こんにちは~PX通信編集部のとみおかです!
今週は人気コンテンツ『TOPから学ぶ』の異業種編第1弾として、
(TSUTAYA事業部マネジャー)株式会社佐藤商会 黒岩禅執行役員へのTOPインタビューをお送りしています。

異業種編はPX通信編集部のこしみずが担当します!
それでは後編をどうぞ~

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パック・エックス通信をご覧の皆様こんにちは!こしみずです!

後編ではトップとしての考え方やご自身が「北風のマネジメント」から「太陽のマネジメント」へと転換されたきっかけなどを中心に、お話を伺いしました。

それではどうぞ~!!

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―トップに立つ人間に必要な要素やご自身が心掛けていることはありますか?

「諦めないこと」と「伝え続けること」だと思います。上司とは、同じことを何回言えるかが重要なのではないでしょうか。
上司失格だなぁと思う人の中で、「あいつは何度言ってもやらない、言わないとやらない」という人がいます。「そうなんですか、何度くらい言ったのですか?」と聞くと、「…2、3回です。」と言われたりします。
要は、1回or何度も になってしまっているのだと思います。私は、諦めずに分かるまで何度も何度も伝え続けることが大切だと考えています。

―トップというのは、非常に根気が必要なんですね。

すごく根気のいる立場だと思います。諦めるのは簡単です。トップであれば人事権もある訳ですから、ダメだと思ったら怒鳴って怒って辞めさせてしまうことも出来ます。実際に過去の私自身もその様な「北風のマネジメント」を行っていました。
例えば田中さんに「お前、やる気ないんだったら辞めてまえ!」というのは簡単ですが、その田中さんを一所懸命に教えていた上司もいる、田中さんを慕っていた仲間もいる。田中さんを通して今残ってくれている仲間にも悪いことをしているというということを、昔の私は気付けていませんでした。私だけで育てた訳ではなく、皆がいたから育ってきてくれたのに…
しかし、昔の私はこの方法は愚かであるということに気付かずにすごしてきた結果、人が育たなかったり、仕事の充実感を味わえない「やらされ感」のある人材にしてしまっていたのです。今は人を育てるのには3年や5年という期間は必要だなぁと実感していますが、何とかなるもんです!

―北風のマネジメントからの転換期というのは書籍に書いてありましが、教えて頂いてもよろしいですか?また、北風のマネジメントから太陽のマネジメントに変える時、かなり努力が必要だったんですか?

結局、売上が上がっても誰も喜んでいない。喜ぶのは会社だけ。私が事務所に行くと空気が一変してピリピリっとなる。昔はそれが上司だ!それがかっこいいと思っていたんですけどね。だけど、心は寂しかった。みんなが飲み会を開いていても誘われたこともないし、飲み会ではわたしの悪口を言っているというのも聞きました。その時は大人の振りして「えーねんえーねん。ガス抜きも大切や」って口先では言っていたけど、内心とてもショックでした。
それだけ嫌な思いをさせている部下にいい思いをさせてやりたい!という事で日本一の店舗を目指そうと。結果として、元々私がしたかった事を押し付けていただけだったんですが。でも、それが彼らの幸せだと思い込んでいたんですね。
「日本一になりたいやろ?」と聞くと「はい」と答えるもんだから、なるために私ももっと応援することになるんです。それは叱責、罵声、追い込みというという応援だった訳ですが(苦笑)
その思いも実り、「TSUTAYA5つ星店長コンテスト」にて私の部下が日本一の店長になりました。やっと喜んでもらえると思ったのに部下は全然嬉しそうじゃない。
ああ、いい店長になって欲しいっていうのは、自分にとって都合の良い店長を作ろうとしていただけだったんだなぁと気が付きました。これじゃダメだ、変わろうと決意するわけです。
今思い出して見ると、変わるのに5年も掛かってしましました(笑)でも、あの充実感のない上司時代に戻りたくない一心で、がんばってきました。

―店長さんたちに求めている、1番大切なことというのはなんですか?

