社内コミュニケーションが組織を活性化させる。前編

私は普段、パチンコホールのオーナー様とお話をする機会が多く、組織作りや組織力強化のご相談をよくお受けしているのですが、とあるお客様がこんな悩み抱えている、と打ち明けてくださいました。

「社員にもっと自社のことを知ってもらう、好きになってもらうためにはどうしたらよいか?」

「店舗同士の場所が離れていて、交流がほとんどない。もっと社内のコミュニケーションを活発にしたいがいい方法はないか?」

さて、皆さんならこの悩みに対して、どんな取り組みを提案しますか?

お金をかければ色んな取り組みが出来ると思います。

例えば全社員を定期的に集めて研修を行ったり、お店を休んで社員旅行へ行ったり。

でもこの業界では、丸1日、全員が休めることはほとんどありませんので、なかなか難しいのが現実です。当のお客様も同じでした。

そこで私がお客様に提案したのが、「社内報の作成」です。

①自社のことをもっと社員に知ってもらう
②社員を巻き込んで社内のコミュニケーションを活性化させる

という目的で1月から動き始め、4月発行を目標にしています。

一口に社内報と言っても、作成意図や目的によって中身もずいぶん変わってきます。
社員に読んでもらうために、そして意図がしっかり伝わるようにするために、の中身にちょっとしたコツや工夫が必要です。

そのコツや工夫は後半でお伝えしますね!

この社内報、実は社内改革・組織力強化のためのいちツールとして、今非常に注目されています。

前半では、社内報が注目をされている理由、意外と使える?!社内報の役割、を中心にお伝えしたいと思います。題して、「社内報:入門編」です。

社内報とは、コミュニケーションの活性化を通して、経営をサポートする経営ツールであり、「社員のモチベーションアップ」を目的としています。

そのため、社員のモチベーションをアップさせるために働きかける内容を考えて載せます。

例えば、「社内情報の共有」「会社の方向性の共有化」「業務知識の提供」「社員の意識改革」「やりがいの提供」「帰属意識の醸成」「一体感の醸成」などの役割を果たします。

さらに、①トップダウン、②ボトムアップ、③ヨコ・ナナメでの役割として分けることにより、社員の参画意識をより高めるものになります。

近年社内報がとても重視されている理由は「企業内、グループ内で働く人々を対象にしたコミュニケーション活動」が今後の企業の成長を大きく左右すると言われているところにあります。

企業間競争が激しくなり、し烈な生き残り競争が繰り広げられている中、常に新しい価値への挑戦と変革が求められるようになりました。

また企業価値を図る基準が変化したこともあります。

具体的には、売上高や利益率といった数字だけでなく、社会貢献活動や環境活動などの取り組みにおけるブランド力のアップが企業の価値を左右するようになってきました。企業の発展において、従業員一人ひとりへの働く意識とモチベーションをいかに高め、いかに行動することが出来るかがカギになっているのは間違いないと思います。

また、社内のコミュニケーションを不活性化させる流れの原因に、昔に比べて大きく働く環境が3つ変わったこともあります。

1つ目は、「従業員の価値観とワークスタイルの変化」

現在、会社で働く人々はかつてのように一生勤めるという発想は少なくなり、会社をうまく利用して自分のキャリアアップを図るという考えが広まっています。会社よりも自分という”個”が優先される時代になっています。そのため、会社への帰属意識が希薄となり、ヨコとの繋がりも少ないために一体感を醸成することが困難になってきています。

2つ目は、「コミュニケーションの方法の変化」

IT技術の発展によりコミュニケーション方法にも新しいツールが導入されるようになりました。特にメールなどの活用によって迅速な情報伝達や広範囲にわたる情報共有が可能となり顔を合わせずに多くの人とコミュニケーションをとることが可能になりました。そのため実際にあって言葉を交わす頻度も少なくなり、問題意識の共有や一体感の醸成が妨げられてきています。

3つ目は、「経営のスピード化」

企業の急速な拡大や急激な市場の変化に経営の対応がうまくいかず、社内に対して的確に進むべき方向性を掲示できていないことが一体感を失う原因に挙げられます。

このように、様々な影響から社内のコミュニケーションが不活性化され、社員の帰属意識や一体感、モチベーションを失いやすい環境になっています。そんな中、再び戦略的な社内報が注目を浴びているのです。

皆様の会社では社内報を作成していますか?
それはどんな内容ですか?
ちゃんと読まれていますか?
読みたいと思える内容ですか?

社内報がない会社は、一度作成してみませんか?

後編では、実際の社内報の作り方、工夫やコツをお伝えしていきます!

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