TOPから学ぶvol.42 株式会社晃商 新井丈博専務 前編

今回は株式会社晃商の新井専務です!

前半ではこの業界に恩返しをしたいと入社を決めてから、現在に至るまでの経緯と、店長に求める「覚悟」について、詳しくお聞きしました。

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プロフィール
新井 丈博さん
株式会社晃商http://www.k-kosho.co.jp/
専務取締役
大学を卒業して入社後、総務勤務、営業課長を経て、専務取締役に就任。
会長、社長が大切に築いてきた社風を守りながら、さらに強い会社作りのために新しい取り組みに挑戦し続ける若きリーダー。

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―新井専務、本日はよろしくお願いします。まずは、業界に入れられた経緯を教えて頂けますか?

2005年に大学を卒業してすぐ入社しました。
もともとこの会社の跡を継ぎたいという思いはありましたので、入社することに抵抗はありませんでした。
祖父が創業者で、私は三代目になるのですが、幼い頃から祖母に「三代目!」と呼ばれたりしていましたので、自分の中でも跡を継ぐことが当たり前になっていたんですよね。刷り込み効果絶大ですね(笑)
また、私が就職する頃には業界のイメージも一昔前に比べると大きく変化していて、今でも斜めに見られるようなところはありますが、私の中で業界で働くことに対する後ろめたさは全くありませんでした。
むしろ、自分がここまで成長できたのはこの会社、この業界があったからこそで、感謝していましたので、これから業界に恩返しをしたいという気持ちで入社を決めました。

入社したいということを社長に相談したら、じゃあまずはいちアルバイトとして現場を経験しろ、と言われて、大学最後の夏休みにオープンして間もない新堀川店でアルバイトをすることになりました。
社 長の息子が入ってくるとなると、みんなやりづらさもあるだろうし、お店の素の状態を自分の目で見て、体験してみたかったということもあって、店長とマネー ジャー以外には私の素性は明かさずにバイトを始めたんですよ。皆の前で「アルバイトの新井です、宜しくお願いします。」と挨拶して(笑)

―それはなかなか面白そうですね(笑)

ドル箱の並べ方から教わるわけなんですが楽しかったですよ。どちらかというと見て覚えなさい、という感じだったので、「結構あんまり教えてくれへんねや!」と驚いたり、いきなり「じゃあ新井君、海コーナーよろしく。」って丸投げされたり(笑)

当 時は今よりも若かったし体力もありましたから、初日は一日中走り回ってドル箱を上げ下げして、接客も自分なりに頑張って、楽しいなーっと思ってたんです が、次の日がお休みだったんですよね。そしたら、朝起きたら体が動かないんですよ。ベッドから起き上がれない、みたいな。

―やっぱり初日のことは鮮明に覚えていらっしゃるんですね。

よく覚えています。自分が仕事として関わるというのはそのときが初めてで、初めの一歩を踏み出した日でした。

―ちなみに・・・どうしても気になるのでお聞きしたいんですが、現場の方へ「新井さんは実は社長のご子 息です。」というネタばらしはされたんですよね?(笑)

私はその場にはいなかったんですが、当時の店長から主任や班長に話したそうです。「えええええ?!」ってなったらしいですよ。今でも現場で頑張ってくれている方たちばかりで、店長はいまだにその話しますね。「あの時はおもろかったなぁ・・」って(笑)

―それはびっくりされたでしょうね(笑)それから卒業後、正式に入社されてからはどのようなお仕事を?

新卒社員の方と一緒に研修を受けた後本社の総務に配属になりました。会社の内部を支えている部署で俯瞰的に会社を見るという経験を1年ほどさせてもらって、営業部へ。営業課長として担当店舗を持たせてもらいました。
前専務取締役が逝去された際、社長から「専務としてやってみないか。」と言われたのは昨年のことです。
正直自分にはまだ早いと思いましたが、経営者としてこの会社を牽引するんだという覚悟を決め、専務取締役に就任しました。

―専務になられてから仕事内容は変わりましたか?

そうですね。担当店舗は引き続き持っていますので営業面を見ながら、それにプラスして対外的な業務を行うようになりました。会社を代表して社外の人にお会いしたり、会議に出席したりすることが増えました。
外部の方と交流することで得られる情報や学べることが沢山ありますし、営業課長の時には経験できなかったことをさせてもらえているので、すごくプラスになっています。
も ちろん責任が大きくなったというプレッシャーも感じていますし、能力もないのに社長の息子だから専務になったという風に見られないよう、経営を学ぶために 学校に通ったり、積極的に自分を高める努力をしています。斜めに見られがちな業界にいるからこそ、他業界やどんな角度から見られても経営者として認めても らえるようにちゃんとしたいと強く思っています。

―学び続けるトップは社員にとってもすごく魅力的だと思います。それでは、店長に求めることとはどんなことでしょうか?

柔軟かつクリエイティブな思考でしょうか。現状もそうですが今後ますます、広告規制であったりイベントの廃止など、突発的な出来事で自分たちの予期せぬところに船が挫傷する、ということが大いにありえると思います。
そのときに発想の転換をしてすぐに、コレがアカンかったらこっち、という決断が出来る人が今後、絶対に必要だと思っています。これは店長に限らずだと思いますが、やはり店舗の舵を取るのは長である店長には特に求めたい部分です。

それから、これはどの経営者の方も言われることだと思いますが、「覚悟」ですね。

この会社、この業界でやっていく、という覚悟をしっかり持ってやらないと、一つ一つの行動や言葉に説得力がなくなり、部下もついてきません。
これに関しても店長だけではなく、一般社員の方にも感じることです。会社入ったからにはそれなりの覚悟を持って仕事をしないと伸びませんし、評価の仕様がありませんからね。
覚 悟を持って入社してくる方、例えばパック・エックスさんにも中途採用の人材紹介をお願いすることがありますが、それでこられた方はやっぱり覚悟を持って来 られるんですよね。前の会社を辞めて、次のところを慎重に選んで、ここで絶対に成功するんだ、という思いで来られますので、すごく活躍されていますし瞬発 力がちょっと違うな、と感じています。覚悟の質が違う、というか。
他社を経験した中途社員は、うちと他社とを比較した上で評価し、ここでなら、と思って働いてくれますので、意識がより高いのかもしれませんね。

―そういう方が組織にポンっと入ると、全体が活性化するんじゃないですか?
しますよ、全然違います。

例えば前の会社では出来なかったことが、晃商ならできそうだ、と魅力的に映って入社されたとします。それで実際に入ってみて、やっぱり前の会社よりいい、 自分のやりたいことが出来る、と感じてくれた方はすごくモチベーション高くやってくれますし、会社への感謝や恩みたいなものも感じながら働いてくれますの で、当然既存社員への刺激にもなりますよね。

―続きは後編で!

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