パック・エックス通信を御覧の皆様、こんにちは!
編集長のまつしまでございます。
本日の『TOPから学ぶ!』は、株式会社合田観光商事(本社:北海道)の斉藤常務(後編)です!

後編では、斉藤常務がトップとして心がけていることをより詳しくお聞きしました。
人材育成について、38人のマネージャーへの思い。

そして、
遊びも仕事もバリバリこなして、かっこよく年を取りたい。
だって、上司がかっこよくないと部下は目標が持てないでしょ。
とおっしゃる斉藤常務。

 こんな上司がいたら、「自分もこうなりたい!」とモチベーションがあがるのでは?!

ではどうぞ!

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―斉藤本部長がトップとして心がけていることは何でしょうか?

あんまり意識したことはありませんが・・・心がけているのはごく当たり前のことです。後ろ指さされるようなことはしない。言ったことは実行する。分からないことは分からない、と知ったかぶりせずに言う。こんなことかな。

人として当たり前のことをやることが、上にたつ人間として一番大切なんじゃないかと思いますよ。

あとは、当社には38店舗のマネージャーがいます。彼らは全員違う人間で、違う性格を持っています。

例えば私が「ばかやろう」と言った言葉が、本部長からの励ましだ、と受け取る者もいれば、叱られた、と落ち込む者もいる。色んなタイプがいるんですよね。

部下それぞれの性格を把握して、人によって言葉を変えたり、フォローの仕方を変えたり、叱ったり褒めたりすること。これは絶対に大切だと思っています。

パチンコ台も一緒ですよね。同じ台が10台あって、同じ釘、同じ調整にしたって、実際に使うと、その台の色が絶対に出て、出方が変わりますよね。

人も同じ。いかに自分の部下をちゃんと把握できるか。そうやってチームを作っていかないと、店はうまくいきません。店長にも言いますよ。うちの店だと、多くても一クラス分くらいの人数なんですが、そのくらいの人数も把握できなくて、偉そうなことを言うな、って。

会社は人で成り立っていますからね。個々の性格、性質を感じ取って接することで、その人はより成長できるし気持ちよく働くことができると思います。

―部下の成長や店の運営にトップの力量がとても影響する、ということですね。

ええ、マネージャー次第で、店は良くなると思っていますよ。

全スタッフで一つのチームなわけですが、例えばサッカーでいうと、監督が変わればチームの雰囲気から何から、全然違ってきますよね。

もちろん本部からのフォローも重要ですよ。マネージャーの性格もそれぞれですから、勢いのあるマネージャーには、冷静でコツコツやれる人材をナンバー2として配属したりと、とりあえず人を配置するのではなくて、チームの総合力を考えることが大事です。全員がFWだったり、GKだと困りますし、マネージャーが何から何まで出来るわけじゃありませんから。

そういうメンバーの選抜は本部がフォローできますが、現場ではやっぱりトップ次第なんですよ。

うまく、みんなを同じ方向に向かせたり、個々に合わせて褒めたり叱ったり。人をまとめる力というんですかね。

チーム作りがちゃんとできれば、ある程度まで店は良くなると思います。チームがまとまってない店に、いくら新台を入れたり予算を使ってもダメ。そのキーマンはやっぱりマネージャーなんです。

そういう意味では一番大変だけど、一番面白い仕事だと思いますよ。 

―なるほど。その他にひまわりのマネージャーさんに求めることは?

常々言っていることは、ホールに出てお客様を見て欲しい。ということです。

色々と管理しなきゃいけないし、事務仕事も沢山あると思いますが、とにかくホールに出てくれ、そこに一番可能性があるんだと話しています。

書類を出し忘れたぐらいで、お店は潰れないんですよ。でも、ホールでお客様の反応を見逃したら、取り戻すのは大変なんです。

いくらホールコンを見たって分からないことはある。実際にお客様を見て、稼働している機械を見ることで分かることが沢山あるんですよ。ホールコンと仲良くするのではなくて、お客様と仲良くしろ、と。

役職が上がると偉くなった気になって、事務所にいるのが当たり前。となりがちだけど、絶対違います。

ホールにいれば色んなことに気付けるし、お客様の意見も聞ける、顔色も見える。稼働を左右する一番の原因はホールに沢山転がっているんですよ。

お客様目線といいながら、事務所に居座りっぱなしのマネージャーは、何をもってお客様目線と言っているんだ?と思いますよね。

冒頭にも言いましたが、社長も「現場の大切さ」はずっと言い続けています。

たまに抜き打ちで事務所に電話を掛けますよ。マネージャーがすぐ出たら「何で事務所にいるんだ?」って。ヒヤヒヤするでしょうね(笑)

