パックエックス通信

有限会社ASH、石塚社長 TOPから学ぶ

石塚義幸/有限会社ASH 代表取締役。2000年に大工として仕事をしながら、パチンコ・パチスロ攻略情報サイトを立ち上げる。いつの間にかユーザーが増え、趣味で作ったサイトながら、1日10万プレビューを超えるほどの人気サイトに。その後、法人として有限会社ASHを立ち上げ、パチンコ・パチスロ総合コミュニティーサイト「HAZUSE」(http://www.hazuse.com/ 会員数1万人)の運営、ホールのイベントプロデュースを手がける。

本日の『TOPから学ぶ!』は、「パチンコファン代表」有限会社ASHの代表取締役石塚義幸さんです。ご自身が「ユーザー代表」とおっしゃるほど大のパチンコ好きで、HAZUSEも元々は自分が遊技するときの参考にするために作った「趣味」だったそう。「ユーザーが本当にドキドキワクワク、遠足を待つ子供のように楽しめるイベントをやりたい。」とおっしゃるがろぱさんに、ユーザーが本当に求めていること、今の業界の問題点、ホールさんへのメッセージを伺いました。

今の仕事をする前は大工さんをされていたそうですが、どんなきっかけでこの業界に?

基本的に物作りが好きで子供のころは図工だけはずっとオール5だったんだよね。親父が大工をやってたので、土日も親父の手伝いなんかもしてて。自然と親父の跡を継ぐ形で大工さんになりました。パチンコに初めて触れたのは、小学校2,3年くらいのころかなぁ。よくある親父に連れてかれて、ってやつです。その頃は当然面白さなんてわかんないわけなんだけど、学生になってパチンコ・パチスロを覚えて、こんなに面白いものか!とね。

今はスロットの方をよく打ちますけど、その当時はパチンコにめちゃくちゃはまったんですよね。パチンコの何がいいのかって、松島さんはデジタルしか打ったことないでしょ?

でもパチンコの本来の姿っていうのは、平台っていう羽モノで、物理的に玉が上から落ちて釘に当たって、右に行くか、左に行くか。それがたまたまチューリップに入って、玉が増えたっていうのが、本来のパチンコなんだよね。そういうゲーム性っていうものにめちゃくちゃ魅了されてね。

それで一時期、中古のパチンコ台を買って家にズラッーーーと並べて、自分で釘を叩いて、こういう風にきたら玉はどっちに行くのか、ってオタクのようにやってました(笑)それで、大工をしながらパチンコ・パチスロを趣味でずっと続けていたんです。

それで、スロットを打ってた時って、雑誌とかインターンネットに載っている確率とか、枚数が増える打ち方の手順とか、台の情報をメモ帳に書いてたんだよね。それをホールで見ながら打ってたんだけど、その当時メモ取り出して見てる人なんていなくて、「アイツ何見てるんだ?」みたいな、怪しまれる感じになってて(苦笑)携帯だったらメールとか見るふりできるじゃんと思って、それで自分が見るようにページを作ったのよ。

機種別に50音順に情報を書き込んでたら、いつのまにか1200機種ぐらいになったんだよね!けっこうな数になったし、俺以外にもこういう情報を知りたい人がいるんじゃないかな、って思ってインターネットに置いたら、知らないうちに皆がそれを使うようになって、どんどんサイトが大きくなっていったんだよ。

だから告知も宣伝も何にもしてないんだけど、勝手に人が集まってくれたんだよね。それがHAZUSEのスタートだねえ。

ええ!最初は自分が見るためのページだったんですか。それがすごいサイトになりましたね。

そうだね~。でね、掲示板っていうものを作ったんだけど、俺は、HAZUSEをパチンコ・パチスロが大好きな人が純粋に楽しめるサイトにしたいと思って、マナー、モラル、ネチケット(ネット上のエチケット)を徹底したんだよね。今でもどこのサイトよりも厳しいとかって言われるんだけど、人の誹謗中傷したりとか、いわゆる荒らしとか、そういうこと書いた人はアクセス禁止にしてました。

