企業理念策定サポート


企業理念策定サポート

 

以前パック・エックスが、株式会社ノースランド様の企業理念策定をお手伝いをさせていただいた経緯について、澤田専務にお話をお伺いしました。

 企業理念

企業理念をつくりたい

ノースランド様から企業理念のご相談を頂いたのは、2004年のことでした。

澤田専務
「パック・エックスさんにご相談したのは、ちょうどノースランドが設立30周年のときでした。

その頃の当社を一言で表すなら“ばらばら”。
会社の想い、ビジョンが伝わっていないと感じることが多く悔しかったです。

企業理念をつくろうと考えたのは、このままではまずい!皆のベクトルを合わせないと!と考えるようになったからです。

例えばスタッフが仕事をしやすいように、という想いを持ってマニュアルを改訂したとします。ですがその想いが伝わっていなければ、スタッフとしては単に“仕事のやり方を変えなければいけない…。面倒だ。”ということになりかねません。

想いを企業理念という形にし、会社は常に理念を目指しており、理念があるから会社はこう変わってきた、変えていくということをもっとわかりやすく伝えたいと考え行動しました。
時代が変わっても、何年たってもぶれない会社の背骨となるものとして、企業理念をつくりたかったのです」

パック・エックスは“パートナー”

企業理念を策定するにあたってまず行ったことは、澤田専務が大切したい想い、考え、ビジョンをヒアリングするということでした。

約3か月に渡って打ち合わせを重ね、理念をつくりあげていきました。

「考えていることを形にする難しさを感じましたね。
理念ができあがるまでに3か月かかりましたが、その間パック・エックスさんとは毎日のように話をしていました。
共に悩み、共に笑い、楽しみ定期的に富山県にも来ていただき、ある時はファミレスで何時間も話しこんだことを覚えています(笑)。
自分のことのように当社のことを考えてくれるパック・エックスさんは私にとって“パートナー”です。
私の考えを話し、「それはこういうことですか?」「これとこれは繋がりますよね?」と質問してもらいながら、共に私の考えを整理し、言葉にしていきました。

策定を始めてから1か月で、たくさんある大切にしたいことの中から、ある程度考えが固まりました。
ですが、そこからがまた長かったですね。それをどういう言葉で表現すれば伝わるのか、何度も何度も話し合って決めていきました。

そうして最終的に決まったのが“感謝と対話”でした」 

14年デザイン 企業理念

企業理念による社内の変化

ノースランド様が“感謝と対話”という企業理念を策定してから9年がたちました。会社にはどのような変化があったのでしょうか。

「企業理念を策定したことによって、まずは私自身が人として強くなりました。
決断しなければいけない時、壁にぶち当たった時、理念を思い出し、企業理念が解決するための判断基準となりました。
やはりつくってよかったと今も感じます。

ですが、理念を社内に浸透させることは簡単ではありませんでした。
実はパック・エックスさんには一緒に企業理念の策定を進めている時から「会社が変わることで、結果的に既存の社員が辞めるということもあります」と言われていたんですよね。
確かにそうかもしれないとは思いながらも、私としてはできるだけ皆とこれからも一緒に頑張りたいと思っていました。

ですから、私がどんな想いで理念をつくったか、これからどんな会社にしていきたいか伝え続けました。
結果的には辞めていく人も多かったです。
正直つらかったですが、理念に共感して私と一緒にやっていきたいと言って頑張ってくれる人を取るのか、そうじゃない人を取るかといったら、前者になりますよね。
そうじゃなければ頑張っている人が報われないのでもう割り切ってやっていくしかありませんでした。

当時はパック・エックスさんにもよく「どう伝えれば、伝わるのか」ということを相談していました。
心が折れそうになると、理解してくれている仲間を思い出し、一人じゃないんだと自分に言い聞かせていました。

また、新しい人が入ってきてくれたことも随分力になりました。
企業理念に共感して入ってきてくれた方たちなので、私の想いも伝わりやすく、新しい風になってくれていました。」 

スタッフ自ら発案してくれた「行動指針」(意識共有理解 全社員が守るべき項目)

「2007年には、理念を具体化する店舗としてKING OF NORTHLAND富山店をグランドオープンしました。
オープンにあたって、スタッフ自ら、「理念を具体化するためにも行動指針をつくりたい」と言ってくれたんです。
これがきっかけとなって、皆で行動指針をつくりました」

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理念浸透のターニングポイントになった“スマイルプロジェクト”

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企業理念策定後、様々な変化があったノースランド様。
その中でもターニングポイントはどこにあったのでしょうか。

