パックエックス通信

株式会社J-DREAM、木山修助社長 TOPから学ぶ

木山修助/株式会社J-DREAM 代表取締役。パチンコメーカー勤務等を経て、父親が経営するパチンコ店へ入社。2004年、独立し株式会社J-DREAM(旧有限会社SYU)を設立。パチンコ店『玉太郎』『夢太郎』の経営を手がける。2009年、NPO法人ぱちんこ情熱リーグを発足し、初代理事長を務める。

TOPから学ぶ!記念すべき第1回目には、株式会社J-DREAM(本社:大阪府)の木山修助社長にお話を伺いました。2月に第1回大会が終了したぱちんこ情熱リーグの理事長をされている木山社長。「『大好きな言葉は『夢』!夢があれば日々ワクワクして過ごせる。」そんな木山社長に、リーダーとしての心構え、ご自身が実践されていること、夢や目標、業界で働く皆さんへのメッセージなど、伺ってきました!

木山さん、今日はどうぞよろしくお願いします!!まず、ご自身がトップ(リーダー)として最も心がけていることを教えてください。

【まずはコミュニケーションを共に育むこと。】

組織に必要な3つの要素を徹底して意識しています。
① 共通の目的(ビジョン、夢、目標)
② コミュニケーション
③ 継続の仕組み
組織を運営する上で、メンバー全員が共通の目的を持って一丸となることが最も大切です。しかし、目的やビジョン、夢はいくら言葉で言っても伝わらない、なかなか浸透しないものです。そこで、まずは部下とコミュニケーションを共に育み、信頼関係を築くことから始めます。

具体的にはどんな風にコミュニケーションをとられていますか?

部下の仕事内容だけでなく、感情や考えまで理解しなければ、本当のコミュニケーションは取れないと思うので、時にはその階層まで自分が下りていき、同じ目線で仕事をするようにします。アクノリッジメント(※1)という言葉がありますが、部下のやったこと、事実をしっかりと見て、承認するようにしています。部下を褒めることは、信頼関係 を築いたり、モチベーションをあげることに非常に有効ですが、やり方を間違うと、まったく逆の結果を生み出します。単に褒めればいいという考えで、部下の行動を把握もせずに適当な言葉掛けする。これは最低なことです。部下からしても、「何も知らないくせに。」「適当なことを言っている・・」と不信感が募るだけですよね。

そこで、例えば「昨日遅くまで事務所の掃除をしてくれていたね、ありがとう。」と、実践していること褒めてもらえたら、部下はものすごく嬉しいと思うんです。

だから、部下が頑張っていることにアンテナを張って、評価できるポイントを見つけたら、そこを具体的に伝え褒めるようにしています。そうすることで、部下は「見てくれている」と感じ、信頼関係が生まれると思いますので、評価の種を探すためにも、例え短い時間であっても、時には同じ目線で一緒に仕事することが必要だと感じます。

とはいえ、組織が大きくなると一人ひとりの行動をじっくり見るのには限界があると思いますので、情報を吸い上げる仕組み、何か起こった時はもちろん、ささいなことでも直ぐに言ってくれる信頼関係を作ることがとても大切です。この人には褒めてくれる、とか、この人はいつも信じてくれる。という気持ちを部下に持ってもらうため、まずは自分が部下を信頼するようにしています。これに関しても、褒める時と同様に、「君なら出来るよ。」「絶対にやれる、俺は信じてるよ。」と、言葉でしっかりと伝えるようにしています。

つい口を出したくなったり、自分でやりたくなってしまうこともあるんですが、ぐっと堪えて、部下を信用し、任せるようにしてます。

そんな風にしっかりと見てくれる上司、自分を信頼してくれる上司の下なら、すごくやる気がでますね。

できるだけ、一日一回は承認したり、勇気付けるような言葉掛けをして、自分の気持ちを伝えるように心がけていますよ。そうやって少しずつ信頼関係を築きあげることで、ビジョン、夢、目標が共有できると思います。

ありがとうございます!それでは、木山社長がトップ(リーダー)にとって必要だと思われること、店長に求めることは何でしょうか?