HAZUSEではそういうことは許さない、純粋にパチンコ・パチスロ好きが楽しく談笑できるサイトにする、というのを貫いてたら、それがうけたのか居心地がいい、って共感してくれる人が増えてきたんだよね。一番多かった時は、1日でアクセスが10万アクセスを超えたのよ。それの後もどんどん増えてったんだよね。俺、大工さんしながら趣味でやってたから無料で借りられるサーバーでやってたんですよ。

だけど、サーバーの管理者から出て行け、って言われたんだよね。お前のサイトはアクセスがありすぎて、負担がかかりすぎると。じゃあ、分かりましたって違うサーバーを借りてたんだけど、結局それの繰り返しで、8回もサーバーを引越したんですよ。そうしてたら、ついにどこのサーバーも受け入れてくれなくなったんですよね。選択肢は1個しかなくて、有料サーバーでやるしかない。と。

でも趣味でやってたから、自腹でやるしかなかったんだよね。最初は5千円とか、8千円とかでよかったんだけど、人が増えるにつれて、3万になって、それが8万になって・・・もうこれは限界だ、ってその時に1回だけ、サイトを閉鎖しようかなと考えました。

そしたらたまたまサミーさんが、HAZUSEに広告を載せたいんだけど、って声をかけてくれたんだよ。完全に趣味でやってたから、広告だなんて考えもなかったからさ、「へ~、広告載せるとお金もらえるんですか~じゃあどうぞ。」ってノリで(笑)

サミーさんは、社員の方に「どんなサイト使ってるんだ?」って聞いたら皆さんが「HAZUSE使ってます。」って言ってくださったんだって。それで、広告のお話をくださって、俺は頂いた広告費をそのままサーバー費に充てて継続できたんだよね。お蔭様で徐々に安定してきて、アクセスもまた増えて、そうやってるうちに、また他社さんから広告のお話を頂いて、って感じで成長してったんだよね。

それで、ある時サミーさんから「出来れば名前だけでもいいから法人にしてくれると、法人と法人の付き合いが出来るから、有難いんだけど」って言われて、法人にしたんですよね。

その時はまだ、大工さんと二足の草鞋ですよね?いつ大工さんを辞められたんですか?

大工を辞めたのは、今取締役をやっている澤田(ハンドルネーム:ナイツ)ってのがいるんですけど、彼と一緒にやるようになってからですね。ナイツは、元々HAZUSEのサイト会員だったんですよ。いつかはがろさんと一緒にサイト運営をやりたい、って言ってくれてたんだよね。それで、就職して何年か働いた後に、そろそろ一緒にやろうか、ってことで入社してくれたんですよ。

最初は、ナイツには自宅で作業をしてもらって、俺は大工をやりながら毎日電話で連絡を取り合いながらやってたんだけど、サイトの規模も大きくなってきたし、従業員として彼をあずかったからにはもう片手間では出来ないな、と思って。大工を辞めて今の仕事に専念すると親父に言った時には、当然反対されたよね。「お前が趣味でやってるようなパチンコサイトなんかで、食っていけるわけないだろ」って。俺は性格上そういうこと言われたら「いや、やれるって。」ってムキになってね。今は弟が親父とやってくれてるし、安心してこの仕事をやってます。

「HAZUSE」は、いま1万人の会員さんがいてくれて、本当にいいサイトになりました。サイトが出来てから、先日10年目を迎えました。10年の間、大変なことも色々とあったけど今は管理も本当に楽。HAZUSEにはメンバーさんっていう人がいるんだよね。俺はさっきも言ったけど、サイトの状況を徹底的に荒らしとかを排除して安心して純粋に楽しめるサイトを作りたい、っていう考えでやっていて、がろさんのそういう考えが好きだ、って共感してくれる人が集まってくれてるんだよね。そして、自分達の好きなサイトは、自分達が守る!みたいな人達が出てきてくれて、荒らしを監視したり、変な書き込みを報告してくれるんですよ。

