効果的な内定者フォローとは? 前編

新卒採用のお手伝いをさせて頂いている企業様から最近よく聞く悩みのひとつが「内定者フォロー」についてです。
「他の企業はどんな内定者フォローをしているんだろう?」「内定辞退を防ぐのに効果的なフォローはあるんだろうか?」

確かに内定者フォローに力を入れる企業は増えていますが、そもそもなぜ多くの企業が内定者フォローを行うのでしょうか?今回は内定者フォローの重要性と、効果的な方法をご紹介します。

内定者フォローは内定辞退防止のため?

近年、内定辞退者数が増加の傾向にあります。
その主な要因として、①「学生の意識の変化」、②「採用期間の短期化」があげられます。

①学生の意識の変化
現在の学生は、終身雇用や年功序列などが崩壊していくのを見て育った世代です。
また、個性を大切にするよう育てられた世代でもあり、物事の判断を自分軸で行いがちです。
そのため会社組織への依存心も弱く、自分の中で「合わない」と判断すれば、あまり抵抗なく内定を辞退する傾向があります。

②採用期間の短期化
昨年3月に改定された「採用選考に関する企業の倫理憲章」により、求人の広報活動の開始時期が従来の10月から12月に変更されました。
これは、学生が学業に専念する十分な時間を確保できるよう、採用選考活動の早期開始を自粛するというものです。
しかし、開始時期が遅くなったことで逆に採用活動期間は短くなり、学生が充分に業界・企業研究できないといった問題も起こっています。
つまり、企業への理解があいまいなままに選考を受けてしまうため、内定後に不安や迷いが出てしまい、辞退するということが増えているのです。
また、1社から内定をもらったとしても就職活動を続ける学生も多く、当然のことながら優秀な学生は複数社から内定をもらうこととなり、内定辞退社数もそれに伴い多くなります。

以上のような要因により、内定を辞退する学生数は増加傾向にあります。
そのため、企業側は学生のグリップとして、内定者フォローに力を入れる必要性が高まっているのです。

一般的に行われている内定者フォローとは

下記表からもわかるように、入社までに内定者に全く会わない企業は全体の2.2%となっており、約98%の企業は何かしらの内定者フォローを行っているといえます。
では、他社ではどのような内定者フォローを行っているのでしょうか。

(図1)出所:2012年卒マイコミ新卒内定状況調査

●懇親会
先輩社員や社長との懇親会を行うことで社風を感じさせることができる。人間関係などの社内の雰囲気に対する学生の不安を取り除くことに効果的。

●内定式
改まった場で内定通知を行うことで、学生の入社へのモチベーションを高めることができる。

●社内報
学生が学業などで忙しい時期でもあまり負担をかけずに、社内の雰囲気を伝えることができる。

一般的にはこれらが内定者フォローの一環として行われています。
しかし、ここで注意すべき点は、「内定辞退を出したくない」という目的だけでフォローを行っていないか、ということです。

学生が企業側に求めていること

多くの企業が春頃内定出しを行い、学生は半年以上の内定者期間を過ごすことになります。
長期に渡る内定者期間中に抱く不安や、疑問が高まると、内定辞退のリスクは高まります。
つまり、学生の不安や疑問を解消することこそが企業側が内定者フォローとして行うべきことなのです。

下記は学生が内定者期間中に抱きやすい不安や疑問です。

・自分が入社する会社のことをもっと知りたい。
・一緒に働く人はどんな人だろうか?うまくやっていけるだろうか?
・自分は社会人としてやっていけるのだろうか?
・同じ志を持つ仲間がほしい。同期はどんな人だろう?

内定者フォローはこれらを解消することを目的にした内容にすることで、より効果的なものとなります。

―続きは後編で!

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