さて、本日の『TOPから学ぶ!』は、㈱アルドーレ(本社:大阪)の木村友彦社長(後編)です!
前半では、自らの経験を振り返って、人材育成において大切なことを教えてくださった木村社長。
今回はトップとして部下に求めること、働く人たち全てへの願い、木村社長の人生をかけた夢をうかがいました。
今回も沢山の学びが詰まっています。では、後編をどうぞ!

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―積極的に学ぶ姿勢が大切、というお話でしたが、
他に社員さんに求めていらっしゃることはありますか?

【店長のミッションは業績向上】

店長へ求めることの絶対条件は、業績向上です。そのための要素は、たくさんあります。例えば、率先垂範の姿勢、部下とのコミュニケーション、外部研修への参加・・・、どれも全力で一生懸命やった結果が、全て業績向上につながっていなければいけません。

業績、業績!数字、数字!というドライな事を言いたいのではなく、外部研修ばかりに参加して、自店の営業がおろそかになったり、部下とのコミュニケーションが希薄になって、お店の雰囲気が殺伐としてしまう・・など、行為の目的がずれてしまっては意味が無い、と思うんです。

業績向上のために、色んなことを一生懸命やる。店長は、そのミッションを常に頭において行動して欲しいと思っています。

【夢のために頑張ってほしい】

そしてもう一つ。これは働く全ての人へ思うことです。夢のために頑張ってほしい!
苦しいこと、辛いことがあっても頑張れるのは、夢があるからだと思うんです。
例えば、美容師さん。
18、19歳の若い子が、すごく安い給料で朝から晩まで頑張ってらっしゃるのは、今やっていることが、独立開業という夢に直結しているからだと思うんです。

夢や目標があるから、頑張れる。そういうものを、どうにかして会社に取り入れたいと思って、独立支援の仕組みを作っています。
一番いいのは、「パチンコ屋の社長になる!」という夢がいいですよね。今やっていることが、直結しているから。そうでなくても、何かやりたいこと、夢を持って、『そのために、この会社でいま勉強してる。お金貯めてるんや。』と頑張ってほしい。
だから私は、社員さんによく夢を聞きます。皆の夢の踏み台になるような会社にしたい。と思っています。

今のうちに入ってもらってるコーヒーワゴンは、うちの会社のOBがやっている会社なんです。

ゆくゆくは、取引先が全部OB!弊社の店舗は商店街か駅前立地が多いのですが、近隣の商店街に、ラーメン屋やクリーニング屋や、うちのOBが出したお店がいっぱい!

そういう風になれば、最高です。アルドーレとその仲間たちが地域を元気にする!その光景を想像するだけでワクワクしてくるんですよね。

この先20年以内、私が60歳までに、10人くらいは独立者を輩出したいですね。

―それは素敵ですね!確かに聞いているだけでもワクワクします。夢、目標というお話が出たところで、木村社長の夢を教えてください!

【5万人からのありがとう。】

私の夢は、自分がこの世から去る時、つまりお葬式に5万人の人から、

「ありがとう。あなたに会えてよかった。」と言ってもらうことです。

単純に、『ありがとうと言ってもらいたい!』ってことではないんですよ。

自分が死んだら、どれくらいの人が自分の葬式に来てくれるだろう?と考えたことがありました。

「まずは妻と子供。親戚?社員さんは来てくれるかな・・」具体的に数を数えてみたんです。

そうすると、社員さんは来てくれるとしても、辞めていった人たちは?片手で数えられるくらいしか浮かばない。大勢いる親戚の中でも、30人くらいしか来てくれるイメージが浮かばない。そんなものだったんです。

つまり、私は、弊社を辞めていった人たち、縁遠くなってしまった親戚に対して、そういう付き合い方、関わり方しかしてこなかった。ということなんですね。

妻や子供だって、私がまっとうな夫、父親でなかったら、来てくれないかもしれない。死んだときに、やっと死んでくれた。と思うかもしれない。

5万人に来てもらい、「ありがとう。あなたに会えてよかった。」と言ってもらおうと思ったら、もっと一つひとつの出会いを大切に、人と本気で向き合わなければいけませんよね。