あと、イベントの時を手伝ってくださったり。当然ボランティアで、サイト運営を助けてくれる人たちのことをメンバーと呼んでます。ナイツもメンバーをやってくれてたんだよね。これ、すごいことだよね、本当に嬉しい。HAZUSEってほんとにユーザーが自分達で作ってるサイトなんだよね。掲示板で交流したり、イベントで実際に会って、オフ会やったり。もちろん俺たちも参加して一緒に飲んだりしますよ。

HAZUSEイベントもそう。HAZUSEイベントは、「ファンが作るイベント」なんです。普通イベントって、ホールが海の日、だとか7の日だとか決めて開催するでしょ?それも当然楽しいんだけど、一番楽しいのは、ユーザーがこういうイベントがあったらいい、というものが実現することじゃないかな、って思ったんだよね。

私も一度見に行きましたが、200台以下のお店に7~800人近くの人が集まるほどのものすごいイベントですよね。一番最初に開催されたきっかけは?

今はもうないんだけど、昔「シェイク」っていう台があってね。設定6だと2万枚とか出るすごい台だったんだけど、設定入れると出過ぎるから設定が使えない、お客様がつかない、だから撤去する。という具合で、すごく面白い台だったんだけど使いこなせないまま、どこのホールからもなくなっていったんだよね。業界の友達と飲んでた時に、それをいまだに使っている店がある、って言うんだよね。「嘘つけ!」「いや、あるって!」って口論になって、友達が「じゃあ今からその店いくぞ!」って言い出して、夜中の2時にべろべろに酔っ払った状態で店に行ったんですよ(笑)

そしたら、本当にシェイクがあってさ。データを見たらめちゃくちゃ稼動してて、俺、めちゃくちゃ感動したんですよ。タイムスリップしたような気持ちになって、すごく嬉しくてね。その店長は、新台は否定しないけどそれだけが全てじゃない。いい台は、とことん使ってお客様が喜ぶようにすれば、いつまでも稼動が保てるんだ。こんなに面白い台は、設定入れてお客様が打ってくれれば、また設定入れられるっていう考えで、すごくうまく使ってたんだよね。

その店長の考え方が好きで、ユーザーのことをめちゃくちゃ分かってる人だなって共感して、そこからすごく仲良くなったんですよ。それで、店長にユーザーが本当に希望するイベントをやろうよって話して、企画したのが始まり。業界初の、ホールとユーザーのコラボイベントだよね。

最初はHAZUSEの掲示板で何をやりたいかを募集したんですよ。それを箇条書きにして、店長にこれは出来る、出来ないって全部チェックしてもらったんだよね。それで出来るものをやってみよう!って。バニーガールが札を差すとか、バカだな~!!っていう内容ばっかりなんだけど(笑)ちなみにバニーは今でもやってるけどね。

HAZUSEイベントは、ユーザーのユーザーによるユーザーのための本物のイベントなんですよ。パチンコ打って、勝った、負けた、今日何にも当たらなくて終わった。って、それだけで終わるのって、楽しくないでしょ。もし負けたとしてもさ、まあ今日はお宝掴めなかったな、次は掴んでやる!って気持ちにさせるのが、サービスだと思うんだよ。せっかく来てくれたお客様なんだからね。

だから俺は、勝ったお客様より、抽選で外れて打てなかったお客様、負けたお客様にいかに楽しんで頂くか、ってことを考えて企画しています。

例えば高設定の台を1台用意しておいて、1人1000円ずつプレイして当たった人がそのまま台で遊技できるとか、店内に5台の高設定台を空けておいて、ビンゴで当たった人が遊技できるとか、ああいう企画は、周りで見ている打てなかった人達のためなんだよね。この人が当たらなかったら次は俺の番だ!ってドキドキしたり、挑戦してる人をみんなで見守って、当たったらおーーー!って盛り上がったりさ。

ビンゴなんか、たった5台のために400人が参加したりするんだけど、ビンゴに当たるのも難しいし当たってもそこからまた抽選とかって、希望の台が打てる確率なんてすごい低いんだよね。でもみんなそれをドキドキしながら楽しんでくれるんだよね。

確かに、ホール内の雰囲気やノリがすごく良くて、実際に打たなくてもそういう企画に参加したり、見て盛り上がってるだけで楽しかったです。他にはどんな仕掛けを?

