パック・エックス通信を御覧の皆様、こんにちは!
編集長のまつしまでございます。
本日の『TOPから学ぶ!』は、セントラルグループ(本社:宮城)の清水専務(後編)です!

「店長にはもっとバカになって欲しい!突き抜けたアイデアが欲しいんです。」
古い体質を一新し、企業化を進めてきた清水専務が今思うことは、
「丁度いい」からの脱却。
「いつのまにか自分達が古い体質になっていくことが一番こわいですよ。」
という言葉に、さらなる進化への決意を感じました。

この業界で働くモチベーションは、
信じてついてきてくれた社員のみなさんと、尊敬できる業界の先輩方の存在。
団体活動にも参加しながら他社の経営者から学ぶことで自身を高め続ける。
ファーストコールカンパニーを目指す清水専務のお話、後編です。

ではどうぞ!

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―清水専務は店長さんや現場の方たちとは良く話をされるんですか?

店には月に1度は行くようにしていますが、あまりコミュニケーションは取れていないですね。本社メンバーや私と店長の間にいる幹部メンバーへの権限委譲ということで、なるべく店長に直接というの控えてきました。店長が恐縮してしまうと良くないという思いもありましたので。

ただここ最近は、もっとコミュニケーションをとって、逆にグッと近づいた方がいいのかな、と思っています。

―そうなんですか。とても温和でお話がし易い方だな、と感じたので、皆さんとも結構話をされるのかと思いました。

いや~、うちの店長達に聞くと、温和なんて言わないと思いますよ(苦笑)

何て言うのかな・・おそらく、専務はこわい、という人の方が多いんじゃないでしょうか。わっと声を荒げることはあまりありませんが、懇々と諭すような感じですね。

できるだけ叱ることよりも、褒めたいとは思っているんですが、私が店長に出す要望って、きっと店長たちにとって厳しいものだと思うんですよ。

でも、むしろその高い要望を楽しんで欲しいと思っています。

自分でも厳しいことを要求しているなとは思っているのですが、店長達にはもっと突き抜けて欲しいと思っています。それなのに、これまでと同じレベルを求めていては、丁度いいところで落ち着いてしまうと思うんですよね。

だからあえて厳しいことを要求します。それらをクリアするために、これまでとは違うやり方、全く別方向からのアプローチなど、突き抜けたアイデアを出して欲しいと思っています。

―試練を楽しむ。というのはすごく大事なことかもしれないですね。それでは清水専務ご自身が、これは試練だった、と思われる出来事はありましたか?

塩釜店の店長をやって、その後営業本部長に就任した頃ですね。

どこの企業様もそうだと思いますが、古い体質の店長との軋轢がありました。

それまでは店長の好きにやれていた企業でしたので、私が入社して営業本部を立ち上げ本部主導で色んなことを統制しようとしたり、塩釜店でのやり方をスタンダードにして全店に広げようとしたり、企業化していく流れの中で、やはり反発もありましたし、退職者も結構出ました。

企業化していくためには、ここで若返りは必要だ、仕方がないと思っていましたが、やっぱり精神的には辛かったですよ。

―ある意味社長が作られた会社を変革して行かれたわけですが、社長は何かおっしゃっていましたか?

社長としてもそういったことは問題視はしていたけど、自分が作ってきたことを自分が表立って壊すというのは抵抗があったんだと思います。

私も、私が作り上げてきたものを壊すのは、私じゃない人のほうがいいと思うので、それと同じような感覚だったんじゃないかな。だからやらせてくれているのだと思います。

社長とはよく話しますよ。けんかもすごくしますけど。

うちの会社で、社長と専務の仲がいい、と言う人はたぶんいないんじゃないかな(苦笑)

でもかえってその方が本音をぶつけ合えているので、いいんじゃないかなと思っています。

現場スタッフの頃から、けんかしてましたからね~。

―そうなんですか!なし崩し的(笑)に入社されて、あまり好きではなかった仕事なのに、社長とぶつかったり、試練を乗り越えたりと、仕事や会社に対して前向きになれたのはどうしてですか?

