今週は株式会社ワールドの石川直史社長に登場いただきました。
後編では新卒採用を始めた経緯、そして今後のビジョンをお聞きしました。
それではどうぞ!

TOPから学ぶvol.81
株式会社ワールド 石川 直史社長 後編

ワールド様

株式会社ワールド http://www.world-g-staff.co.jp/index.html
代表取締役社長 石川 直史 氏
創業である父の跡を継ぎ、株式会社ワールドの代表取締役に就任。京都府でパチンコホールを5店舗経営。他にもカフェやカラオケ・ビリヤード店も経営している。

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―御社では現在新卒採用をされていますが、新卒採用を始めるにあたっては、大きな決心と本気が必要だったと思いますが、そのキッカケはどのようなものでしたか?

よく新卒採用に踏み切ったのはすごいと言われますが、会社が生き残るには、新卒採用しかなかったんです。
当時の亀岡市は田舎ということもあってイメージが悪かったんです。なので、そもそも採用自体が全然うまくいきませんでした。たとえ面接に来て頂いても、志の低い方ばかりでした。
だから今後の会社を考えると、もはや新卒採用以外に選択肢はありませんでした。新卒採用しないとダメになる、経営実務をこなさないとダメになる、営業部長にならないとダメになる…私も会社も、「経験をしないと成り立たない」つまり、絶対にやらないといけない状況におかれていたんです。でも後回しにせず、これらを経験してきたからこそ、今の会社、今の私があります。
新卒採用開始当初は学内セミナーに行っても学生は来てくれず、全く採用できませんでしたけどね。新卒生が入社に至るまでに時間はかかりましたが、辛いというよりむしろ、すごく楽しかったです。

―新卒採用の開始などで会社がどんどんと変わっていく中、社員のみなさんは不安に思っている部分もあったのではないでしょうか?

私がいろいろな職務に関わりあいながらリーダーとしてというより、同じ歩幅で一緒に歩んでいくよう努めました。
例えば低貸については色々な考え方を持つ者がいましたが、「遊びの方向性を決めるのは私達ではない、お客様が決めるんだ」と言って納得させていきました。その時その時で遊びのニーズが変わっているのですから、それに応えてあげられる提案をすることが、私達の役目であり、信念であると伝えていき、皆から賛同を頂きました。
しかし、新卒採用については組織的な不安がありましたね。年間で1,2名採用できるようになってくると、組織が若返り、いい傾向にありましたが、人材育成の面は重点的な改善が必要でした。社風として協調性が高く、ファミリーのような会社だったので、しっかりとした育成制度というものがありませんでした。上司部下という関係ではなく、家族同然でしたから。ここは変えないていかないといけないと感じ、今も取り組んでいます。

―人材育成は具体的にどのようなところを意識されて、改革されていますか?

目標は「一人でも生きていける人間に育てること」です。つまり、人間力を高めるよう努めています。
例えば愚痴を言う人はどの会社にもいるかと思います。でも上司が部下に対して会社の愚痴を言っている姿を見せてはいけないと考えています。人徳を持って部下に接してほしいんです。
上司となる社員には指導力・育成力を身に付けてもらわなければ、会社の将来はありません。
特に、高卒採用をしていると、この部分は顕著に表れます。上手くいくサイクルができあがれば、かなり成長します。逆にできなければ離職につながってしまいます。
ですから、以前は私自ら新入社員の教育担当をしていました。でもそうすると、上司の存在が軽薄になり、上司を飛ばして何でも私の所に相談に来るようになりました。なので今は後方支援のような立場で見守るようにしています。

私は設計士時代、上司にとてもお世話になりました。仕事の話だけでなく、プライベートの事まで親身になって相談に乗ってくださり、教え、導いてくれていました。
パチンコ業界にも「人に興味がある」「人材育成は得意だ」と言う方は多いと思います。しかし、しっかりその人に興味持って、将来までの支援をしてあげられている人は少ないと思います。でも、それに気づくのはかなり難しいです。現実、部下を自分の手足や奴隷のように扱う者は多いでしょうしね。
人間力を高めることは、今後の会社に有益になると確信しています。「実現できない夢はない」という信念を持って、会社の発展のため、人材育成のところはこれからもがんばっていきます。

―石川社長ご自身の今後の夢や目標はありますか?

