パック・エックス通信を御覧の皆様、こんにちは!
編集長のまつしまでございます。

本日の『TOPから学ぶ!』は、サンキョー株式会社の阿部社長(後編)です!

広い視野を持ち、業界の「あるべき姿」を追い続ける阿部社長に、
自社の店長に求めること、弱点だと感じていること、
自らの反省点、そして、夢を語っていただきました。

最後は、新卒1期生の皆さんにも登場して頂きました。
なんと入社してから15年目。
11人の同期が一丸となってサンキョーを引っ張っているそうです。
入社を決めた理由や、頑張れている理由。
ズバリ、社長に言いたいこと!など、座談会形式でお送りします。

ではどうぞ★

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―店長の方々も新卒で入社された方が多いとお伺いしました。店長さんに求めていらっしゃることは何でしょうか?

やっぱり、自分で考えて、自分で行動すること。でしょうか。
そこが実は、うちの会社の弱点でもある部分なんですよね。机上の論理ばかりしているんです。机上で話して、ダメだ、やってもしょうがない、って動かないことが多いんですよ。動かないと何も始まらないんですけどね。

1円パチンコを導入したのは比較的早いんですが、私がやろうと提案したときに、うちの社員はみんなそっぽ向いてたんですよ。やりたくなくてね。

でも、オープンして期待以上の勢いで稼動があがっていくと、それから3日目ぐらいに電話かかってきて、「次は、ここの店でやろうと思うんですけど。」って(笑)変わり身はやいよな~って思わず笑っちゃいましたけどね。笑

そういう意味では、もうちょっと決断力と行動力があってほしいと思いますね。机上の論理では物事進まないんだから、まずはやってみて、上手く行かなかったら次に何をやるかを考えながら実行すればいい。

やる前からダメだダメだ、と動かないのは何も生まないと思うんですよね。

最近、昔からの知り合いの方が職場を離れるということで、6月から来て頂いたんです。その方が色んな面で指導して下さって、今まで自分達でできなかったことを進めてくれています。また、私が忙しくてほとんどいないので後手後手になってしまう所を任せています。

というのも、うちの店長の中で、他社から来た人は1人だけなんです。新卒以外では2名。あとは全員が新卒からのたたき上げ。

そうすると、見方・考え方・進む方向って同じじゃないですか。

そこは強みでもあるんですが、こういう厳しい時代に、新しいことをやろうとする姿勢もなくなっていたんですよね。

そういう意味でも違う風を少し入れて、うまく活性化するといいなと思っています。

また、店長に求めるばかりじゃなくて、私自身も、社内の教育、コミュニケーションに対する時間をもうちょっととらなきゃいけないな、って思っています。

50歳で業界活動やめる、とずっと宣言していましたが、理事に推薦してくださった都遊協の原田理事長が務められる間は、お付き合いしようと思ってまして。理事長がやっている間はお付き合いしますけど、お辞めになったら私も辞めさせてください。と言ってます。

だから、社員の方たちとのコミュニケーションの時間が取りたいけど、実際できてない、というのが今の一番のマイナスなところだと自分で思っています。

―ご自身のマイナス部分もお話くださってありがとうございます。阿部社長の夢やの夢、目標をお話いただけますか?

やっぱり、この業界の皆が胸を張って、僕はパチンコ業界にいます。と言えるような業界、職種にしたいです。

どういう形がいいのかというのは自身でも見えていないのですが、きちんと整理をして、そういう話も進められるようにしたいですね。

例えば新卒で入って、この業界に夢を持って来てくれた人達が、なんかちょっと違うんじゃないの?って思うんだとすると、新卒者を受け入れている業界として、責任を果たせてないんじゃないかと思うので、そこをやはり変えていきたいというのが一番ですよね。

自分としては、誰か社長にさせて早く引退したいんですよ。

うちまだ子供が小さいので、もし息子が継ぐにして、私と息子の間に誰かやってもらいたいし、そもそもうちの息子には「お前には跡を継がせない」っていってます。

まあ、どうなるかは分からないですが、本心として、うちの息子が能力がないのにも関わらず会社を継がせれば、本人も苦痛だし、周りの人間も迷惑だから、本当に出来る、と思う人間に会社をやらせたいですよね。

