パック・エックス通信を御覧の皆様、こんにちは!
編集長のまつしまでございます。

本日の『TOPから学ぶ!』は、株式会社平成観光の東野専務(前編)です!

オレンジを基調としたお店作り。
トレンドをいち早く取り入れたイベントや景品ラインナップ。
「旬」な芸能人イベント。

「夢と感動のおもちゃ箱カンパニー」株式会社平成観光は、
緻密な数値管理と巧みなブランド戦略で、地元のお客様から大きな支持を得ている企業様です。

昨年は関東、北陸などへ3店舗の新店をオープンした後、
今年4月に愛知へ1店舗をオープンするなど、その勢いはとまりません。
業界内でも注目している方は多いのではないでしょうか。

「同じことをやってもかなわないとおもったので、平成観光らしさ、つまりうちの強みを作ることを考えました。」
業界最大手企業をはじめ、様々な企業ののいい所を学び、それを自社流にアレンジして取り入れて、平成観光らしさを創り上げてきたそうです。
話題の幅がとにかく広い東野専務。
政治・経済、時事ネタはもちろん、歴史から月9ドラマ、AKB48総選挙まで。
「お客様のニーズを瞬時に掴むアンテナが大切なんです」

注目の成長企業、その裏側をじっくり聞いてきました!

ではどうぞ!!

******************************************

東野  昌一さん プロフィール

株式会社平成観光(http://www.heiseikankou.com 現在東海地区を中心に16店舗展開)

専務取締役

大学を卒業後に入社以来、他社との差別化のために地元の大手企業とタイアップし、ショップインショップ形式の出店をすすめる。トレンドをいち早く取り入れた営業戦略で、顧客のニーズを確実に掴み大きな支持を得ている。

社内改革としてもイズムの策定を始め、組織に閉塞感が生まれないよう、新卒採用と中途採用を平行して行うなど、様々な施策で企業の成長、人の成長に尽力。
「平成観光の頭脳」として、成長を続ける同社の中心で指揮を執る。

TOPから学ぶ!!-東野専務

 

******************************************

―東野専務、本日はよろしくお願いします。まずは平成観光の出店形式について聞かせてください。ショップインの形式での出店が多いですね。こだわりがあるのでしょうか?

2店舗しかない頃に、色んな企業さんの勉強させて頂いて、これはかないっこないな、と思ったんです。
お店が流行れば横に他店が来るだろうし、普通に出店しても勝ち目はない、と。
だったらうちの強みをどう作ろうか、と考えたときに人の集まる場所に店を作るのがいいだろう。と思ったんです。
駅中、ショッピングセンターくらいしか思い浮かばなかったんですけどね。
ショッピングセンターと言えば、東海圏で一番大きいユニーさんしかない、と思いました。無理だろうと思いながらも、当たって砕けろで門を叩き3年くらいはお願いに通いました。
必死な思いが通じたのか、じゃあやってみろ、という話を頂いて、ショッピングセンター「アピタ」のテナントとして出店をすることになったんです。
それが実現したことよって、色んなことが大きく変わりましたね。
とにかくユニーさんと言えば、東海圏ではブランド力が非常に大きな企業さんですので、お客様も、「ユニーのパチンコ店」ということで安心感を持って来てくださったと思います。
また、出入り業者、メーカー、金融機関の目もガラッと変わり、当社に入社してくる社員の質も変わりましたね。

―岐阜、愛知中心に店舗展開されていましたが、昨年東京、山梨、石川と立て続けに出店をされましたが、出店の基準はあるのですか?

別にどこに作ろう、っていうのはないんですよ。

チェーンストア理論のドミナント戦略は非常に大事で、ばらばらに作ってしまうとロスが多いというのは理解しています。ただ、名古屋地区だけでやると、お客様はブランドだけでお見え頂いていると思いますので、ブランド力が低下したときに、一気に転落してしまいます。ある程度よそのエリアに広げておかないと、復活するのが難しくなると考えています。

よそに出る、と考えた時にやっぱり人が多く集まるエリアということで関東に拠点を置くのは必要だろう、と考えていました。

また、ユニーさんが出られるタイミングだったので、一緒に出ようということで山梨へ。

そして石川に関しては、当社の社長が富山で育っているので、北陸は思い入れがある土地なんですよ。景品を一緒にやっているドン・キ・ホーテさんが出られるとのことだったので、悪くは無いと踏んで出店をしました。