会社としても、私自身にとっても、採用活動は転機になりました。これからはもっと注力して取り組んでいきたいと考えています。
私の夢は、ワールドの社員が、ワールドに入社したこと、ワールドで働いていることを誇りに思い、同世代の中でも社会人として、人として秀でているような人材に成長してくれることです。

―パチンコ業界はマイナスイメージを持たれがちなため、採用活動をしても学生が集まらず苦労されている企業様は多いですよね。

少しずつよくはなっているものの、パチンコ業界へのマイナスなイメージはまだありますね。働くことを親が反対したり、結婚式に社長も上司も呼ばなかったり、結婚したら子供のことを考えて退職したりする人がいます。
でも私はパチンコ業界は魅力にあふれていると思うんです。例えば、方程式が通用しないことも、この業界の良いところです。ゲームセンターには流行の方程式があります。大型店で、きれいで、台数が多くて、他よりも長く安く遊べるといった、最低限のお店繁盛条件があります。しかしパチンコは、大型店でも経営に失敗する場合もあれば、小型店でも大成功する場合もあります。パチンコ業界には「絶対的ノウハウ」が存在しないのだと思うんです。だからこそ、やりがいもあるし、いろんな面でこの業界にはまだまだ魅力があります。それを伝えるのも経営者としての役目だと思っています。

―石川社長は、業界のイメージを向上させるためには、何が必要だと思われますか?

パチンコ業界全体が結束していかなければ業界のイメージは変わらないと思います。そして、それよりもまず、一企業の価値を高めることが大切だと考えます。
私はダイナムさんのCMを見て、私達の見本だと感じたんです。

街と生きるパチンコ。「母への手紙~社会貢献~」篇

http://youtu.be/LM_oEJFqK7A

このCMからは、業界を変えようというより、まずは自社を変えようというダイナムさんの想いを強く感じました。1社1社がどこよりも価値ある企業になれば、自ずと認められる業界となると思います。
私も、ワールドという会社に働いていることも、働いていたことも、各個人の中で価値を見出してくれるよう色々なものを提供していこうと考えています。「私、ワールドで働いていたんだ」そう言ってもらえたら最高じゃないですか。さらに、その家族・友人に幸せを与えられた時、あるいは地域に幸せを提供できた時、それが会社にとっての幸せです。
そのためには、従業員にも地域住民にも、しっかりとメッセージを伝え、信頼関係を築いていくことが必要です。そうすることで、企業価値が高まっていき、夢や目標の実現にも近づくと思います。ワールドで言うと、採用活動を続けていくことで、雇用を生んでいることが地域に貢献していると築けた時が、価値創出できた時だと思います。

―では、その従業員に向けたメッセージをお願いします。

もっともっとお互い成長していきたいですね。共に歩んでいく仲間なのだから、同じように感じ、同じように成長していって欲しいと強く願っています。そして、その立場を十分理解し、企業経営に参加しているという意識を持ち、企業の成長と社員の成長がリンクし続けてほしいです。
未来の自分に自信を持って会う!そんな自分になれるよう高い視点を持っていけば、ワールドは今よりももっとより良く、もっと早くステップアップできると思っています。

―最後に、今同じパチンコ業界で働く仲間に向けたメッセージもお願いします。

この先どうなるかはわかりませんが、パチンコは内需特化型ビジネスモデルとして一番大きな産業であることは事実です。みんなが誇りを持ち、堅実・真摯にしていけば、絶対に万人に認められる業界になると信じています。お互い切磋琢磨して頑張っていきましょう。

―ありがとうございました!

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