「一番のターニングポイントとなったのは、2010年に発足したスマイルプロジェクトです。
目的は、“感謝と対話”という企業理念の浸透です。

みんなが笑顔で働けて、お客様にも笑顔になってもらうにはどうすればよいかを皆で考えようと始まりました。
具体的には、スマイルプロジェクト委員会の組織下に、「クオリティー委員会」と「サービス委員会」を立ち上げました。所属の有無は店舗判断にまかせています。 

クオリティー委員会では、
・お客様に喜んでいただく為の店舗づくりや店舗空間の提案と改善
・業務を円滑に進める為のオペレーションの提案と改善
・各店舗設備の管理・修繕
・グループディスカッション
といったことに取り組んでいます。

サービス委員会では、
・本気の朝礼
・グループディスカッション
・接客向上に伴う提案と改善
・サービス、マナー講座
・一体感ゲーム
などを行っています。 

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現在では意欲的に取り組んでくれていますが、最初から全員がそうだったわけではありません。
まずは私たちトップが率先して活動に参加し、なぜ、こういった活動をするのかを伝え続けていきました。 
それから意欲的に取り組んでくれる仲間たちは皆、企業理念に共感し、それを基に行動しようとしてくれている人たちだったので、そういう人たちを評価し、伸ばしていこうと思いました。
活躍している仲間たちの姿を会社として応援することで、賛同してくれる仲間が増えると考えたのです。
そうやって徐々に社内にスマイルプロジェクトへの理解が浸透していきました。」

※写真はスマイルプロジェクトの決勝大会であるスマイルコンテストのときのもの。
スマイルコンテストの開催レポートはこちら

活動を通じて企業理念を体感する

ノースランド様では、スマイルプロジェクトの一環として、スマイルプレゼントという活動を行っています。
これは店舗でお客様から寄付して頂いたお菓子を、富山県内の各施設にお届けする活動です。
ただお届けするだけでなく、スタッフが紙芝居や読み聞かせ・ダンスクイズ・ペットボトルボウリングなど各施設にあった催し物で、子ども達やお年寄りと触れ合う時間を持っているそうです。
これも理念である“感謝と対話”を具体化するひとつの施策です。

「通常の業務を行いながらの活動なので、けっこう大変だと思うんですね。
ですが想像以上の感動があり、考え方が変わったと言ってくれる店長やスタッフもいます。

活動を続けていくうちに、参加するだけだったところから、自分たちはこういうことをやってみたい!!と積極的に意見を出し、楽しんで取り組んでくれるようになってきました。 

活動内容を社内報やブログ、Facebook等に載せているのですが、そこに載ることがスタッフにとってはモチベーションになっているようです。
店長になると各所に載る機会もありますが、一般スタッフはなかなか機会がないので、嬉しいようです。

社内報に出ると周りから声をかけてもらえるそうで、そこから“対話”が生まれ、新しい仕事のアイデアも出てくるそうです。」

企業理念は業績向上につながる

ノースランド様は2009年にリニューアルオープンしたKING OF NORTHLAND魚津店を機に、組織改革が一気に進み、業績も伸びてきています。

「私は人”を大切にしたいと考えてこれまで経営を行ってきました。
スタッフに業務はしっかりとやってもらいたいですが、それだけでなく“人”としての成長をしてもらいたいと考えています。

たとえば挨拶にしても、マニュアルにあるから挨拶するのではなく、まずはなぜ挨拶するのかを考えてほしいのです。
そうすることで心を込めた挨拶ができるようになります。
心を込めた挨拶ができると人として成長し、愛される人になり、愛される人がいる店舗は皆様に愛される店舗になっていきます。

以前、協力会社様が来社された時に会社の雰囲気が随分明るくなったと言われたことがありました。
その時の言葉はジーンと心に響き、正直うれしかったです。
企業理念をつくり、スマイルプロジェクトを通じて社内に浸透していくことで、皆のベクトルが同じ方向を向くようになりました。
仲間意識が強くなったことでコミュニケーションを取る機会が増え、“感謝と対話”という精神が社内に根付いてきているのを感じます。

私はこの9年間で、企業理念と業績は一見関係ないようでいて、とても密接な関係であるということを実感しました。
9年前はここまで来られるなんて想像もできませんでした。
あきらめないで皆に想いを伝え続けてきたから今があるのだと思います。
そして、企業理念の浸透に尽力してくれた皆、私の想いに共感してついて来てくれている皆に本当に感謝しています。」


 

【関連ページ】
・ノースランドスマイルプロジェクト決勝大会レポート 
・TOPから学ぶ 株式会社ノースランド澤田専務

 

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