やっぱり、当時私と一緒にすごく辛い思いや嫌な思いをしながらも、ついてきてくれたメンバーがいた、ということでしょうね。正しさを理解して、セントラルのために一生懸命やってくれている彼らの姿が、私のモチベーションでした。

彼らを守らないといけないし、彼らの頑張りに応えなきゃという思いでした。現在では、幹部をやってくれているメンバーも多くいますよ。

そんなことを乗り越えた今では、古い体質の人はほとんど去って、一新できたと思いますが、これからは逆に自分たちが古い体質にならないようにしなければいけないと思っています。それが一番怖いことなので、常に意識するようにしています。

もう一つは、この業界に尊敬する方が沢山いることですね。

はじめどうしてもこの業界のことが好きじゃなかったし、継ぐ気もありませんでしたが、同友会やPCSAに所属したり、色んな経営者の方の話を聞いていると、その理想の高さ、考え方の素晴らしさに「この業界ってすごい業界なんだな。」と思ったんですよ。

―尊敬できる方がいるってものすごくモチベーションがあがりますよね。団体に参加することで業界について学ばれたんですね。

社長は放任主義でしたし、他社との交流もほとんど持たない方だったので、いざ業界で働くとなったときに、情報がすごく少なくて困ったので、団体に参加することはすごく勉強になりました。

特に、平成観光の東野専務からは今でも本当に色んなことを教えて頂いて、すごく尊敬しています。

例えば、「店のみんなが楽しんで仕事をしないと、お客様が楽しいわけがない。」とか、「店を良くするには、良い店のマネをすればいいんだ。」って、よくおっしゃることなんですが、ごもっともだと思うんですよ、でもなかなか簡単には出来ません。言う易し、行なうは難しってやつです。

東野さんはそれを実行されているんですよね。それって本当にすごいことだと思います。

現場の皆さんも、楽しく営業する、ということを本当に実現できるというのが素晴らしいなと思います。そういうところはやはりうちと比べてしまいますね。

―ありがとうございます。それでは今後の目標を教えて頂けますか?

まずはこの会社をあと30年、50年と続けていくことが一番の目標です。

そのためにも、ある一定の店舗数と、業界の中で自分たちのカラーを確立していきたいと思っています。

これは東野さんからの受け売りなんですが、「ある分野でのファーストコールカンパニーにならなければいけない」と思っています。○○といえばセントラル。の○○の部分を今社員のみんなと作り上げているところです。

そういう意味でも、やはり「丁度いい」ではなくて、この分野においてはどこにも負けない。ということが社内からどんどん出てくるようにしたいですね。

―業界の課題だと感じることはどんなことでしょうか?

ホールができることってすごく大きいと思うんです。だけど、団体に所属している中でも感じますが、どうしても一つにまとまらないんです。結局個々の動きになってしまうので、小さいことしかできなくなってしまう。

多くの企業のトップの方はもちろんそこを考えて動いてらっしゃると思いますが、業界全体のことを考えると、自社のホール営業が痛みを感じる部分もあり、それを受け入れられない企業もあると思います。その痛みをみんなで受け入れ一つになって動けると、発展性のあるこの業界は本当に変わると思っています。

―ありがとうございます。最後に読者メッセージをいただけますか?

業界を変えるアイデアって、私たち経営者じゃなくて、現場の皆さんが持っていると思います。

私たちはそれを具現化するだけ。だから恐れずにそれを出してほしい。

常識に縛られずに、やりたいんだけどこんなこと前例がない、と引っ込めてしまうんじゃなくて、どんどん出してほしい!それが最終的には業界を変えていくんだと思います。

業界に携わる人が全員、自分がこの業界を良くするんだ!という当事者意識を持ってアイデアを出せば、すごく大きな力になりますよね。清水専務、ありがとうございました!

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