あとは、これはマネージャーに限らずなんですが、やっぱり人間的に魅力のある人であって欲しいと思います。

スーパーバイザーの筆記試験は、実は私が作るんですが、半分は業界に関する知識問題で、残りは一般常識の問題を出すんですよ。別に、この業界で働いている上では、知らなくても生きていける内容です。

でも、色んな人と交流をする上で、この人面白い人だな、と思ってもらったり、店のスタッフに「この店長色んなこと知っていて尊敬できるな、何かあったら相談してみよう。」とか、そんなきっかけで信頼関係が始まりますよね。

日々色んなことを吸収して、みんな成長して欲しい。どうしても日々仕事に追われて、寝て、という生活で、なかなか学ぶ機会もないと思うので、少しでもそういう場を提供してあげたいと思っています。

そして、オンとオフの切り替えをしっかりして、遊ぶ時は思いっきり遊んでくれたらいいと思っています。

昔会長に「思いっきり遊べ。その代わり遊んだ次の日はきっちり仕事しろ。朝まで遊んでもいいけど、絶対遅刻はするな、誰よりも早く来て必死に仕事しろ。」と言われたことがあるんです。その言葉がずっと残ってます。メリハリを教えてもらいましたね。私生活を充実させると、仕事もメリハリがついてしっかり出来ると思います。

遊ぶ時は思いっきり遊んで、仕事もバリバリこなして、店長かっこいい!ああいう風になりたい!と思われるようになって欲しいです。

私も思いっきり遊んで、仕事もやってかっこよく年取りたい。56でもまだ女の子にモテたいですし!

部下にとっては、ああいう風になりたい。と思える上司がいるって実はすごく大切なことですよね。

―憧れの上司の存在は、ものすごいモチベーションになると思います。それでは、御社の課題だと感じていらっしゃることはどのようなことですか?

昔と比べると、早く偉くなって給料沢山もらうんだ!とか、同期で1番にマネージャーになってやる!とか、そういう、勢いのあるやつ、骨のあるやつが少なくなったような気がしますねぇ。

人事制度で、例えばマネージャーへの昇格試験を受けるためには、チーフで3年経験が要る、というようなルールがあるんですが、それとは別に、営業本部の推薦枠を作ってるんですよ。

素質も実績もあって、飛び抜けて優秀であれば、3年も待たずに推薦で昇格試験を受けることができるんですが、何が何でも推薦枠に入りたい!っていう気迫を持った人が少ないんですよ。

社長とよく話しをするんですが、うちは、基本的に数字を落としたって降格にならないし給料も下がらない。

従業員がかわいいし、長くうちに勤めてほしいし、そういう気持ちで待遇や労働環境も整備してきました。そうやると今まではみんなすごく頑張ってくれたし、頑張ってくれたら会社としてもさらに返してあげたい。という循環で会社が大きくなってきたと思うんです。

でも、ここ最近それがみんなのなかで当たり前、やってもらって当然になっているんじゃないか、という気がしています。

だからってやめる気はないですが、もっと危機感を持ってやってほしい。役職も定期的に入替をして、下の子にもチャンスをあげるなど、そういうことも考えたいと思っています。

とはいえ、当社は本当に人には恵まれているんですよ。運がいいのかな。裏切るような子も、ほとんどいなくていい子が本当に多い。だからこそ、みんなにもっともっと頑張って、いい思いをして欲しいと思いますね。 

―ありがとうございます。今後の夢や目標を教えていただけますか?

個人的には、早く引退して、老後は悠々自適に好きなことをして暮らしたいと思っていますよ。サッカー観戦がすごく好きなので、旅行もかねて観に行きたいですね。

安心して遊んでいられるように、私が辞めて、歳を取りヨボヨボになっても、ひまわりがいつまでも今より良くなり続けて欲しいんです。

そろそろうちも世代交代の時期に入ります。後進には、私がいたときより営業本部長が変わってひまわり良くなったな、って思える会社を作っていってほしいなと。

今年で創業58年になりますが、創業100年で、今と変わらない経営状態でありたいですね。今無理をしてお客様に負担を掛けるよりも、来年の同じ月に、1人でも2人でも、お客様が増えていることが理想だと思うんです。

大切なことは、背伸びしすぎないこと。人の成長も同じだと思いますが、自分の力にあった飛び方をすることです、身の丈よりも少し高い目標を立てることは必要だけど、背伸びしすぎるとダメになります。

今を一生懸命やるのはもちろんだけど、点で勝負をするのではなく、長いスパンで見たときに強い企業にしていきたいですね。営業トップの私がこんなこと言うと怒られるかもしれませんが、たとえ今負けていても、5年後、10年後にトップだったらいいと思っています。

素敵な夢だと思います。100年後も元気なひまわりを見たいです。斉藤本部長、ありがとうございました!

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