【誰よりも前向きなリーダーであれ。】

常に、苦しいときも辛いときも、誰よりも前向き、誰よりも元気であることです。特に昨今、業績が上がらない、思った通りの結果がでないことで、つい下を向いてしまう場面が多々あると思います。そんなときも、チームをプラスの方向へ持っていく、メンバーをやる気にさせるために、リーダーが一番元気でなければいけないと思っています。

リーダーが、自分がひとりで出来ることなんてありません。チーム全員で前向きに取り組む、メンバーがいかにやる気になってくれるか。それが大切だと思います。

プラス思考、ということですね。具体的にどんな場面で必要なのでしょうか。

極端な例えでいうと、事務所で小火(ぼや)が起きたとしますよね。その時に、「よし、事務所をリフォームするチャンスだ。」と言えるくらいのプラス思考、いいですね・・・(笑)

まぁ、これは冗談として、何か問題が起こったときは、必ずプラス思考でいて欲しいですね。部下は、その問題の結果やプロセスよりも何よりも、リーダーの一言に反応すると思います。例えばクレームやトラブルが起こった場面で、「どうしよう・・まずいな・・。しょうがない、・・・じゃあ、●●さんこれをやってください。」と言うのと、「大丈夫や!チームが一つになるチャンスや!俺に全部任せとけ!よっしゃ、じゃあ、●●さん、これやって!」と言って指示を出すのとでは、部下の受け取り方が全く違うと思います。

ここ一番の場面や勝負どころで、ホッとさせる一言、勇気付ける一言、チームをプラスの方向に持っていく言葉を使い続けることが大切だと思います。

確かに、後者の店長は素敵ですね。この人についていきたいと思いますね!私はマイナス思考に陥ることがよくあるのですが、どうしたらプラス思考になれますか?

私は、自分で元気になるような言葉を使うようにしています。若い頃はアファメーション(※2)を実践し、なりたい自分、前向きな自分をイメージし続けることを習慣にしていましたよ。今も、社員がやる気になる言葉って何なのかな、といつも考えています。

木山社長がいま、口ぐせにされている言葉、大切にされている言葉はありますか?

一つは「ありがとう」という言葉です。人は誰でも、ありがとう、という気持ち、奉仕の気持ちを潜在的に持っています。それを言葉で、また行動で伝えることで、人間関係が良くなったり、心が通じ合えます。私は会社を経営している立場として「社風」をとても大切にしています。会社はチームで、チームは人が集まって出来ていますので、人と人との関係、つまりは会社の社風を良くするために「ありがとう」という気持ちを、常に伝え続けなければいけない、と思い、日々実践しています。

もう一つは、「僕は、あらゆる面で、毎日毎日良くなっている」という言葉です。12番目の天使(※3)という本の登場人物の言葉なのですが、私はこの言葉が大好きです。毎日、昨日の自分よりちょっとだけ成長したい。ちょっとだけ素敵になりたい。それでいいと思うんです。この言葉と出会って、人と比べなくなりました。

未来は、今日この瞬間の延長線上にあります。輝く未来のためには、人と比べるのではなく昨日より少しだけ成長するために、今、この瞬間に何をするかが大切だと感じています。失敗しても、昨日より一つでも成長できればいいのかな、と思っています。

仕事に置き換えても、自分達の立てた目標を一つひとつクリアしていくことで、「あぁ、自分たちでも出来たんだ。」と、自信がつき、日々成長できるのだと思います。

あとはやっぱり、「夢」という言葉が大好きですね。夢は大きくても、小さくても、あってもなくてもいいと思います。夢を持っていると、前に進みやすし、仲間も出来るし、楽しくワクワク過ごせます。夢がない人は、周りの人の夢を応援してあげてください。夢を追ってキラキラしている人の側にいて、その夢を応援してあげることで、自分の夢が見つかったときに応援してくれている人への感謝が倍増します。

また、この人みたいになりたいな、と思える憧れの人、カッコいい人を見つけることは大切ですね。人は、こうなりたいとイメージした方へ自然と進んで行きます。夢を持つこと、憧れの人を持つことは、素敵な自分、なりたい自分に近づく第一歩だと思います。

ありがとうございます。どれも素敵な言葉ですね。私も、『ありがとう』と言う言葉はとても大好きです。『夢』という言葉が出たところで、木山社長の夢や目標を教えていただけますか?

