本日の『TOPから学ぶ!』は、森腰産業有限会社(本社:宮崎)の森腰専務(後編)です。

後編では、森腰専務がトップとして心がけていること、からスタートします。
お話しの中に人間力、という言葉がよく出てきたのですが、皆さんは人間力、と聞いてどんなことをイメージしますか?
どうすれば人間力があがるのか、そもそも人間力とは何なのか。
ストレートにぶつけた質問に、丁寧に答えてくださいました。
キーワードは「感性」です。

どんなお店作りをしてるか、これからどうして行きたいか、という質問に対して、
森腰専務の答えは一貫していました。
無くなると困る、と思っていただけるようなお店に。そのために差異性を積み重ねている、ということ。
「成功の秘訣は、思うことの一念」
そうなることを強く思い、理想の姿をイメージすることが実現への第一歩だと教え頂きました。

では続きをどうぞ!

**************************************

―森腰専務がトップとして心がけていらっしゃることはどんなことでしょうか?

私はトップとして、自分が常に人間力の向上をすることが会社のためになる、必要である、思っています。

人間力とは何かと言えば、私は「感性」という言葉を大事にしているのですが、花を見てきれいだと感じる感性とは別に、直観的に物事を判断する能力、という意味での感性が人間力を表すと思っています。

例えば自分が住む場所ではないところで大震災が起きたとします。そういった時に、「何かしなければ」と感じる。「何が出来るだろう、何をしよう」と感じる。そういう感性。

例えば、今この業界の状況は良くないと感じているなら、どんな行動や発言をしなければならないのか。どんな働きかけをすれば状況が好転するのか。そういう感性。

人間力が向上すると感性は変わっていくと思うんですよ。何を幸せと感じるのか、ということに関しても感性がすごく影響しますよね。

お金をたくさん儲けて、高級車に乗ってキレイな女性とドライブすることが幸せ。そういった感性の人もいれば、大変な人、困っている人の手助けをして、その人にありがとう、と言ってもらうことが幸せ。と感じる人もいます。

どちらが人間力が高いかというと、私は後者だと思います。人間力とはそういうことで、それにともなって感性が変わり、発する言葉や行動も変化していきます。

スタッフに発する言葉一つとってみても、「なぜ利益が上がらないのか」と言うのと、「お客様のために出来ることはなんだろ」と言うのかでは、受け取る相手の納得度やモチベーションも大きく変わりますからね。

私はトップとして、人間力を向上させる努力をし続けて、利益だけではなく、お店として「非存在のデメリット」になるために自分達はどういったことをしなければいけないのか、それを示していきたいと考えています。

―人間力を磨くための努力とは、例えばどんなことができるのでしょうか?

色々あると思いますが、私は社会活動などの他に、本をよく読みますね。一番心に響いたのは、「人間の格(著・芳村思風)」という本。ある方に頂いて読みましたが、そこに私が大切にしている「感性」のことがたくさん書いてあるんですよ。

高価な本なので、なかなか手が出ないかも知れませんが、すごくお勧めの一冊です。

それと座右の書にしているのは「7つの習慣(著・スティーブン・R・コヴィー)です。最初読んだ時はよく分からなくて、4回くらい繰り返し読み込んでようやく理解できるようになりました。あの本の中にも色んな哲学があって、仕事ってこういうものなんだという発見、学びがありました。

―やはり社員の皆さんにも人間力の向上を求められますか?

そうですね。仕事だけではなく人生を豊かにすることであると思うので、努力して欲しいですね。

インプット、アウトプットが積極的にできるようになってほしいですね。

現状、現場から意見が上がってきたり、主体的に動くということがなかなか出来ていないんですよ。

というのも、昔は完全にトップダウン体制で、全て私の意見でバンバンやっていました。当時はすごく業績が良かったんですよね。ただ、会社としてそれでは成長しない、トップダウンではなくボトムアップの組織に変えていきたいという思いもずっと持っていました。そういうことを社員にも少しずつ話し、ここ何年かはボトムアップの仕組み作りをしてきました。

ミーティングをやるようになったり、自分達で目標を立てるようになってはきましたが、そう簡単には変わるものではありませんからね。じっくりやっていこうと思っています。

店長にも、外に目を向けて積極的にインプットして欲しいですね。ずっと事務所にいるだけではなく、他店を見たり、本を読んだり、他のことをしないと、新しい発想は出てこないと思います。とにかくアンテナを張らないと何にも入ってこないし、アウトプットもありませんからね。

―まずはアンテナを張って情報を得ようとすることが大事ですね。それでは、森腰専務の今後の夢や目標を教えていただけますか?

何度も言いますが「このお店が無くなったら困る」と、一人でも多くのお客様に言って頂けるようなお店にしていくことです。そのためには、他店との差異性を出し、お客様に選ばれるお店にならなければいけないと思います。

私が座右の銘にしている言葉は「成功の秘訣は、思うことの一念」というものです。

流れ星に願いを言ったら叶う、というのは、一瞬流れた星に咄嗟に願えるくらい、常にその願いを強く思っているから、実現するんだと言われています。

沢山のお客様がうちの店に対して「なくなったら困るんだ」と言って通ってくださるイメージを明確にもち、そうなりたいと強く思い続けていこうと思います。

―ありがとうございます。確かに一瞬の流れ星に願えるほど常に強い思いを持っていれば、実現できそうです。それでは最後に読者メッセージをお願いします。

一人じゃできないことかもしれませんが、業界で働くみんなでお客様が求めていることを理解しましょう。

お客様の中には当然、ギャンブルとしてやっている人もいるし、逆に余暇として楽しんでいる人もいます。

それを同じステージで全部バランスよく体現させてあげられる。

余暇で、お年寄りがどうやって時間を使っていいか迷ったときに、パチンコしてくる。と選んでもらえる。

それが業界の存在意義だと思っています。

お年寄りに毎日でも遊んで頂けるように、低コスト体質に変えていかなければならないと思います。

お客様が求めていることをアンテナ張って敏感に。そうすることで業界全体が良くなると信じています。

―業界の存在意義こそ、他業界との差異ですよね。そこを大事にして、ファンに愛される業界でありたいと思います。森腰専務、本当にありがとうございました!【END】

関連記事