TOPから学ぶvol.56
有限会社新栄商事 張本哲也部長 前編

プロフィール
有限会社新栄商事
部長 張本哲也さん
大東文化大学卒業後、修行のため神奈川県のパチンコ店へ就職。
その後、父のあとを継ぐため有限会社新栄商事に入社。
千葉・茨城でパチンコ店2店舗を経営。その他にもエステや不動産業を営んでいる。

―まずはこの業界に入ったきっかけを教えてください。

父の経営するパチンコ店を継ぐためです。最初はパチンコもあまりしたことがなくて、大学卒業後の神奈川での修行先ではじめてこの業界に飛び込んだんです。昔は接客とかの時代じゃなかったので怖かったですね。先輩も厳しいし、お客様にも怒られるし。
その後、父の会社に入社したときも、最初はパチンコ店を継ぐのが嫌でした。
でも、自社で働いてくれている従業員に同じような想いをしてほしくなくて、いろいろな取り組みを始めました。

―今いちばん力を入れているのはどの部分ですか?

人の成長ですね。
具体的な例で言うと、経営計画書を幹部社員4名で一緒に作りました。はじめは、そういうのは経営者が決めるものじゃないか、という声もありました。でも「みんなで決めてみんなで進みたいんだ」って伝えて、みんなで勉強して情報を共有して、3年後どういう会社になっていたいのか、半年以上かけてつくりました。今は良くない状況かもしれないけど、未来は変えられるじゃないですか。僕自身高い目標を決めて一歩一歩進んで行きたいタイプで、もちろんそうではないメンバーもいるのでぶつかることも多かったです。でも最初は「責任を負えない」と言っていた社員が、創っていく過程で「関われてよかった」と言ってくれたときは本当に嬉しかったです。普通の会社だと経営の方向性までは関われないですからね。

―経営計画書を作る前と作った後では変化はありますか?

僕自身の変化が大きいですね。部下を叱るときも、矢印を人に向けていたものが、目標に向けれるようになりました。ここに向かっているんだろ、と。
あとは、いつも目に付く場所に貼ってあるのでアンテナを張るようになりましたね。
今進めているのは評価制度の作成です。業務を細分化して役割を明確にすることから始めています。気付きが多いですよ。店長の負担多すぎるな、とか。

―張本さんはパチンコ業界以外でも精力的に活動されていますよね?

そうですね。会社を幸せにする・地域を元気にする・業界を元気にする、この三つが僕の柱なんです。最初は、地域や業界のことを一生懸命やっていて、そしたら業界内外の仲間が増えていったんです。一生懸命がんばっている・挑戦している姿を見せて、次の世代に繋げていきたいと強く思えるようになりました。
実は3年前に、父が亡くなったんです。修行先から帰ってきて「もっとこうしたほうがいいよ!」と反発したり、あんまり親孝行できなかったんですよね。今は、父が一生懸命この会社を残してくれたんだなと感じられるようになって。今ここに弊社があるのも地域の皆様のおかげでもあるなと思うと、受けた恩を送っていかないといけないなと思っているんです。業界に対しても、せっかくこの業界を選んだので、うちの会社を通して、パチンコ業界の仕事の素晴らしさを伝えて行きたいと思いました。外に出てみたら、パチンコ業界=ダークなイメージを持ってる人もいて、でも本を読んで頂いたり(松本望太郎さん著の「20代の働く君に贈るたいせつなこと」に自店のスタッフとお客様の物語が掲載されています)、関わらせていただく中で業界へのイメージが払拭されたり。頑張っている人達がたくさんいるので、心が折れそうなときには勇気をもらっています。

―続きは後編で!

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