一番ウケが良かったのは、「ハズレカセブン」っていう名前の企画でね。7種類トレーディングカードを用意して、全部コンプリートしたら、翌日の高設定台を打てるかもしれないビンゴカードをもらえる、っていう企画をやったんですよ。ある条件を満たすとカードを1枚引けるんだけど、裏返しになってるからどれがもらえるかわからないし、もちろんダブって同じモノを引く可能性もあるんだよね。

お客様の目標は、もちろん7枚コンプリートすることなんだけど、俺がその企画をやりたかった理由は、カードがダブったときに、そのカードをお客様同士で交換して欲しかったのよ。見ず知らずのお客様同士が、ちょっとこれ2枚もってるから替えてくれない?とかって、コミュニケーションとって欲しかったんだよね。

そしたらそれが見事にはまって、若い兄ちゃんとおばちゃんとか、今まで話したこともない人とやり取りして盛り上がってくれてさ、ユーザーからも、「あれはパチンコ以外のところで楽しめました。」って言ってくれたんだよね。そうそう、そのトレーディングカード、1500枚くらい用意したんだけどね、全部俺の手作りだったんですよ!毎日朝から晩まで家で職人さんのようにラミネートしてさ、娘に「パパ、何でそんなことやってんの?」って言われ困りました(笑)

すっごい大変だったんだけどさ、嬉しいことがあったんだよね。7種類のうち7番目のカードはプレミアムカードっていう扱いで、ある特別な条件をクリアしないともらえない、っていうカードだったんですよ。それである人が、7番カードがどうしても欲しくて、一生懸命集めてくれたらしいんだよね。それでやっと7番がもらえて、本当だったらビンゴカードに交換するんだけど、交換するのがもったいなくて持って帰ったらしいんだよ。

それで、そのイベントの半年後にやった次のイベントで、その人が来てくれて、これ俺のお守りなんですよ、って見せてくれたんだよ。その時は俺、ホントに涙出そうになったよ。いや~嬉しかったね、あの時は。イベントって、出玉だけとか期待感を煽るだけのイベントがほとんどだけど、そういう部分じゃないところでも、イベントってプロデュースしてお客さんに楽しんでもらえるんだなって。

それ以来、こんな風に楽しんでもらえるようにすることが俺たちのお役目なんじゃないかな、ってHAZUSEイベントでは色んな仕掛けとか、要素を考えながら作るようになりました。そういうわけで、HAZUSEイベントって手間もかかるし、簡単に何でもかんでもって乱発するわけにはいかないんですよね。

聞いているだけでも面白そうです。HAZUSEに熱狂的なファンがついてくるのは、そういうことを考えてイベントを作られているからなんですね。

目指しているのは、「遠足気分」。

HAZUSEイベントやるよ、って告知された日からユーザーの皆が「やべ~、1番引いたら何打とう・・」「あと3日でHAZUSEイベントだ~!」って期待感とかドキドキワクワク感を提供するのが俺たちの役目じゃないかな、って思っています。ホールさんはイベント会社に何を求めてるのかって、やっぱり集客だと思うんだけど、うちはイベント会社じゃないんだよね。稼動このくらいとってね、朝一の人数これくらいはいけるでしょ?みたいなことを言われると、イベント会社さんに頼んでください。ってお断りしてます。

俺はそこは約束できないし、そうじゃなくて、朝一10人だったとして、その10人をめっちゃくちゃ楽しませることをしたいし、そこには自信はあるよ!っていうのがHAZUSEイベント。HAZUSEイベントをやってくれるホールさんって、集客よりもホールに来たお客様がいかに楽しんでくれるか、そこをがろさん任せた。って言ってくれるから、一緒にやってるんだよね。

