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でるでるラッキーグループ、金克彦常務 TOPから学ぶ後編

でるでるラッキーグループは「でるでる」「パーラーキング」の屋号で、栃木県と埼玉県に7店舗を展開している会社。自発的な行動を求める金社長。後編は、新卒採用についてや今後の取り組みについてお伺いしました。
前編はこちら(でるでるラッキーグループ、金克彦常務 TOPから学ぶ前編)

新卒採用を始めたきっかけは?

どんな商売であっても人材は必要不可欠で、自社で採用して育てた人材が活躍してくれることが理想ですよね。新卒を受け入れるには、会社として整備しなければならないことがたくさんありますけど、それも会社が成長するための手段になります。

新卒採用は私たちの会社が成長するために必要なことだと思っていました。実際に、課題も明確になりました。

課題とはなんですか

特に労働条件や福利厚生などに関することですね。現在は最低限のレベルまで整えられたので、これからは良いレベルまで上げて行きたいです。

後は、研修でしょうか。新卒採用を始めるまではOJTが中心でしたから。もちろん、新卒社員にとって大切なことですが、先輩社員にとっても勉強になり、全体的にも良い影響を与えていると感じています。

研修はどのように企画・運営していますか?

外部講師に依頼するものと、自分たちで考え組み立てたものを分けています。内製する研修を考えるのは教育担当中心に店長陣も参加しています。彼ら彼女らが、入社間もない新卒社員たちにとって必要だと思うことを考えて行っています。

金克彦/でるでるラッキーグループ 常務取締役。1978年生まれの40歳。大学卒業後、大手パチンコチェーンに新卒入社。その後、父の経営するでるでるラッキーグループ(有限会社キング商会)に入社。

新卒として採用したい人物像は?

能力よりも情熱が大切です。パチンコを遊技したことがある、ない、こだわりもありません。パチンコ業界の奥深さや仕事の素晴らしさを伝えるのは私たち先輩の役目です。素直で、一生懸命取り組んでくれる人であることが一番です。

新卒のキャリアプランのイメージは?

パチンコホールであれば、入社から3年で時間帯責任者を任せられるように育成したいと考えています。その後のキャリアは営業であれば店舗責任者、人材マネジメントが中心であればトレーナーへ、適正を見ながら柔軟に対応していきたいです。

パチンコ以外にも事業展開しているので、そちらに行くのもありですね。

御社で働く社員の方は、どのような方が多いですか?

素直で優しい人が多いと思います。ただ、もっと自我を出してほしいかなと思います。そういった意味では、会社を利用してやる!ってくらいの意気込みで行動してくれるのが理想です。そういうエネルギーが増えていくと、もっと面白い会社になると思います。

自発的な行動でしょうか。

そうですね。ただ、そこに課題を感じているということは、逆に言うと、会社として社員の行動を活性化させてあげられていなかったとも言えます。みんな何かしら考えや意見を持っていますから。

今までは、会社が課題を与え、それに対してどうするのかを考えなさいという形でした。でも、これからは課題をみんなで考え、みんなで解決して行くのが理想だし、そういう風に会社組織を変えて行きたい。役職や立場が関係なく意見を言い合える風土にしたいです。

まずは何から取り組みますか。

当社には「しあわせなひとときを」構築するというビジョンがありますけど、これは来てくれたお客様や働く我々にとって幸せだなと思える空間、働く私たちにとっても幸せだと思える職場を創っていこうということです。

この企業理念を実現するためにも、私たちはこれからも変わらないといけません。まだまだ道半ばですから、これからでるでるラッキーグループがどう成長するか。私も楽しみです。

本日はありがとうございました!

インタビューを終えて―――
でるでるラッキーグループに常務として入社した頃、会社の現状を変えていかないと、という焦る気持ちもあったそうです。スタッフへ命令口調になってしまうことも多くて、表面上の信頼関係しかなかったのかも、孤独感を感じることも多かったと話されているのが印象的でした。現在は少なくても3ヶ月に1度は社員さんと面談しているので、以前と比べてコミュニケーション量がすごく増えているそうです。
金常務は仕事をすごく楽しんでいるように見えます。そして、熱い。この気持ちや想いが、既存社員、これから入社する新卒社員にもっと伝わるといいなと感じました(インタビュー中村)