こんにちは、パック・エックス通信 編集部のとみおかです!

本日は「TOPから学ぶ!!」後編です。

ではどうぞ~!

***************************************

TOPから学ぶvol.40 株式会社高尾 内ヶ島隆寛副社長 後編

パック・エックス通信をご覧の皆様こんにちは!まつしまです。

今回はパチンコメーカー株式会社高尾の内ヶ島副社長にお話をうかがいました。
後編では人気機種の開発秘話から、TOPとして心がけられていることなどお話いただきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

―私もパチンコが好きでよく遊技をしますが、御社の機械は、後を引くというか、癖になる台が多いような気がします。

それはすごくうれしいご意見ですね。それぞれの機械についての開発会議も、非常に密にやっています。
「一騎当千(http://www.takao.gr.jp/special/ikkitosen/)」の会議では、公序良俗に反しないように「このパンチラはNGだ!」など、一見すると「我々は何の話をしているんだ??」という時もありますけどね(笑)

―一騎当千、大好きです!そんな裏話があるとは(笑)!原作のある作品は苦労が多いとお聞きしますがいかがでしょう?

そうですね。でも世界観は構築しやすいですよ。オリジナルは全部自分たちで考えないといけないので、それはそれで大変です。
少し前に弊社から発売した「CR元禄義人伝浪漫(http://www.takao.gr.jp/special/roman/)」という台があるのですが、キャラクターはモンキーパンチ先生に描いて頂き、その他はすべて自社で製作しました。
完成までの制作期間は約2年。ストーリー展開や設定もかなり練り込んで、なかなか苦労しましたが、オリジナルで制限がない、という点では、大いに弊社の持ち味やアイデアを反映できた作品となりました。この作品を制作したのは、一騎当千やカイジシリーズと同じチームなんですよ。

―そうなんですね。遊技してみたくなってきました!
機械作りも含めて、内ヶ島副社長が考えられる「高尾らしさ」とは何でしょうか?

会社としては、先ほども少し触れましたが、自分の意見を言いやすい自由度の高さ、風通しの良さが特徴だと思います。機械に関わる様々な部署の人間の意見も取り入れます。
あとはパチンコ好きの人間が本当に多いこと。社内のいたる所でパチンコ談義に花が咲いていますよ。
機械作りの面でいうと、他の会社では絶対できないと言われるようなこと、例えば、「CRカイジ」で、なかなかパチンコでこんなモチーフは見かけない・・というような、心臓やギロチン役物を躊躇なく搭載したり。最初はギロチン演出も、もっとリアルなものを作っていたんですが、版元さんにNGを出されました(苦笑)
これらを含め他社ではなかなか作らないような演出も、高尾では「アリ」なんですよね。
限りなくユーザーに近い目線でのリアルを追求していく。私はこれが高尾らしさ=高尾クオリティだ、と考えています。

―高尾クオリティ、とはいい言葉ですね。内ヶ島副社長にとって思い入れの強い機械は何ですか?

すべての機械に思い入れはありますが、特に「CR子連れ狼(http://www.takao.gr.jp/product/2006/ookami.html)」と「CR弾球黙示録カイジ(http://www.takao.gr.jp/product/2007/kaiji.html)」ですかね。
「子連れ狼」までは、私自身がかなり開発に関わっていました。「カイジ」に関しては、実は当初、別の版権を扱う予定だったんですよ。ただ、色々あって、当初予定していた版権が扱えなくなり、代わりに提案を受けた版権が「カイジ」だったんです。
今となっては福本先生の代表作であり、有名な作品ですが、当時は今より知名度が低かったですからね。
でも本当にここからだと思います、うちの機械が変わったのは。
版権を提案されたときは二つ返事でOKしました。そして完成した機械を試打して「これは絶対にヒットする」という確信を持ちました。

―これはヒットする、と確信されたのはどんなところだったんですか?

世界観もそうですし、今までの機械との差別化もできるだろうと思いましたが、一番は直感ですね。「これは絶対にいける!」という思いしかなかったです。これが世間に受けないなら、これからどんな機械を作ればいいんだ、というくらい自信がありました。開発メンバーも、全員同じ思いでしたね。
発売後に実際ホールで打ってみると、反省点も結構多かったんですけどね。

―ありがとうございます!それでは、内ヶ島副社長が考えるTOPとして大切なこと、心がけていらっしゃることはなんでしょうか?

TOPというのは決断することがとても多い立場です。重要な決断も多い。その決断をするまでのプロセス・・・いかに多くの情報を仕入れ早く決断を下すか、そこが一番大事だと思います。TOPは、右、左、どっちにも進めるけど、必ず正しい選択をし、正しい方向に導かなければいけない。そのような感性を磨くことが必要なんだろうと思います。
正しい決断、選択をするために、私はなるべく多くの情報を仕入れるようにしています。そのうえで選択しているのですが、必ずしも良い決断ばかり出来ているとは思っていません。

―情報を仕入れる、というのはなるべく外に出て収集されるということでしょうか?

外に出るのも大事だと思いますが、私としては社内の現場の声を聞くことも大切にしています。頻繁ではありませんが、社員と食事や飲み会の機会も作るようにしています。

―それでは、TOPに立たれて人材を育成する、という面で大切にされていることはありますか?

社員に私から言っているのは、「一歩、二歩、気を使いなさい。」ということです。あとでミスをした場合に、もう一つ、二つ考えてやっていれば防げたんじゃないか、と思うことが私自身にもよくあることなんですよ。
それとやはり、何か起こった時には早急にトラブルに対応すること。先延ばしにしていいことは絶対にありません。手を抜くと、必ずしっぺ返しがきますからね。
そうやって気をつけて経験を積んでいけば、誰でもいずれトラブルを予見し、未然に防げるようになると思います。

―これからの夢や目標を教えてください。

「過去の名機」という言葉がありますよね。高尾として、一世を風靡した機械、名機として人の心に残り、遊技史に名を残すような機械を作りたいですね。
やはり、これでいいやと現状に満足したら終わり。立ち止まったら終わり。動き続けないといけないと思います。

―ありがとうございます。最後に読者メッセージをお願いします。

高尾は現場の声を大切にしています。
私たちは今後も、出来る限りホールさまへお伺いしてご意見を頂きたいと考えています。
実際機械を使われての率直な感想、忌憚無きご意見を頂ければ幸いです。
高尾の台は、噛めば噛むほど味のある台です。どうぞご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

―内ヶ島副社長、ありがとうございました!

関連記事