だからよく言う、経営と資本の分離、というのが出来ればそれに越したことはないなと思っていて、社内に社長をたくさん作りたい、といつも言っています。まあ、現実的にはなかなか進んでいないですけどね。

飲食も何店舗か始めているんですが、ある社員に、あと2、3店舗上手く行けば、会社を分割して社長にするから頑張れ!ってたきつけてます。

本人も、やります!って言いましたので、今月から蕎麦打ちの修行に行ってもらうんですよ。

本気で社長を目指して欲しいんです。

―最後に読者の方へメッセージをお願いできますか?

現場の方にお伝えしたいのは、もっともっと情報公開をして、国民の皆さんに理解をして頂ける業界にしましょう、ということです。

全日遊連が社会貢献団体機構というものをやっていますが、そういうのも、全日遊連だけでやるのではなくて、業界が一つにまとまるべきだと思います。

色々なアプローチがあると思いますが、私が一番やれたらいいなと思っているのが、パチンコ奨学金ですね。

「僕はパチンコ奨学金で大学いきました。」って言う人がいて、その人がパチンコ業界に入ってきてくれたら、

「俺らの努力したかいがあった。」って、実感できるし、働いている人が誇りを持てると思うんです。

もうちょっと業界としてまとまって、お金儲けだけを目的にするんじゃなくて、地域貢献、社会への認知を高めていく活動ができたらいいなと思いますよね。

だからこそ、もっと色んな形で教育をして、「パチンコ店にいる人って、ちがうね。さすがだね。」と各方面から聞こえてくるような人材に育って欲しいです。俺はこれでいいんだ、と思った時点で、人間成長がとまってしまうと思うので、ぜひ前向きな意識で、業界全体を盛り上げて、社会貢献をしながら、なくてはならない産業にしていきたいですね。

地域貢献という意味では、シャッター街になった商店街の活性化をパチンコ店が先導に立って取り組むということをやりたいと思っています。

そうなると地域にパチンコ店がないと困るって、思って頂けると思いますし、それが将来のこの業界のあるべき姿だと思うんですよ。

その走りとして、パチンコ店にAEDを設置する等の活動もやってきました。当社の店舗はもちろん、今ではAEDを設置している店舗はだいぶ増えています。

これを読んでくださっている方々が、地域貢献、地域に根付くという努力をしていくことによって、「おたくが無いと困っちゃうのよね。」と言って頂ける。そういう姿は、一人二人が努力するんではなくて、それぞれがその立場立場で努力しないと作れないと思うんです。その積み重ねが、業界のイメージを少しずつ変えていくんだと思います。

チームワークって、一人ひとりが与えられた仕事を100%以上こなす。っていうことだと思います。

これは会社においても、業界においても同じじゃないかなと思うので、業界全体が、俺は関係ない、という意識を変えて、是非チームワークを高めていければ、もっと違ったものが見えてくると思いますし、厳しい厳しいと言われているなかで、夢とか、明るい兆しがみえてくるんじゃないかな、と思いますね。

是非、共に業界を盛り上げていきましょう。

―阿部社長、ありがとうございました!

最後に・・・

サンキョー㈱の新卒第1期生のうち、3名の方にお話を伺いました。

20名入社した1期生のうち、11人が勤続。15年目。

その中でも本社勤務の3名は、多忙な阿部社長の名代として、各組合会議、団体、研究会に参加。会社の看板を背負って出席されています。

営業部

機械グループ グループ長 杉岡 武彦さん

景品グループ グループ長 峰岸 周さん

経理部

経理グループ グループ長 鈴木 幸正さん

―15年目で、1期生が20名入社したうち11名も勤続していらっしゃるとお聞きしました。すごいですね。

(杉岡さん)1年目は楽しいことばっかりでしたね。

ほとんどみんな寮に入っていましたので、24時間一緒だったので、毎日どんちゃん騒ぎでした(笑)

(峰岸さん)目の前のことをがむしゃらにただやっていたので、雲の上の店長という存在をひたすら追いかけていた、という感じですね。ああなれたらいいなあ、と。

目標は高い位置に設定して、そこに向って日々ガムシャラに頑張るだけ。色々不満はありましたけど、同期と励まし合ったりね。

―この会社に決めた理由は?

