こんにちは~パック・エックス通信編集部のとみおかです。
それでは本編参ります!

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TOPから学ぶvol.44
株式会社藤光 後藤孝社長 
後編

―御社では比較的若い方が店長に就任されているというお話をよくお聞きします。

そうですね、店長に限らず思い切った人材を抜擢したりしますよ。ある程度の権限を与えないと責任感が芽生えづらいというか。店長などは特にそうですが、権限を与えるから自分で考えて仕事に責任を持ちなさいと伝えたいわけです。今まではこれをしなさい、あれをしなさいと自らの意見を押さえつけていた面があり、自分で考えなくても仕事ができる環境を作ってしまった事もありましたので。

―自立してもらい、見守っていくというわけですね。

はい。そういえば、先月初めて全店休んで決起集会を行ったんですよ。最近人事制度を見直したので、同じ経営理念のもとに働く社員同士、上下関係を意識しすぎず、身近に感じてもらえるような機会をつくりたいと思いまして。
一部では理念に沿って意見を交わし、二部では懇親会を行いました。懇親会では各店が寸劇をやったりしたんですよ。

―人事制度を見直した今年がひとつの転機だったのですね。長い歴史の中で好調な時だからこそ新しい取り組みをしてさらに進んでいくイメージがしますね。

正直、以前より今の方がずっと厳しい気がしますね。ただ、こんな時だからこそ社員一丸となって頑張ろうという気持ちはあります。
若い社員達が指揮をとり積極的に動いてほしいと思っています。こういう時代だからこそ、人が重要なんだなと改めて感じています。
社員には自分の力で考えて行動できる人物になってほしいですね。役職にかかわらず責任感を持ってほしいです。自ら考え動くというのはなかなか難しいと思いますけどね。自分に自信を持ってほしいです。自信の基盤になるものは、ある程度自分で勉強した結果だと思うので、経験を積んで自信をつけてほしいですよね。そんな中、弊社は今期から「見るから観る」というキーワードを打ち立ててスタートしました。

―「見るから観る」にはどのような意味があるんですか?

ただ自然と目に入るものだけを見るのではなくて、周りをよく観察しなさいという意味です。今期はそれぞれ個人に目標をかかげてもらったのですが、自分の目標だけでなく周りの人が目標に沿って動いているか、よく観察してほしいと思っています。
人を評価するには周りが観えていないとダメだという意味も含まれています。もちろんお客様に対してもそうですが、もっと視野を広げて地域の皆様のことも観て、考えられるようになってほしいです。

―地域の方に対して何か行われていることはありますか?

青少年の健全な育成に貢献したいとの想いから、フットサルコートを運営している会社を応援しています。定期的にZillion Cupというフットサル大会を開催していて、青少年はもちろん、保護者もより楽しめるような企画・運営協力をやっています。
それから、先日フリーマーケットも行いました。遊技されない方でも「こんな会社があるよ」と知ってもらえたらいいなと思ってやってみたんです。
従業員も手伝っているので、少しでも地域の方たちと繋がりが持てたら嬉しいと思いまして。こういった活動などを通じて従業員には働く楽しみを見つけて欲しいと常に思っているんです。どんな仕事でも楽しいことってあると思うんです。反対に楽しみを見つけられないと、この業界の仕事は長続きしないと思います。何事も物事を前向きにとらえてほしいですね。

―仕事に楽しみを見つけられるかどうかで日々の過ごし方は変わっていきますよね。後藤社長が大事にされている言葉などはありますか?

温故知新ではなく「温故創新」という言葉ですね。考えて創り出す、新しいものを考える、ということはやはり大事なんだと思います。どんな時代でも古いものを土台にして、新しいものを創造していかないといけないと思います。私も含めてね。業界的にいい時はこんなこと考える必要がなかったんですけど、こんな時代だからこそ、このような意識が必要だと思っています。みんなには前向きに楽しいことを考えられる人物になってほしいですね。

―そのような考えを持たれるようになったきっかけはありますか?

以前は今に比べてただ単に仕事を与えるだけということが多かった気がします。指示されたことだけをこなすという人も多かったかな。そうなると責任がないから、そこから物事を考え膨らますということをしないことが多くなり、そこまでで止まってしまい成長もできない。それに気付いたことがきっかけで、今年から様々な取り組みを始めています。

―例えばどのような取り組みをされているんですか?

私個人では従業員へ向けて直筆での誕生日カードを送り始めました。
会社としては、社員の挑戦を支援する取り組みを始めました。さすがに運転免許とかはダメですけどね(笑)。社員が挑戦したいものを応援できたらいいな、と思いまして・・・。先日その一環で、「エコ検定」というものを提案したのですが、けっこうみんな挑戦してくれましたよ。
それから3ヶ月に1度のペースで今年から社内報を作り始めたんですよ。
初めてのことばかりで手探りではありますけど、このような取り組みを通じて、うちの会社の方向性などをアルバイトにいたるまで理解してもらえたらいいなと思っています。

―社内報は制作チームなどがあるんですか?

いえ、今は特にチームはなく、それぞれのプロジェクトから人を選出して作っています。
ただみんな業務の時間などそれぞれ違うので、今後は専門の広報チームを組んで制作してもらおうと考えています。広報チームができたらHPの更新なども含め、幅広く広報をしてもらいたいですね。会社といってもひとつのチームだと思うので、物事を共有し、皆でひとつになって幅広い目で運営をしていけたらと考えています。そのために、現在少しずつ改善しているところです。今後ももっと親しみを持てるような会社作りをしていこうと考えています。

―素晴らしいお考えですね。元々こういった組織作りをしたいと思われていたんですか?

元々は組織という形がなかったですからね、1店舗がひとつの会社という感じでしたね。
今のような組織になったのは15年くらい前からでしょうか。必要になったから組織を作ったという感じでした。仕事量が増えてくると、なかなか必要業務以外の仕事に手をつけられないですからね、必要に応じて様々な部署を作ってきました。ポジションも最初は部長と常務だけでした。管理部はだいぶ大きくなりましたね。最初は経理だけでしたが、総務も作りましたし人事も誕生し、今では新卒採用などを担当してもらっています。今後は社会貢献なども視野にいれ、企業としてなにをやっているのか皆様に広報していくような部署が必要なんじゃないかなと思っています。

―会社がどんどん大きくなって必要に応じて形を変えていく柔軟性はとても重要ですよね。後藤社長の夢や目標を教えてください。

パチンコは18歳未満は遊技できないものですけど、将来的には子供からお年寄りまで楽しめるような施設を したいなと考えています。現代社会では核家族が増え、家族が孤立して会話やコミュニケーションが少なくなってきているので、みんなが触れ合えるような場にしたいんです。
昔は近所付き合いなどが密に行われ、人と人との触れ合いも多かったですが、昨今は子どもが親以外の大人にしかられたり、触れ合ったりということが少なくなってきていますからね。会社もそうですけど、組織内の縦軸横軸だけではなく、お客様や地域の方々のような斜め軸からも意見をいただけるような環境にしていきたいというのがあります。

―それでは最後に全国の読者の皆さんに向けてメッセージをいただけますでしょうか。

自分自身もそうですが、よく「観る」ということを意識してもらいたいなと思います。
あとは自信をもって現場に望んでもらいたいです。これだけのスピードで業界も変革していますからね。外を観て、社員を観て、さらにお客様を観ながら頑張ってもらいたいですね。

―後藤社長ありがとうございました!

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