しぶしぶ・・という形で飛び込んだのが業界に入ったきっかけです。

始めの3、4ヶ月勉強した後、その店の店長をさせられました・・イキナリです 苦笑

経験もないし、当然数字も読めないような状況でしたので、かなり苦労しました。

店長職を2年ほど経験した後には、本社の仕事にも携わるようになりました。

社長と常務、事務員さんしかいなくて全てがどんぶり勘定だった会社でしたが、財務状況を整理し、人を増やして各部署の機能も整え、組織としての仕組みを作りました。

ある程度形が出来て、落ち着いた頃には、私は何となく物足りなさを感じていました。

「次のステージで、自分の力を試したい。」入社して、7年が経った頃でした。

私は、人との出会いは、人生を変えるくらいの力を持っていると思います。

私も多くの出会い、縁によって支えられてきました。現に、当社の部長の神谷は、私が飲食店の店長をしていた頃のアルバイトスタッフでした。もう20年以上、ついて来てくれている同志ですね。

実際に、7年間勤めた会社から他のパチンコ企業へ転職をして、その後独立することになるのですが、二つの大きな【運命の出会い】によって、今の私があります。

―20年以上のご縁なんですか・・すごいですね。【運命の出会い】とは、どんな出会いだったんでしょうか?

一つ目の運命の出会いは、次に働くことになるベラジオコーポレーション㈱(http://www.bellagio.jp/)の林田社長(現:会長)です。

私の夢は、独立をすることでした。業界は何でも良くて、店舗展開や、事業の多角化によって、そこで共に働く社員が独立できるような仕組みを作りたいと思っていました。

林田社長にその夢を話すと、「僕も同じです。同じ事を考えていました。」とおっしゃったんです。

全員経営者主義で、将来的にはフランチャイズで独立できるような企業にしたい、それが林田社長の夢でした。

志が同じなら、一緒にやるしかないでしょう。そういうわけで、私はベラジオに入社することになりました。

当時は2店舗の、まだまだこれから、という企業でした。

大手企業からも、オファーは頂いていましたが、ある程度仕組みの出来上がった大手企業で働くよりも、自分の力を試せる場所を探していた私にはぴったりの状況でしたし、なにより、林田社長の考えや夢に共感したことが大きかったですね。

―待遇や知名度の高い大手よりも、2店舗の小さな企業を選ばれたんですね。

そうですね。

給料や待遇だけにひかれて働くことが悪いとはいいませんが、大切なのはビジョンではないでしょうか。お店をどうしたいか、会社をどうしたいか。そして自分自身がどうなりたいか。

林田社長と話して、自分のビジョンと重なっていたことが、一緒にやりたい、と思った決め手でした。

当社の社員、特に店舗責任者には、将来のビジョンを持て、といつも話しています。

1年後、5年後、10年後、どうなっていたいか。それを思っているだけでは弱いので、紙に書いて常に目に入る場所に貼ったり、とにかくはっきりイメージし続けます。

―ビジョンが見えていない人や、ぼんやりしている人もいると思いますが?

夢がない、わからない、という人もいるでしょうね。

そういう人には、新しい刺激を与えることにしています。

気に入っている本をすすめたり、趣味を共有したり、人に合わせたり。

これまでやったことのないことに触れることで、そこから何かを見出したり、気づきがあったりします。また、はっきりとしたビジョンを持って頑張っている人に出会うことで、自分もああなりたい、とか、やらなくては、と本気になるきっかになるかもしれません。

何事も、強制するのが一番良くないと思っています。ああしろ、こうしろ、と強制した瞬間に、その人の成長は止まります。

自分でやりたい、と思わなければ、やらされているという意識だけで、何を学んでも力になりません。

こんな店にしたい、あんな自分になりたい!という強烈なビジョンを持つことで、そこに向うためにはどうすればいいのか、能動的に考え行動をするようになりますよね。

―明確なビジョンは、強いモチベーターになんですね。ベラジオさんに入社されて最初のミッションは何だったんですか?

私が入社したちょうどその頃、ベラジオでは本店の改装をしており、そのリニューアルオープンを成功させることが最初のミッションでした。

話を聞いてみると、店長どころか社員はほとんどいない。アルバイトの採用も始めていない。

とてもオープンできる状態ではありませんでした。

慌てて準備をはじめ、何とかオープンにこぎつけたものの、粗い工事のせいか機械トラブルが続出。

有難いことにものすごい数のお客様が来てくださっていましたから、昼間はシャツを何度も着替えないといけないほど汗だくになって走り回り、閉店後にトラブル台の修繕。

寝る暇もほとんどなく、15キロくらい痩せましたね。

あれ以上のしんどい思いはもうないと思います。10年ほど前の話ですが、今でも鮮明に覚えていますよ。

それでも頑張れたのは、林田社長が一緒になってホールを走り回って、汗だくになっていた姿を見ていたからだと思います。そして、当時二人でよく、全員経営者主義でやりたい。店舗を増やして社員を独立させてあげたい。と、夢を語ったのを覚えています。

―自ら行動して見せてくれるトップだったんですね。星野代表が考える、トップに必要な要素とは、どんなことでしょう?

