こんにちは、パック・エックス通信編集部のとみおかです!

今週のテーマは『パワハラ』です。
それではどうぞ~

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パワハラを未然に防ぐためには 後編

近年パワハラという言葉をよく耳にするようになりました。
しかし前編でもご紹介したとおり、厚生労働省が発表している定義はあるものの、実際にどのような行動がパワハラになるかの判断は難しい事例もあります。

もし自分が気付かないうちにパワハラ行為をしていたら?
上司や同僚から受けていた行為が実はパワハラだったとしたら?
それはとても深刻な問題ですし、会社としてはそれらを未然に防ぐ対策を取る必要があります。

前回パワハラの実際の事例を紹介しましたが、ここで注意しておきたいのは、パワハラは「上司から部下への行為」だけではないということです。
職場内の優位性は職務上の地位だけではなく、人間関係のなかに生じることもあります。上司の陰口を同僚と言い合うくらいはあると思いますが、度が過ぎて相手を追い込んでしまうとパワハラになってしまいますので注意が必要です。
これまで雇用は終身雇用制度で守られていたために、パワハラ行為を受けた側も「我慢さえすれば辞めさせられることはない。」とやり過ごしていた人も多かったと考えられています。
しかし、終身雇用制度が減少している近年では、パワハラによって追い詰められ辞めさせられるのではないか、と雇用が奪われることへの不安から、パワハラに対して敏感になっている人が増えています。
また、厚生労働省によってパワハラの定義が発表されたことにより、そういった人たちからの相談も増えると予想されます。パワハラ対策に力を入れる企業も合わせて増加すると考えられています。

では、パワハラを受けにくくする、または自分がパワハラの加害者にならないために、どのような点に気をつければいいのでしょうか。
ここでは、(1)コミュニケーション、(2)仕事能力の違い、という2点を挙げてみましょう。

1.コミュニケーション不足

人間関係の問題がいじめに発展する場合、多くの原因はコミュニケーション不足にあります。挨拶や「ありがとう」「ごめんね」といった気遣いの言葉がない。話しかけてもそっけないなど、こうした日々のコミュニケーションができていないと、ちょっとしたことでも誤解を生む可能性が高くなります。例えば、ある人に話しかけたとき、返事がそっけないと感じた場合、コミュニケーションが取れていれば、「少し機嫌が悪いのかな」と済ませられることでも、コミュニケーションが上手く取れていないと、「感じが悪い人」というマイナスの印象を与えてしまいます。人は、わからない相手に警戒心を抱き、怖いので排除したくなるのです。これが会社でのいじめ、パワハラにつながります。自分が被害者にならないためにも、日頃の挨拶や言葉遣いに少し気を配って過ごすといいかもしれません。

2.仕事能力の違い

人間の能力は異なり、それぞれの能力には長所も短所もあります。例えば、仕事の速い人は、その分小さなミスが多いかもしれません。逆に遅い人は、時間はかかりますが、丁寧な仕事ができる場合があります。
相手の短所ばかりを見てしまうと「あの人はミスばかりする」、「あの人は作業が遅くて困る」といった不満となり、衝突を起こすことがあります。特に上司は、自分自身と比べてしまうため、「なぜこんなことも出来ないのか」と思うことも多く、パワハラ行為のきっかけになってしまう恐れがあります。
加害者にならないためにも、誰かと比べずにその人の長所に目を向けることが大切です。

まだまだ曖昧な部分が多いパワハラ。そんな中、重要になってくるのはやはり会社の防止策です。
対策は様々で、聞き取り調査を行ったり、制度を確立することも大切ですが、まずは、何かあったときにすぐに相談できる環境であること、相談できる相手がいることが最も大切です。
ういったデリケートな問題は、早期発見・解決することがとても大切で、長期間に渡ってパワハラが行われていた場合、問題は複雑化し、解決は困難になります。
そうなってしまってからことが公になった場合、顧客や従業員からの信用失墜など、企業が受けるダメージは計り知れません。
そのため、日頃から従業員が相談をしやすい環境であるかどうか、何かトラブルが起こったときに、揉み消してしまうような雰囲気になってはいないかどうかということを、自社に当てはめて確認してみてください。

―以上、「パワハラを未然に防ぐためには」でした!

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