こんにちは、パック・エックス通信のはしもとです。
後編では、文常務にとっての喜びや座右の銘、社員の方への想いなどをお届けします。
常に正直で分かりやすく、という文常務の考えがたくさん散りばめられていて、今回の取材は気づいたら2時間以上が経っていました。全てをお伝えしきれないのが残念ですが、ぎゅぎゅっと凝縮してお届けします^^

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TOPから学ぶvol.69
愛染興業株式会社 文 基源常務 後編

 

愛染興業株式会社 http://aizen-p.com/
常務 文 基源 氏

―文常務にとって良い人材とはどのような人ですか?

アイゼンに入ってくれる人で、一番重要なのはやる気なんですよね。もちろん中途社員となると希望する役職に相応なスキルはいるんですけど、やっぱり「やってやろう」っていう気持ちがあるかないで全然違う。
私は責任を口にする人があまり好きじゃないんですよ。「これが駄目だったら責任とって辞めます」とか。辞めることが責任をとることにはならないですから。
だったら「責任を取らなくて済むように頑張ります」と言ってほしいですよね。責任は上司にとってもらうから、自分は精いっぱい頑張るだけと思ってくれる人が私の思ういい人材です。

それから、上司だろうがなんだろうが、おかしいと思うことはおかしいと言ってくれる人。一番困るのは私が言ったことに対して何もリターンがない時。異論がある場合は、強く言い返してくれる人の方がいい人材に見えます。否定されたら、その否定を乗り越えるために考えますよね。それが議論じゃないですか。やっぱり社員と普通に話がしたいし、議論したいんです。

―常務にとっての喜びとは?

社員が会社のことを良く言ってくれる事です。あとは「常務の人柄があったから入りました」って言われた時は涙が出ましたね。どちらかというと、会社業績よりも人です。月並みですが、やっぱり会社は人なので、この会社にいることが、各々の質を高めていくことに繋がれば、それがベストだと思います。それがなによりの社会貢献だと思うんですよね。
私は、人間って所詮自己満足だと思っているんです。だから、どうせ自己満足するんならみんなに喜ばれる自己満足の方がいいでしょ、っていうだけの話なんです。たとえば、寄付したりすると売名がどうこうとか言うじゃないですか。でも実際お金を出してる。売名して自分の利を追って、その結果そのお金で助かった人がいるんだったらそれでいいじゃないのって思うんです。やっぱり人間は100%分かり合えることなんてないんです。だから、一番良い自己満足を目指そうというのが僕の考えですね。

―座右の銘はありますか?

言葉だけ聞くとちょっと印象悪いんですが「信用しても信頼するな」ですね。
自分自身の問題です。その相手が信用に足る人物かどうかという話ではなくて、信じて用いることはいいけど、信じて頼っては駄目だってことなんです。自分の成長も止まるし、その人に丸投げすることになるのでどっちも良くならないですよね。
この辺りは社長の話を子どもの頃から聞いていて出来あがっていったものだと思います。

あと、これは座右の銘ではないのかもしれませんが、「自分が経験していない事を否定するな」というのもあります。逆に言うと「なんでも経験しよう」ということです。
自分で経験したこともないのに否定する人がいます、やったこともないのに否定するのはおかしな話じゃないですか。否定したいんだったら自分がまずやってみて、フラットな目線で話をしないと相手も納得しません。そういう風にみんなにも思ってほしいんです。やらない理由を並べるよりも、まずはやってみたら?と思います。
これについては、自社で仕事をするようになってから特に思うようになりましたね。大都販売にいたころは先輩に飲みに誘われても断っていました。自分が好きなパチンコとか、漫画喫茶とかにばっかり行って、世界が狭かったんです。今は初対面の人とも積極的に会うようにしています。やってみると案外悪いことなんて全然なくて、良いことの方が多いんですよね。だから自分の取り組み次第だと思うんです。会社でもそういうことを実践できるように、少しずつ取り組んでいくつもりです。

―では、今働いている社員やスタッフさんにどういう人になってほしいですか?

難しいですね…。なんとなく生きてほしくないなというのはあります。自分が関連するであろう法律や政治にも興味を持って欲しいですし、選挙にも行って欲しいです。夢が大きかろうと小さかろうとなんでもいいので、何か目的を持って自分の人生を考えてほしいと思います。
その結果、うちの会社じゃなくてもいいんですよ。うちが繋ぎだったら繋ぎだって言ってくれてかまわない。でも、だったらちゃんと繋ごうよ、と。お金を貯めるんだったら、もっとお金をもらうために何をしたらいいとか。仕事自体をどうして欲しいというより、自分自身がしたい事や目標を軸として持ってもらえば、結果的に会社のためにもなるのかなって思います。

―今は目的をもたない人も多いと思いますが、その人に目的を持ってもらうには?

目的がないのであれば、好きなことを徹底してやってみること。そうすると、違うものが見えてきたり、自然に興味が移ったりすると思うんです。そうやって、個人のフィールドを拡げていく。
なんとなく型にはまっているという状況を崩せれば、人間って案外自分でいろんなことを見つけるものだと思ってます。

―常務自身はどんな人になっていきたいですか?

やっぱりプライベートと仕事をしっかり両立出来る人間になりたいですね。私は社員の人生にとってのメインが仕事だと思ってないんです。もちろん私自身はメインですけど、社員はプライベートのための仕事だと思っています。今でもプライベートを犠牲にしている人も、その逆の人もいるんです
けど、私にはバランスが悪く映ります。そういう人が私の生き方を見て、こういう形でやったら人生楽しそうだなって思ってもらえる人間になりたいと思ってます。単純に、誰から見てもいい生き方しているなと思われたいなというのはありますね。

―ありがとうございます。では最後に、業界で働いている方々へメッセージをお願いします。

一言でいうと、もっと業界の事を考えて欲しいということです。もちろん自分の会社や個人の利益はあるんですけど、せっかくパチンコ業で飯を食ってるんだったら、業界自体が良くなるにはどうすればいいか、ということをすべての人に考えて欲しいですね。それさえあれば業界は安泰ですから。

私はやっぱり文化としてのパチンコが好きなんです。「ホール」ではなく、「パチ屋」が好きなんです。地域性も出ますし、各店の色も出しやすい。今の「ホール」という形は、資本が上に立つような図式になっているのであまり好きじゃないんですよ。小規模で営業しているところを、特にメーカーさんには大事にして欲しいですね。
「文化としてのパチンコ」を自らが支えてるんだという意識をみんなが持って欲しいなと思います。

―文常務、ありがとうございました!

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