行動力だと思います。口ばかりで行動していなかったら、部下は信頼してくれませんから。

あとは、どんなビジョンを持っていて、どんな考えなのかをどんどん発信して部下と共有すること。仕事の面もそうですが、プライベートの目標なんかも社員に話します。ゴルフが好きなので、大会で5位以内に入る!とかね。

仕事以外の面も共有することで、私の人となりを分かってもらえると思いますので。

―ベラジオさんから独立されたのは、どんなきっかけだったのでしょうか?

きっかけは二つ目の運命の出会い、今のこの店の施主さんとの出会いです。

ベラジオに出店してはどうか、と物件の話が来ました。この物件の施主さんは、仲介業者を通して案内していたので、物件を見に来た人と会うことは一切なかったらしいのですが、私が行ったときに、偶然いらっしゃって話しをすることが出来ました。

ところが、ベラジオでは一旦出店をストップしよう、という話しになり、お断りをすることになりました。

その時、施主さんが、「この物件を見に来た人は沢山いたけれど、私が直接お会いして話したのは、あなただけです。これは運命の出会いです。ベラジオさんがやらないのであれば、星野さん、あなたがやってください。」と言ってくれたのです。

その時ベラジオは10店舗。会社は大きくなり、ある程度仕組みも整ってきました。

専務という役も頂き、不満も一切ありませんでしたが、チャレンジしてみたいという気持ちがありました。

そして、林田社長と私の共通の想いは全員経営者主義。フランチャイズ展開、独立店舗を作る、ということがベラジオの夢でもあり、私の夢でもありました。

第1期創生期を経て、次のステージに上がるためにも、自分がまずその夢の第1歩を踏み出そう。と、独立を決意しました。

「ベラジオを卒業させてください。全員経営者主義で、フランチャイズを作る、独立店舗を作る、という夢を成功させて、みんなの励みになりたいのです。」

私の固い意志を察して、林田社長は「わかりました。」と言ってくれました。その後、二人で涙を流しながら、昔話をしたことを覚えています。

会社で盛大な卒業式まで開いて頂いて、本当に感動しました。頑張らなければ、という思いがより一層強まりました。

それから約1年前の2009年7月18日に「たまむーちょ」をオープンしました。夢の第一歩を踏み出した瞬間でした。

―勢いのある会社で、しかも専務というお役職でいらっしゃったのに、そこに留まるよりも、チャレンジすることを選ばれたんですね。迷わなかったんですか?

多少は迷いましたが、決断は早かったです。

常に、ある程度安定してくると、もっとやれる、とチャレンジをしたくなります。

社員にも、失敗なんか恐れるな、チャレンジをし続けろ。といつも話しています。失敗してもいいんです。その失敗を分析して次に活かす。そうやって、成長していきます。

そして、能動的に学び、チャレンジするのは、やはり明確なビジョンがあるからなんですよね。

―チャレンジの他に、社員さんには何を大切にして欲しいですか?

思考する力を高めて欲しいと思っています。

例えば、業界にとらわれていると思考が狭まりますので、私は百貨店に月に2回以上行っています。

上から下まで全フロアを見て回るんですが、そこには思考を働かせるヒントが沢山あります。

色使いや、陳列の仕方、広告などを見て、新しい発想がうまれることがあるんです。

それは、百貨店だけでなく、新聞やテレビ見てても一緒で、何かヒントを得ようと思って、見るか見ないかだけの差だと思います。

うちの社員には、そういう意識でモノを見なさい、と言い続けています。それは全部、お店のためにもなりますが、彼らの成長にもなるんです。人より頭がぐっと出る発想って大切です。

慣れるととても簡単です。歩くだけで、沢山のヒントを得られます。楽しいですよ。

―ありがとうございます。最後に読者の皆さまにメッセージをお願いできますか?

一番大事なことは自分の価値をあげることだと思います。

自分を磨くためのチャレンジは積極的にやってください。

あなたの成長が、会社の成長にも必ずつながります。

井の中の蛙になるのではなく、業界以外にも、色んなことに興味を持って、勉強してほしい。

それと、諦めないこと。

諦めたらそこで終わってしまいます。成長はそこで止まります。

私自身も、沢山のチャレンジと失敗の連続でしたが、諦めなかったことで、今の私があります。

この業界で独立することも、可能なんです。

ビジョンを持って、やり切ってください。

―星野代表の異色なご経歴から、明確なビジョンを持って、諦めずにチャレンジし続けると、夢は叶う。ということを教えていただきました。

星野代表、本当にありがとうございました!!

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