だから、イベントの時だけ、その時限りってのもイヤで、一度イベントを一緒にやるって決めたら、ずっと付き合って行こうよ、ユーザーに圧倒的に支持されるお店になるまでとことんやろうよ、って気持ちでホールさんとお付き合いしてます。

HAZUSEイベントはあくまで前座なんだよね。HAZUSEイベントをやったときだけ盛り上がって、その前後は稼動がない、ってなっちゃうと、何のためにHAZUSEイベントやるんだ?って思うから、一緒にやるホールさんには、そのホールさんの看板イベントをHAZUSEイベントの後にぶつけてもらいます。HAZUSEイベントで盛り上がって、めちゃくちゃ楽しくて、その次の日の看板イベントはもっと盛り上がって、ユーザーさんがそのお店を大好きになってくれたら最高だと思う。そういう使い方をしてもらえたら嬉しいですよね。

有難いことに、これまで多くのホールさんから依頼を頂いたけど、こんな具合でやってるもんだから、お断りすることが多いですね。もちろん内容にもこだわってるので、地域によって出来ない場合もあるけど、何より考え方が合う方とじゃないと出来ないよね。ほんとに生意気で申し訳ないんだけどさ。周りには、全部受けたら相当儲かるよ、って言われてますけど、なんかやる気になれないんだよね。

うちはイベント屋さんじゃないから、主催じゃなくてただ、お手伝いしているだけ。だから費用も、「イベント費」として頂いたことは一度もなくて、HAZUSEのサイトのバナー広告費用として頂くんだよね。ただのこだわりジジイなだけなんだけど(笑)

あと、一緒にやるかやらないかは、俺と飲んで楽しく過ごせたかどうか、という厳しい最終審査があるんですよ(笑)この店長面白いな~って共感したら、こっちからお願いしちゃうよね。

集客よりも本当にユーザーを楽しませたい、と動いた結果、支持されるお店になり、集客につながりますよね。がろさんは、あくまでもユーザー代表なんですね。

そうだね、そうでいたいですね。メーカーが一番上にいて、次にホール、一番下に俺ら消費者がいるっていう位置づけが、どう考えてもおかしいでしょ?そんな産業世の中にないって。それをひっくり返さなきゃいけない。って俺たちユーザーはずっと言い続けてきました。

でもそのひっくり返すってことは、メーカーさんやホールさんを圧迫するってことじゃなくて、そのことによって、この産業全体が良くなり、みんなが幸せになるんじゃないかって思ってるんですけど、例えばメーカさんーが何十台買わないと入れないとか制限をつけて、それをホールさんが渋々何千万っていう値段で買って、使えない機械を低設定で使って、それをユーザーが必死で打ってるわけだよね。別にユーザーは新台入替とかやって欲しいわけじゃないのにさ。

でも、最近それが少しずつ変わって、メーカーさんが展示会にユーザーを呼ぶようになったり、ちょっとずつ気付いてくれてるのかな、って気がしてますよ。このことについてはいちファンとして、とっても嬉しく思っています。あえてギャンブルって言うけど、ギャンブルって、絶対的に胴元が上手じゃないと成り立たないと思うんだよね。

胴元って、ユーザーよりもよく知ってるから、ユーザーの心理だとか、負けた人の心理だとか分かるわけでしょ。だからこそ、支持されるお店作りができるよね。残念ながら今の業界の人たちって、打ってないんだよね。

新台を買うにしてもさ、展示会でしっかり打って、他のホールに入ったら自分でお金使って打って、これだったらうちのホールでいけるかな、とか、この台ならうちのお客様達に合うかな、とか、よーーーく吟味してから導入すればいいのにって思うよね。新台だから買うとか、話題だから買うって、ホールが博打してるんじゃないかって思うよね。新台入れても、次の週には誰も座ってない、って状況よくあるでしょ?今はユーザーの方が上手で、この台ダメだな、って思ったらもう打たないんだよね。