縁あって出会った人達に対して、やらなければいけないことはたくさんある、と気が付いたんです。

だからこそ一瞬でも関わる相手に対しても、常に本気で向き合い、お互いの夢を応援し合える関係になりたいと思っています。

―人から「出会えてよかった。」と言われるような生き方をする。ということですね!木村社長の夢は、生き方を象徴しているんですね。

そうですね。ただ、この夢を持つようになるまでには、色々と考えましたよ。

夢というのは、自分の人生の中で、山でいうとてっぺんのことだと思っています。

例えば、夢は40歳でラーメン屋を持つことです!と言う社員さんに対して私は、それは夢ではなく、幸せになるための手段だよね、と言います。

その人にとって、ラーメン屋を持つことはゴールではなく、スタートなんです。

ラーメン屋をやることで、何を得たいのか?誰を幸せにしたいのか?お客様にどんな感動を提供したいのか?それが夢だと思うんです。

目標と夢の順番が違ってはならない、数々の目標を実現することで最終的に夢に到達する、と考えています。

―ありがとうございます。目標達成の先に、夢の実現があるんですね。

私には、夢につながる2つの大目標があります。

60歳までは、この業界で、弊社の企業理念を必ず実現する。

そして60歳からは、愛と感動と情熱の葬儀屋さんをやりたいんです。

「あなたのお父さん、最高の人でしたね。みんなでありがとうを言って送りましょう。」と、一緒に泣きたいんです。

人は、少なくとも2回、主役になれます。産まれたときと、死ぬときです。でも、このどちらも記憶にありません。

だからこそ、人生のフィナーレを最高の形で送り出してあげたい、そう思います。
この2つのやりたい事は、全てはじめにお話した、私の夢に直結しています。

「アルドーレの社長死んだんか。あの店で遊んで、スタッフに元気もらったなぁ。線香1本でもあげとこうか。」

「あの葬儀屋のおっさん、親父が亡くなったとき、一緒に泣いてくれたな。葬式、顔見にいこうかな。」

と、いう風に自分の成したこと、やってきたことが、結果として見えると思うんですね。

5万人に囲まれて、拍手喝采で「ありがとう!」と言われるフィナーレ。

世の中のため、業界のため、お客様のため、社員さんのため、一瞬でも関わる人のため、汗流して一生懸命やった結果が、そんな最期であれば、きっと死ぬのも怖くない。

「生まれて良かった」「頑張ってきて良かった」と心から自分をほめることができるかなと。

それは最高の人生のフィナーレだと思います。

―ありがとうございます。木村社長の夢と目標に、グッときてしまいました。私も5万にの内の1人になります!最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いします!

【自分の可能性を信じてください。】

自分の可能性に、絶対にフタをしないでください。

それは、世の中からの影響、例えば小さい頃から「お前は勉強ができない!」「お兄ちゃんと比べてできない!」、社会に出て「お前はダメだ!」・・・そう言われた体験や経験がトラウマとしなり、したくないのに、フタをしてしまっている。そんな影響もあるのかもしれません。

でも、フタをしているのは結局は自分なのです。「自分はこの程度だ。」と可能性を諦めているのは自分自身なんです。ここでいいや。と、思った瞬間に、人として後退していきます。今よりも一歩でもいいから成長するんだ!一生成長なんだ!そんな気持ちを徹底継続して、チャレンジし続けて欲しいと思っています。

エジソンが電気を発明したときの一説に、3万回失敗をした末に、3万と1回目で成功した、という話があります。

そして、3万回も失敗して、よく諦めなかったですね。と言われたとき、エジソンは、

「何を言っているんですか?私は3万回、この方法では成功しない、という事の証明に成功したんです。失敗など、1回もしていません!」

と誇らしげに言ったそうです。

なかなか思えることではないですよね。一つの失敗で落ち込んでしまうことも多いですよね。

でも、成功する人って、自らの可能性を信じる人、絶対諦めない人なんですね。

これを読んでいる方は、私より若い方が多いと思います。

その若い方達が、自分の価値、可能性を信じて「絶対やれる。」と頑張ることが、お店を変える、業界を変える、日本を変える。

あなたの考え方一つで、日本が変えられるんです。

そう考えると、仕事が楽しくなりませんか?

―自分の価値・可能性をまずは自分が信じることから始めます!!

木村社長、すごく素敵なお話をありがとうございました!

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