素直さです。
決めたことは全力でやろうよと店長たちには話しています。同じことを言っていても言うタイミングによって提案・文句・改善になるんです。それはどういうことかと言うと、トップが決める前までに言うのは提案。決めた後に言うのは文句。やった後にここを変えた方がより効率的になるからと言うのは改善です。
意外と、決めた後に言うのは文句であるということに気がついていない人は多いです。トップが決められたことをまず素直に実行するという事は、結果的に良くても悪くても必要なことだと思います。そこからしか改善はうまれませんからね。

―なるほど。ありがとうございます。少し話は変わりますが、好きな言葉は何ですか?

正に先ほど書いた「夢があるから顔晴れる」です。

書籍にサインをいただきました!

―顔晴れるという字が特徴的だと思いますが、あえてこの文章を使う理由はなんですか?

頑張るという字=「我慢する」という意味なんです。例えば、売上を上げるために頑張るというのは=「売上を上げる為に我慢する」という意味。つまり、売上を上げるために休日出勤をする、徹夜で作業するということも当てはまると思います。
でも結局、そのやり方だと人も疲弊していって上手くいかない。市場がシュリンクしている状態の中ではもっともっとうまくいかない。次第に何のために働いているのかというのが分り辛くなっていく。そういう頑張るは嫌だなぁと。そうではなくて、顔が晴れる、笑顔で働ける環境を創りだしたいと考えています。
また、夢というのは目的+ワクワク感であると私は思っています。つまり、目的に+ワクワクする事でそれが夢になる。そうすると我慢するのではなく顔が晴れて、きっと笑顔で働けると思います。そういった素敵な仕事が出来るように日々心がけています。

―黒岩さん自身の夢はなんですか?

夢を語り出すと朝までかかってしまいますが…(笑)
夢の1つをご紹介すると、全国の児童養護施設を回って、自分と同じ境遇の子どもたちに「大人になったらめっちゃ楽しいねんで!めっちゃときめいてんねんで!きらめいてんねんで!」ということを伝えに行くということです。
実は私自身も、中学を児童養護施設で育ちました。入った時、自分の人生詰んだ、もうどうでもいいやとネガティブに思っていました。でも大人になったら違いました。そんなことはない!大人になったらめっちゃ楽しい!と気付けたんです。
しかし、現実的には児童養護施設で育った子どもは人間関係に非常に不安を覚えることが多いそうです。結婚に対しても一般家庭で育った子どもの5倍不安を感じるとのことです。
児童養護施設にて話をする機会を頂いた際に、「春から、僕の娘が小学校に入学するんだよ」と話したら、40人位いた子どもたちからドーッと拍手喝采を受けました。同じ児童養護施設で育った私が家族を持って、子どもを育てている、ということが子どもたちからするとすごいことなんだということを気付かされました。
その時、私は児童養護施設で育つ子どもたちに、これから来る未来の素晴らしさを、夢を伝える活動を行いたいと決めました。私の使命だと感じています。

―素晴らしい夢ですね!

しかし、その活動を行うと決めた時にインターネット等で場所や手段を模索した結果、成し遂げるには3,000万円以上の資金(交通費等)が必要だと分かりました。これはどうすればいいんだ…と考えていた時に、別件でちょうど会社からセミナーをやってみないかと打診されました。ピーンと、これだ!と思いました。
全国に講師として呼んでもらえる様になったら、その全国先々の児童養護施設で、子どもたちに夢を語ってあげられる。だから、全国から呼ばれる講師になる事を心に決めたんですよ。

―素敵な夢ですね!応援してます!!!

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本当に色々と勉強になる話が聞けました!他にも沢山のアイデアが詰まった書籍も販売されておりますので、ご興味のある方は是非お買い求め下さい!

最高のチームをつくる

また、黒岩さんのブログとfacebookページもありますので、ご紹介させて頂きます。

【黒岩禅の仕事楽】~上司として知っておきたい、いくつかの事柄~
http://ameblo.jp/square-one
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