でもホールさんは赤字で終わるわけにはいかないから回収をはじめて、よく分からない初心者のユーザーが座って大負けしちゃって、もうパチンコはやらない、ってなってるのが現状だと思うんだよ。これじゃあ業界が活性化するわけないよね。パチンコ・パチスロが大好きなユーザーを相手にしてるんだから、もっと打つべきだと思う。ちゃんとお金使ってもっともっと打って、台の特徴とかクセとか、こうすればあと1000円入れてくれるんじゃないかな、って台やユーザー心理を知り尽くした上での調整をしてさ。それで楽しませるのがプロだと思うよ。

新台を置けば、勝手に人が集まる、っていう簡単な時代ではもうないんだよね。そういう意味では、お客様から、HAZUSEイベントのお宝探しは難しい。って言われるんだよね。お宝が入っててガセじゃないってことは分かるんだけど、とにかく難しいって。何でかっていうと、俺たちが大のファンだから、どういう調整すれば悩むかって分かるんだよね。

だからっていじめてるわけじゃなくて、ちゃんとお宝はあるし、どこよりも負けない割り数なんだけど、上と下しかないってことは絶対やらないし、中間を入れることによって分からなくなる。かといって中間だらけってこともやらない。ユーザーの心理、気持ちを分かって作るから難しいって言われる。でも、その分1日楽しめる、探せば必ずあるんだって。

俺はいつも、イマジネーション攻略だ、イマジネーションしろ!って言ってるんだけど、ユーザーが、「このホールの店長さん、今日はここに高設定入れそうだな~」とか、「この台、1週間出てないからそろそろくるんじゃない?」って考えて考えて打ってるんだと思うんだよね。それで自分の予想とか、勘とか当たったらすっごい嬉しいよね。それって、競馬やる人が、競馬新聞見ながら、一生懸命考えて考えて賭けるのと一緒で、そのプロセスが楽しいんだと思うんだよ。

今のホール作りに必要なのは、そういうユーザー心理を考えて、お宝を掴むまでのプロセスっていうのを楽しんでもらう、っていう要素を取り入れることなんじゃないかって思いますよね。

HAZUSEイベントは、そういう所を取り入れてるからこそ、みんな評価して来てくれてるんじゃないかなって思うんだよね。

今後やってみたいと思っていることは?

今、G-1というイベントを一つのホールさんで定期的にやってるんですけど、競馬のG-1みたいに、みんなが参加して、みんなで盛り上がるイベントを全国でやりたいんですよ。沢山の人が参加してくれれば、設定だっていくらでも入れられる、喜んでもらえる、ホールさんもユーザーもみんながワクワクドキドキする大イベントをぜひやってみたいですね!

あとは、先日パック・エックスさんと合同でユーザー座談会をやったけど、あれを続けたいよね。ユーザーの生の声をホールさん、メーカーさんに届けることって、絶対に大事だと思う。

あの時も、例えば空き缶回収のフォルダを作って欲しいとか、機種情報は携帯で見ながら打ってるけど、やっぱり店で用意して欲しいとか、トイレのウォシュレットが壊れてるとガセイベントよりがっかりするとか(笑)、色々意見出たけど、そういうのってやっぱり聞かないと分からないよね。

あの時のユーザーさんの顔が、すごい真剣だったよね~。いつも飲んでる時と違ったんだよね。やっぱりホールさん、メーカーさんに伝えて欲しい!って思いがあるんだなって。パック・エックスさんからも是非ホールさんに発信してくださいね。

そうですね、是非またやりたいです!では最後に、業界の方へのメッセージをお願いします!

何度も言ってますが、とにかく打ちましょう!打って打って打ち込んで、お客様よりもっと詳しく、もっと大好きになって、どういう台を作ったらお客様が喜ぶか、どういう台の使い方をしたらお客様が喜ぶか、とことん追求してください!一緒に一生懸命、業界を盛り上げていけたら嬉しいです!

パチンコ・パチスロへの愛、ユーザーへの愛がめちゃくちゃ伝わってきました!ありがとうございました!

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