(杉岡さん)「1期生」ということに惹かれましたね~。あとは、当時右肩上がりで成長をしていた会社だったということ。

(阿部社長)募集を始めたのがちょっと遅かったから、みんなが焦り始めたころだったんでしょうね。反響はものすごかったですよ。会社セミナーをやったときに会場に入りきれなかったですね。

―新卒で入社をして、15年も続けてこれたのはなぜでしょう?

(峰岸さん)会社から期待されている、というのをすごく感じましたね。1期生ということで、色々と手をかけて頂いたと思います。あとはやっぱり同期同士のつながりは大きいですよね。

―社長に言いたいことは?

(峰岸さん)今年の4月に、始めて全社員参加の社員総会をやったんですが、その時にアンケートを取ったところ、「社長の生の声、考えが聞けてよかった。」という声がすごく多かったんです。

本当に忙しい時は、つきに1度、2度くらいしか会社にいないので、本社の僕はまだ話す機会がありますが、現場の社員は、滅多に無いですからね。

店長は会議で顔を合わせますが、店舗の役職者や一般の社員は年に1度、会うかどうか。アンケートの結果をみると、もっとスタッフのみんなと話す機会をとってもらえるといいなと思いますね。

―阿部社長ご自身も、時間を取るようにしたいとおっしゃってました!それでは、社長の口ぐせ、よくおっしゃることはありますか?

(杉岡さん)知恵をしぼれ!という言葉が印象に残ってます。知恵をしぼって、形にしろ!とよく言われますね。

(鈴木さん)私は経理部にいるのですが、「頑張っているのは現場。縁の下の力持ちとして、現場を支えてあげて。」とよく言われますね。

(峰岸さん)最近あんまり言わないですが、ここ2、3年くらいは無駄をなくそう。とよく言われますね。必要なお金はいくらつかってもいい、ただ無駄なものは削れるものは削ろう、と。皆にもそういう話をします。

(阿部社長)俺、けちだと言われるんだよね(苦笑)使うところは使おう、と言ってるんですが、使っちゃダメ、って捉えられる人もいて。生きたお金の使い方をしよう!ってことなんです。

―阿部社長の代わりに、組合や他社との研究会に出席されているとお聞きしましたが、他社と交流することで感じる自社の特徴って?

(杉岡さん)個性だと思いますね。一人ひとりの色が本当に強いです。

個々ですごいものをもっていたりとか、ただ若干まとまり具合がない・・(笑)いい環境だと思います。

(鈴木さん)どの角度から見ても顔が違うと思います。色んな顔をもっている会社、と言いますか。

(阿部社長)私はもっと個性があってもいいと思いますけどね。だけど、それぞれ個性を持っていても、目標目的が一致していないといけませんよね。

そこら辺をもうちょっと明確に個性を持ちながらも、目標目的をみんなで共有する、というところを強めていければ、なお一層いいのかな。

そういう意味では、方向性をもう一度みんなで見直そうという趣旨で行った社員総会は良かったですね。

実は今年初めてやったんですよ。先代が、お店っていうのは休むもんじゃない、お客様がいつ来ていただいても、やっているのがお店だろう。という考え方が大前提だったから、みんなで休んでそういうことをやったことがなかったんですよ。でも、そういうことを言ってる場合じゃない、もうちょっと意思統一、情報の共有が必要じゃないかな。ということで、ここにいる峰岸がだいぶ苦労して準備してくれたんですよね。そういう意味では今年一番苦労したのは、君だな!

(峰岸さん)いえいえ・・そんなことないです。

(阿部社長)終わったら、やって良かった、っていう声がすごく上がって、本当に良かったと思いますよ。

―みなさんありがとうございました!とっても和気あいあいとしていて、会社の雰囲気も伝わってきました!

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