出店基準については人口とか、立地とかタイミングとか色々あって、それももちろん大切ですが、最終的にはその時の「風向き」ですね。そしてその土地が陰なのか、陽なのか。それを経験で判断するだけです。

今後は、ドミナントということを念頭に、その周辺から地元地区までつないでいこうと考えていますよ。

やはり、お客様に当社のことをご存知頂いているエリアに出店するのと、知らないエリアに出るのとでは、全く違うことを実感しました。

苦戦している面もありますが、その3店舗を任せている3人は、非常に優秀で他社さんだとエリア長を任せられる程の人材なんで、彼らがなんとかしてくれるだろうと思っています。

―「夢と感動のおもちゃ箱カンパニー」であるというミッションで始まる御社のイズムは、どれをとっても“平成観光らしい”ですよね。

平成観光イズムはこちら⇒(http://www.heiseikankou.com/company/contents/book/01.html

イズムを作ったきっかけは何だったのでしょうか?

4店舗まで作ったとき、自分の手で、目で、耳でこの4店舗以上を運営するには限界があると思いました。

これ以上店舗を増やすとしたら、「組織」が必要になってくる、分身を作らなきゃと思ったんです。

一緒にやっていく中で、オーナーの言葉、会社の思いを入ったばかりのアルバイトさんにまで伝えられる分身を何人つくれるか。

会社のモットー、軸となることを言葉にしたものが社訓だと思うのですが、ただ飾っている社訓では意味が無いので、それにはどんな意味があるのか、言葉の中に込められた想いはどんなものなのかを理解したうえで、それにまつわるイズムを作らなければ、と思いました。直接会って話をしていればいいけど、社員数が増えると不可能だし、店舗が増えてからやっていては、浸透するのに時間がかかりますからね。

4店舗しかない今から始めれば、絶対に成長スピードも速いから準備をしよう。とやり始めました。

それまでの家業経営から、企業への変革をスタートしたんです。

その間4年間出店も止めて、色んな組織作りをしていきました。

それまでの古い体質の社員も当然居ましたので、変われるか、変われないかを見極めなければいけませんでした。

変化できる社員もいましたが、変われないまま去っていく人もいましたよ。

箱の中のりんごが一つ腐ってしまうと、他もみんな腐ってしまうので、まずは腐らないようにみんなで努力をしなければいけないけど、もしだめだったら、腐ったりんごは箱から出さないといけません。

人が辞めていくことは決していいことではありませんが、組織を形成するためには必要なプロセスでした。

会社作り、組織作りを進める上で大切にしたことは、社員を中心に置いた会社、組織であるかどうかということでした。いくら資金力があろうが、オーナーに力があろうが、店舗を支えているのは社員なんです。彼らの能力が高いと会社は成長します。社員が成長できない会社は、いくらカリスマ的なオーナーがいても大きくなりません。

当社は後発の会社なので、業界上位の会社に少しでも近づこうとしたら、彼らが10年かかってやったことを、3年でやらないといけませんでした。

だからこそ、4店舗のうちに色んな改革に着手し、社員の成長をバックアップするような体制を作りました。

中心となっているのは、もちろんイズムですね。

TOPから学ぶ!!

―なかでも、「エブリディ学園祭」というバリュー(行動指針)が個人的にとても好きです。

誰もが経験したことがあると思うのですが、体育祭や文化祭って、準備段階からとってもワクワクしていませんでした?徹夜も厭わずクラス全体で頑張ってましたよね。そして、成功しようが失敗しようが一体感がうまれて、また次も頑張ろうね、ってチームの絆が固くなるイベントでした。しかも、あれって無報酬なんですよね。見返りがなくても、あんなに楽しくて一生懸命できるって、素晴らしいじゃないですか。

お店作りも同じだと思うし、そういうものを取り入れたいと考えて作ったのが「エブリディ学園祭」という言葉。完全に造語ですね(笑)

私自身も学園祭や、サークル活動の達成感って、すごく充実していて楽しかったですから。対価とかそういうことだけじゃなくて、共に切磋琢磨できる仲間がいるかどうかが大切。会社が未来に向かっていくなかで必要なことだと思いました(後編へ続く)。

関連記事