今週のトップインタビューは晋陽グループの河本常務です。
レジャー事業、フード事業、ニュービジネス事業と多岐に渡って展開する晋陽グループさま。河本常務は関西を中心にパチンコホール13店舗を経営するレジャー事業部の統括をされています。
取材中は「人見知りなので・・・」とおっしゃっていましたが、常務の親しみやすいお人柄で社内の雰囲気はとてもよいと感じました。
次世代のニューリーダーとして今どのようなことを考えられているのか??
後編は常務就任から、今後の目標などのお話です。それではどうぞ!

TOPから学ぶvol.73
晋陽グループ 河本 成佑常務 後編

晋陽グループ
常務取締役 河本 成佑 氏
http://shinyo-grp.co.jp/
東京農業大学卒業後食品メーカー、台販売業者を経て、父が経営する晋陽グループに2009年入社。2013年に常務取締役就任。現在はレジャー事業部を統括する。

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―御社の場合はどちらかというと本部主導というよりも、店舗の意見を取り入れていく方が多いのでしょうか?

そうですね、私が13店舗全部を見られるわけじゃないですからね。
営業の方向性は次長や課長が決めて、それを私が確認していますが、店舗の意見も聞くようにしています。結果が出ていないのに毎回同じことをやっているときはさすがに言いますが、それ以外であれば基本的に店舗からの意見にノーは言わないです。営業会議でも私はできるだけ話さず、店舗長に話させようとしています。

―店舗長の方々とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

店舗長はみんな私より年上なんです。私より業界経験も人生経験も長いわけですから、敬意を払いたいという気持ちがあります。だからあまり怒れないです。だめだって言われますけど(笑)。
敬語は使いますし、教えてもらおうという感覚の方が強いですね。「こうしなさい」という風に決定事項はあまり言わないです。こういうのはどう?と投げかけます。私がいいと思ったとしても、店舗長の方が現場をわかっているので、彼らがだめだと思ったらやらなくてもいいと思っています。

少し前にある店舗長から、『常務と話しづらくなりました』と言われたんです。『今はそんなことないので言えるんですけどね』と言ってくれましたが、そういう状況をつくってしまったことがよくなかったなと思いました。もちろん目標に対する結果はシビアに見ないといけないとは思っていますが、店舗長が話をしやすい状況をつくるのも私の仕事だと思うんですね。だから仕事の話だけでなく、いろんな話をします。私はまだ結婚していないので、「結婚ってどうなんですか?」と聞いたり(笑)。娘さんの誕生日プレゼントを一緒に買いに行ったこともありますよ。

―会社全体としても、マイナビなどにも「雰囲気がいい、人がいい」と書かれていますよね。

そうですね、年齢層が若いというのもありますけど、全体的に雰囲気はいいですね。店舗の雰囲気がいいのは店舗長たちがひとつのお店を任されている以上、スタッフが楽しく働けるようにしてくれているんだと思います。

―現状、特に取り組まれていることは何ですか?

社員に私が教えられることは全て教えたいと思います。そのためにも勉強しないといけないなと思っています。彼らも自ら勉強することはできますが、私ほど自由にいろんな勉強会に参加できるわけではないと思うんですよ。ですので私が業界外のこともたくさん勉強して、彼らに伝えられることを増やそうと思っています。
私は社員が転職したときに、ここで学んだことを活かすことにまったく抵抗がないんですよ。逆に晋陽で働いていましたと言ったら「すごいところで働いていたね」と言われるような会社にしたいです。

―常務の今後の目標は何ですか?

社長が叶えられなかった夢を叶えることです。それが何かはまだ言えないんです。今の段階では空想のような話なので、社員にも言ったことはないです。常務になったときに全社員の前で話す機会があったのですが、「社長と約束したことがあります」ということだけ言いました。叶えられる自信がついたらみんなに話すようにしようと思っています。

―それは社長からお話があったのですか?

はい、社長が以前酔っ払って帰ってきたときに部屋に呼び出されて、自分の代では叶えられなかった目標だと話してくれました。社長自身は覚えてないかもしれませんね。でもその当時の私は、この会社をどうしたいという明確なものは持てていなかったので、その話を聞いて、即座にそれを自分の人生の目標にしました。

―社員の方に今一番伝えたいことは何ですか?

楽しく仕事しましょうということです。やっぱり会社はなんだかんだ人ですからね。彼らが楽しく働ける環境がつくれるようにしたいと思っています。楽しくないと言われるのが一番辛いです。

―そのような考えはいつ頃から持たれるようになったのでしょうか?

昔からですね。私自身、これまでの人生で何かを途中で投げ出したことはないんです。それはなぜかと考えると、楽しかったからなんです。だから社員にもここで働くことが楽しいと感じてもらいたいです。
先日退職する店舗長がいたので、ちょっとびくびくしながらうちで働いていて楽しかった?って聞いたんですよ。そうしたら『はい、すごく楽しかったです』と言ってくれて嬉しかったですね。
これは食品メーカー時代の社長に教えられたことですが、社員のモチベーションをつくってあげるのは社長の仕事だし、経営者にしかできないこと。モチベーションを上げるかどうかは本人次第ということです。
今それが全てできているかというとそうではないと思いますが、常に念頭に置いています。

―座右の銘はありますか?

裏切らないということですかね。私は自分1人では何もできないので、いつも誰かに世話をされてきた人間なんです。わがままなんですよ(笑)。いつも世話してもらっている分、誰かに嫌な思いをさせてまで自分がいい思いをしたいとは思わないです。
例えばもしいい物件があったとしても、近くにお世話になっている方のお店があれば黙って出店はしません。話をした上で、その方がだめだと言ったら出店しないと思います。社長もそうしてきたというのもありますね。

―では最後に読者の方にメッセージをお願いします。

まずはスタッフの方、特に弊社のスタッフに伝えたいことですが、楽しく働いてもらいたいです。この業界から離れることがあるかもしれませんが、ここで働いたことが人生の役に立つこともあると思うんですね。それはパチンコの知識という意味ではなく、人と接する仕事という意味ですが、楽しく働いた方が得られるものも多いと思います。

店舗長クラスの方に伝えたいのは、もっとがちがちやりあっていいのではないかということです。同じ業界の仲間であり、お客様を取り合うライバルですから。勝ったときは仕事を一生懸命した結果だと思うんです。私が西成店で店舗長をやっていたときも、近くに社長の知り合いの店がありましたが、そこには絶対負けたくないという思いでやっていました。店舗長の方は経営者同士の関係なんて考えず、よきライバルとして戦ってほしいです。そうすることで絶対に仕事は楽しくなってくると思いますし、業界が生き残れるヒントも生まれてくると思います。

最後に、経営者の方々にはいろんなことを学ばせてくださいと伝えたいです。今はほとんどの方が私よりも年上で、経験も豊富な方ですが、後々は私がその立場になります。この業界を発展させていくためにも、私が50代60代になったときに次の若い世代に教えてあげられるように、たくさんのことを学ばせていただきたいと思っています。

―ありがとうございました!

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