【キッザニアにパチンコ店のアトラクションを!!】

子供達から「夢はパチンコ店で働くことです。」と言ってもらえるような業界にすることです。そのためには、業界で働いている人が自分の仕事に誇りをもって、「うちの会社、すごいんだよ!」「私の店、素晴らしいよ、見に来て!」と人に自慢したくなるよう、毎日キラキラと働いて欲しいと思っています。

先日第一回を開催したぱちんこ情熱リーグ(※4)は、約6000人の仲間と共に創り上げたのですが、第二回は、恐らく1万人を超す仲間が関わって創ることになります。例えば、1万人が思いっ切り元気に、かっこよく挨拶をしたら・・・。業界が変わると思うんです。一人では出来なかったことも、皆で力を合わせることで出来ると思うんです。通常の営業や、情熱リーグを通して、パチンコ業界で働く人の力で業界を変えたい!日本を元気にしたい!本気で思っています。

また、業界に『勉強する習慣』をつくれたら、と思っています。お店で働いていると、外部との接触がなかったり、閉鎖的になりがちです。

例えば、いいお店があれば、それが大手だろうと、小さな店であろうと、なにか学べることがあるはず。言い訳せずに飛び込んで、勉強させてもらえばいいと思うんです。「こんな素晴らしい店だった。」「これはうちでもやれるんじゃないか?」と、学習したことを部下に伝えることがリーダーの役目でもあると思いますし、勉強することが、結果、お客様のためにもなると思います。『勉強する人』は、いつも元気です。なぜなら、勉強することでその人は成長しているからです。その人はどんどん輝いて、人に教えたくなって、一緒にいる人も元気にしてしまいます。

例えば、まだイメージも出来ていない構想なんですが・・・パチンコ業界で働きながら、成長できる場として「パチンコ大学」を作りたいと思っています。働きながら色んなことを勉強して、「私にだって出来たんだから、皆にもできるよ。」と共有し、共に成長できるような場所です。

そしていつか、そのパチンコ大学の卒業生がキッザニアにパチンコ店のアトラクションを作って、そこでパチンコ店の仕事を体験した子供達が、「パチンコ店で働きたい!」「とっても素敵な仕事だな!」と思ってくれたら、最高ですね。「パチンコ店って素敵や~!今すぐ働きたい!」「いやいや、君はまだ16歳未満だから我慢してください。18歳になるまで、カッコいい挨拶の練習をしといてください。」みたいなやり取りが、子供達とできたらいいですね。(笑)

めちゃくちゃワクワクしますね。木山社長の夢、応援してます!!最後に、この記事を読んでくださっている店長やパチンコ業界で働く皆様へメッセージをお願いします。

【自信と誇りを持って。】

パチンコ店の店長という仕事は、とてもやりがいのある、素晴らしい仕事だと思います。若いうちから、一つの店舗の運営、プロモーション、多額の売上を動かし、多くの部下をマネージメントする、そして毎日沢山のお客様に出会える。どれをとっても求められていることのレベル、やりがいのレベルは、他の業界ではなかなかないほど高いのではないでしょうか。

そして、店長は、部下にとって憧れの存在である、すごい影響力を持っているということに気付いて欲しいと思っています。そこに当然責任もありますが、それは自分が掴み取ってきたものです。会社は店長を信じて任せています。自信を持って一所懸命、楽しく、夢や目標に向って突き進んで欲しいと思います。

私は、部下には、「プラスの迷惑」をどんどんかけてほしいと思っています。自分のためでなく、会社のため、部下のためになる提案であれば、バカにされようと、何があろうと、「こんなことをしたい!」と、どんどん提案してほしいと思います。それは、迷惑ではなく、「プラスの迷惑」なのです。

先日製造業を営んでいる友人に、「木山さんの仕事はいいね。自分達のサービスをお客様に直接伝えることが出来て、ありがとう、という言葉で返ってくるよね。」と言われました。その言葉を聞いたとき、本当に恵まれているな、と感じました。

パチンコ業界は、【ありがとう】という気持ちを、言葉で、行動でお客様にダイレクトに伝えられる、また、返して頂ける素晴らしい仕事です。皆で誇りを持って、もっともっとかっこよくて、素晴らしい業界にしましょう。

パチンコ店で働く人が誇りを持ってイキイキと働けば、業界はもっともっと素敵になりますね!木山社長、ありがとうございました!

※1 アクノリッジメント

相手に関心を寄せて承認し、そのことを肯定的な言葉で伝えること。常に感謝の気持ちを忘れず、相手の可能性だけを見つめることにより、行動の変革を促す。

※2 アファメーション

肯定的な断言をすること。「~したい」「こうなれば良いな」という願望を、「私は~だ。」と断言し、繰り返し唱えることで、潜在意識に変化や成長が遠くの未来にあるものではなく、現実だと働きかけること。

※3 十二番目の天使

十二番目の天使 – The TwelfthAngel【講談社英語文庫】・・・オグ マンディーノ(著)

※4 ぱちんこ情熱リーグ

NPO法人ぱちんこ情熱リーグが主催する大会。「共に実践、共に感動、共に成長」の理念の下、業界の人材育成、サービスレベル、社会的地位の向上を支援することを目的として開催。

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