―栢森副社長がトップとして心がけていらっしゃることはどんなことでしょうか?

そうですね。まぁ、私はオーナーの一族ですからね。

やっぱり自分の任期だけ勤め上げればいいって訳じゃないですよね。

会社をいかに次世代に繋いで、30年40年先を見据えて、成長し続けられるかっていうところを考えるのが自分達の役目だと思っています。

ただ、そうするとどうしても、なかなか私たち経営者の視点は、社員の皆さんにはピンとこないところがあって、社員の皆さんにとってみれば、5年後10年後のことを考えたって仕方ない、そんな先のことを考えてどうするんだみたいな、どうしても日々目の前の仕事をやっていると、そういう風になってしまうと思うんですよね。

実際経営者としては、当然会社全体のことも考えながら、足元の業績も無視できないし、短期、中期、長期、全部考えなければいけないですよね。けれど社員の方にしてみれば、長期に渡っての視野を持てっていうのとね、かといって、日々の業績もしっかり頑張れって言われたって、俺どうすればいいのって思っちゃうのが一般的な考えでしょうから、どうしてもズレが生じてしまう。企業としては5年後、10年後に、今の地位を維持できてるか、あるいはより大きなステージに上がれているかというのが大事ですから、その見解の相違をうまく調整することがトップとしての役割だと思います。

うまく説明して納得してもらうか、説明しても分かってもらえないところは少々強引にでも推進せざるを得ない。

社員の皆さんを大事に、モチベーションも上げていかなければいけないし、かといって多数決みたいな経営をやっていたのでは軸がぶれてふらつきますから、バランスが大切だと思いますね。

世間的一般には、ワンマンで、俺が引っ張っていく!というタイプの創業者って多いですが、会社が大きくなるにつれ、やっぱりそれだけではしんどい面はありますし、2代目、3代目までそのスタイルで続けられるところってほとんどありませんよね。2代目以降は強引に引っ張るところと、任せるところと、あるいはモチベーションを上げるためにやらなきゃいけないところと、ちゃんとバランス感覚もってやらなければならないと感じています。

―今後の夢や目標を教えて頂けますか?

ダイコク電機が独自の立ち位置をしっかり確保して、業界を良くするため、色んなお手伝いが出来たらと思います。

やっぱりある程度規模がないと分析力は出てこないし、それなりに優秀な社員を抱えないと業界に対して提案もし続けられませんから、優秀な社員を抱えようと思ったら、しっかりと利益を追求していかないといけません。

地に足をしっかりつけて、いい商品作って、安定して利益を出すことでいい社員雇って、きっちり分析できる体制を持つ。それで業界全体が良くなるような提案をし続けたいなと思います。

スロットはやっぱり、それなりの安定収益が上がるような中堅メーカー目指したいですね。そのためにはやっぱり、腹をくくって、売れなくても良いものを作り続けていこうと思っています。

良いもの作るのと、メーカーとしてひとり立ちするのと、どちらが先だと言ったら良いもの作るのが先だと思っていますので。

美味しくない料理を出し続けて、「いつか繁盛したら美味しいものを出しますよ」なんて言っているレストランなんか、いつまでたってもうまくいかないでしょう。

それと同じで、ホール様にちゃんと検討していただけるような良い台を作り続けるっていうのが絶対ですね。

会社としては今、最大のリスクをとってやっている事業がスロット事業ですから、当然これに注力して、グループ全体として、総支援体制で頑張ります。

―ありがとうございます。最後に読者メッセージをお願いいたします。

業界のすべてを支えているのはホールの皆さんです。

私自身も誇りを持ってやっていますが、国民に良質な娯楽を提供しているんだ、という誇りを持ってやっていきましょう。

いかにファンに楽しんでもらえるかが、この業界のすべて。本当にその部分を支えているのはホールの皆さんなんです。皆さんのおかげでこの業界が成り立っているんです。

それから、普段からお客様の顔を見ている皆さんじゃないと気づかない事って沢山あると思いますから、そういった中でのご意見をどんどんぶつけて頂ければと思います。

―栢森副社長ありがとうございました!

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